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16,100
前)(次) (審査請求及び再審査請求) 第189条 社会保険審査官に対する審査請求等 行政不服審査法の特別法を構成 その他:「行政不服審査法」により、異議申立てを受け付ける。 関連法 189
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前)(次) (任意継続被保険者の保険料の前納) 第165条 165
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前)(次) (労働協約の効力の発生) 第14条 労働組合と使用者又はその団体との間の労働条件その他に関する労働協約は、書面に作成し、両当事者が署名し、又は記名押印することによってその効力を生ずる。 14
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法学>民事法>コンメンタール不動産登記法>コンメンタール不動産登記令>コンメンタール不動産登記規則>コンメンタール不動産登記事務取扱手続準則 (申請情報の作成及び提供) 第4条 ---- {{前後 |不動産登記令 |第2章 申請情報及び添付情報 |不動産登記令第3条(申請情報) |不動産登記令第5条(一の申請情報による登記の申請) 4
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本項は、成城大学の入学試験対策に関する事項です。 成城大学は、東京都世田谷区成城にある私立大学です。学部学科にかかわりなく、毎年出題方法はほぼ同じであるのが最大の特徴です。したがって、学部学科にかかわりなく、年度をさかのぼっても演習することができます。ただし、国語の古典の出題は学部によって異なります。配点も、各学部により異なります。 成城大入試の特徴は大きく2つあります。1つは「十分に用意された解答時間」もう1つは「全問記述式」です。 余るほど解答時間が許されていますので、受験生は記述・論述問題を答練し、何度も見直しを行うことができるでしょう。 全問記述式で、解答用紙はマークシートではありません。しかし選択問題は出題されるので、臆病にならなくてもよいです。基礎基本を、正確に記述する慣れが求められます。 英語 毎年試験時間90分間で、大問4題で構成されています。 その内訳は、長文問題1、長文和訳1、文法穴埋め1、英作文1となっています。大問1は3ページの量があり、特に文芸学部の場合はそれを超えることもあります。20字前後の記述式の問題もいくつか出題されます。しかし、前後の英文の中に解答のヒントがあるため、しっかりとその箇所を読み込みができれば解答できるでしょう。選択肢も紛らわしいものもありません。大問2では、長文内の部分和訳の問題が出題されます。指示語を具体的に訳出しさせるのが特徴的です。難しい単語はありませんが、文の流れがしっかりとれるかをみています。 大問3は空所補充問題になっており、中文で出題されたり、短文で出題されたりします。4択問題です。すべて、基礎的なイディオムや構文の知識で処理できます。一部に細かくつづりを問う問題もあります。大問4英作文の問題においても、基礎的なイディオムや、構文の知識で処理できます。学部や年によっては、語順整序問題や長文穴埋め(記述式)となることもありますが、多くは英作文です。 成城大の英語の特徴として、時間が十分に用意されていることが先ず挙げられます。しかしこのことは、受験者全員がていねいに答練する時間を確保できる、ということになります。 国語 毎年試験時間は90分間または60分間で、大問構成は下記の通りです。漢字の読み書きは必出です。また成城大の国語の特徴として、文字数指定の抜き出し問題が多いです。現代文評論に関して、絵図や表を用いて本文理解を問うものがしばしばみられます。 <各学部の大問構成> 日本史 毎年試験時間60分間で、大問5題で構成されています。各学部の特徴を生かしたテーマ史が頻出です。法学部は法政史、経済学部では農業、土地制度の問題がよくみられます。また学部にかかわりなく文化史は必出です。全時代別満遍なく出題されています。大問5では100~120字程度の論述が出題されます。主に近現代の重要キーワードについて論じさせます。 世界史 毎年試験時間60分間で、大問4題で構成されています。西洋史、東洋史ともにバランスよく出題されています。日本史同様、各学部の特徴を生かしたテーマ史が頻出です。学部にかかわりなく文化史は必出です。各学部100字程度の論述が出題されます。 地理 毎年試験時間60分間で、大問4題で構成されています。出題形式も、グラフ、地図、統計、地形図などあらゆる問題が出題されます。知識問題というよりセンスを問う問題が多い印象があります。地理選択予定の場合は、必ず赤本を確認しておくことをおすすめします。 政治・経済 毎年試験時間60分間で、大問4題で構成されています。政治分野、経済分野ともにバランスよく出題されていますが、時事問題のウエイトが高いです。教科書に載っていない問題が多々出題されます。大企業の社長名などです。常にニュースを把握しつつ、大学入試ではなく就職用の時事ネタが書かれたものを1冊用意しておくとさらに安心です。記述のウエイトも高く、論述も出題されます。 数学 毎年試験時間60分間で、大問2題で構成されています。各学部ともに証明問題が頻出となっています。あらゆる問題が満遍なく出題されますが、特に数列、二次関数、三角関数が頻出になっています。 本学の入試問題は、全般的にいわゆる「良問」ぞろいなので、教科書レベルの学習をしっかりと行ってきたか、ということが重要になります。
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法学>民事法>コンメンタール不動産登記法>不動産登記令>コンメンタール不動産登記規則>不動産登記事務取扱手続準則 (買戻しの特約の登記の抹消) 第174条 登記官は、買戻しによる権利の取得の登記をしたときは、買戻しの特約の登記の抹消をしなければならない。 ---- {{前後 |不動産登記規則 |第3章 登記手続 第3節 権利に関する登記 第4款 担保権等に関する登記 |不動産登記規則第173条(抵当証券交付の登記の抹消) |不動産登記規則第175条(信託に関する登記) 174
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法学>民事法>コンメンタール民事執行規則 (執行文付与の申立ての方式等) 第16条 執行文付与の申立ては、次に掲げる事項を記載した書面でしなければならない。 確定しなければその効力を生じない裁判に係る債務名義について前項の申立てをするときは、その裁判が確定したことが記録上明らかであるときを除き、申立書にその裁判の確定を証する文書を添付しなければならない。 第1項の規定は、少額訴訟における確定判決又は仮執行の宣言を付した少額訴訟の判決若しくは支払督促の正本の交付を更に求める場合について準用する。 16
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外国為替の取引等の報告に関する省令(最終改正:平成二一年四月二二日財務省令第三三号)の逐条解説書。
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第5条 著作者の権利及びこれに隣接する権利に関し条約に別段の定めがあるときは、その規定による。 著作権、著作隣接権に関し、条約に別段の定めがあるときは、条約の規定が優越する旨を規定する。 ---- {{前後 |著作権法 |第1章 総則 第1節 通則 |著作権法第4条の2(レコードの発行) |著作権法第6条(保護を受ける著作物)
16,109
コンメンタール製菓衛生師法 製菓衛生師法(最終改正:平成二六年六月四日法律第五一号)の逐条解説書。
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法 (共同訴訟の要件) 第38条 訴訟の目的である権利又は義務が数人について共通であるとき、又は同一の事実上及び法律上の原因に基づくときは、その数人は、共同訴訟人として訴え、又は訴えられることができる。訴訟の目的である権利又は義務が同種であって事実上及び法律上同種の原因に基づくときも、同様とする。 訴えの主観的併合について定めた規定である。 民事訴訟法第7条後段 甲の乙に対する訴訟の係属後にされた甲の丙に対する訴訟を追加して提起する旨の申立ては、両訴訟につき民訴法59条(現本条)所定の要件が具備する場合であつても、乙に対する訴訟に当然に併合される効果を生ずるものではない。 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第1編総則 第3章 当事者 第2節 共同訴訟 |第37条(法人の代表者等への準用) |第39条(共同訴訟人の地位) 038
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([https://www.thelatinlibrary.com/catullus.shtml#29 Latin LibraryのCatullus 29] の前半4行を抜粋してアレンジした。) Quis hoc potest vidēre, quis potest patī, nisi impudīcus et vorāx et āleō, Māmurram habēre quod comāta Gallia habēbat ūnctī et ultima Britannia ? 語釈1 語釈2 語釈3 語釈4 {}内は関係文。 カトゥッルスが、カエサルらを攻撃した諷刺詩の一つからの抜粋である。カトゥッルスは、彼と親交があり、彼と並び称された抒情詩人 カルウス ともどもカエサルらの政治姿勢などを諷刺する詩を書いている。 ここで名前を挙げて攻撃されているのは、カエサルの側近で技師長であった マームッラ であり、カエサルの名前は出てこない。が、ここで掲げた後の箇所も含めて、マームッラを寵童にしていたと取り沙汰されていたカエサルとの男色関係と、縁故による昇進、ガリアやブリタンニアの富を略奪して私腹を肥やしていたことなどが暗に非難されている。 スエトニウスは、後にカトゥッルスやカルウスがカエサルと和解したと記しているが、カルウスの作品は残っていないものの、カトゥッルスはカエサル非難の諷刺詩を出版させている。
16,112
(登録及び登録のまつ消の公告) 第27条 日本税理士会連合会は、税理士の登録をしたとき、及び当該登録をまつ消したときは、遅滞なくその旨及び登録をまつ消した場合にはその事由を官報をもつて公告しなければならない。 (登録及び登録のまつ消の公告) 第二十七条 国税庁長官は、税理士の登録をしたとき、及び当該登録をまつ消したときは、遅滞なくその旨及び登録をまつ消した場合にはその事由を官報をもつて公告しなければならない。 日本税理士会連合会は、税理士の登録をしたとき、およびその登録を抹消したときは、遅滞なくその旨及び登録を抹消した場合にはその事由(業務の廃止など)を官報をもって公告しなければならない。
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コンメンタール>コンメンタール刑事>コンメンタール特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律施行規則 特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律施行規則(最終改正:平成一七年三月四日国家公安委員会規則第二号)の逐条解説書。
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コンパイル時型選択テクニックを用いて型を生成する。 テンプレートは C++ の強力な機能であり、コンパイル時に任意の計算を実行することができる。これはテンプレートメタプログラミングとして知られている。コンパイル時に実行される計算の単純な例として (1) コンパイル時定数に基づく型の選択 (2) 階乗の計算 がある。実際のところ、C++ テンプレートは[http://ubiety.uwaterloo.ca/~tveldhui/papers/2003/turing.pdf チューリング完全]な C++ のサブ言語である。メタ関数(Metafunction)イディオムは C++ でコンパイル時アルゴリズムを記述する基本的な方法である。 利用あるいは再利用しやすいようにアルゴリズムは(コンパイル時に対するものでも実行時に対するものでも)カプセル化するべきである。一般的に、実行時アルゴリズムは、(当然)実行時に呼び出される関数としてカプセル化される。一方メタ関数とは、実行時での関数に対するコンパイル時の類似物である。通常の関数は値やオブジェクトをパラメータとして受け入れ、値やオブジェクトを返す。しかし、メタ関数は型やコンパイル時定数をパラメータとして受け入れ型や定数を返す。 メタ関数はその名に反してクラステンプレートである。メタ関数の実装は大抵テンプレートの特殊化に基づいている。例えば、以下の ''IF'' メタ関数、すなわち実行時の ''if'' 文に対するコンパイル時の同等物を考えてみよう。以下の例では、最初のパラメータの値に依存して、''IF'' メタ関数は ''int'' か ''long'' を返す。 template struct IF { typedef R type; }; template struct IF { typedef L type; }; IF::type i; // は long i; と等しい。 IF::type i; // は int i; と等しい。 以下の ''Factorial'' メタ関数は別の例であり、どのように再帰的な階乗計算アルゴリズムが C++ テンプレートを用いてカプセル化されるかを示す。このメタ関数は型ではなく整数値を返す。 template struct Factorial { enum { value = N * Factorial::value }; }; template <> struct Factorial<0> { enum { value = 1 }; }; // Factorial<4>::value == 24 // Factorial<0>::value == 1 void foo() { int x = Factorial<4>::value; // == 24 int y = Factorial<0>::value; // == 1 } メタ関数(Metafunction)と型生成器(Type Generator) メタ関数(Metafunction)は型生成器(Type Generator)イディオムよりも汎用的なイディオムである。メタ関数(Metafunction)イディオムの意図はコンパイル時計算をカプセル化しようというものである一方、型生成器(Type Generator)は型の指定を単純化しようというものである。コンパイル時計算の結果として型を生成するメタ関数は、より複雑ではあるが、全て型生成器である。しかし、全てのメタ関数が型生成器であるわけではない。例えば、前記 ''Factorial'' メタ関数は計算の結果として整数値を生成し型を生成しない。型生成器と異なり、一般的にメタ関数は コンパイル時制御構造(compile-time control structures)か他のメタ関数を用いて実装される。 [http://www.boost.org/doc/libs/release/libs/mpl Boost.MPL] のようなライブラリが C++ テンプレートメタプログラミングを単純化するために、メタ関数とコンパイル時データ構造の大規模なコレクションを提供している。 高階メタ関数 メタ関数をパラメータとして受け取って計算中に使用するメタ関数が存在する。概念的には、別の関数へのポインタあるいは関数オブジェクトをパラメータとして受け取る実行時関数と同様である。差はメタ関数がコンパイル時にのみ存在する点だけである。''boost::mpl::transform'' がそのような高階メタ関数の例である。 [http://www.boost.org/doc/libs/release/libs/mpl Boost.MPL] [http://www.artima.com/cppsource/metafunctions.html A Deeper Look at Metafunctions] -- David Abrahams and Aleksey Gurtovoy More C++ Idioms/Metafunction |めたかんすう]]
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株式会社の設立(会社法第五編「組織変更,合併,会社分割,株式交換及び株式移転」によるものを除く。)時における定款の作成に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点) ア.設立に際して出資される財産の価額又はその最低額は,定款に記載し,又は記録しなければならない。 イ.設立時取締役の氏名は,定款に記載し,又は記録しなければならない。 ウ.株式会社の商号は,定款に記載し,又は記録しなければならない。 エ.会社が当該会社の設立登記の登録免許税を負担するためには,定款に当該事項についての記載又は記録がなければならない。 2 ア.設立に際して出資される財産の価額又はその最低額は,定款に記載し,又は記録しなければならない。27条4号 イ.設立時取締役の氏名は,定款に記載し,又は記録しなければならない。しなくてもよい。27条38条4項 ウ.株式会社の商号は,定款に記載し,又は記録しなければならない。27条2号 エ.会社が当該会社の設立登記の登録免許税を負担するためには,定款に当該事項についての記載又は記録がなければならない。なくてもよい。28条4号かっこ書,会社則5条4号
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(試験科目の一部の免除等) 第7条 税理士試験において試験科目のうちの一部の科目について政令で定める基準以上の成績を得た者に対しては、その申請により、その後に行われる税理士試験において当該科目の試験を免除する。 税法に属する科目その他財務省令で定めるもの(以下この項及び次条第1項第1号において「税法に属する科目等」という。)に関する研究により修士の学位(学校教育法第104条に規定する学位をいう。次項及び次条第1項において同じ。)又は同法第104条第3項に規定する文部科学大臣の定める学位で財務省令で定めるものを授与された者で税理士試験において税法に属する科目のいずれか1科目について政令で定める基準以上の成績を得た者が、当該研究が税法に属する科目等に関するものであるとの国税審議会の認定を受けた場合には、試験科目のうちの当該1科目以外の税法に属する科目について、前項に規定する政令で定める基準以上の成績を得たものとみなす。 会計学に属する科目その他財務省令で定めるもの(以下この項及び次条第1項第2号において「会計学に属する科目等」という。)に関する研究により修士の学位又は学校教育法第104条第3項に規定する文部科学大臣の定める学位で財務省令で定めるものを授与された者で税理士試験において会計学に属する科目のいずれか1科目について政令で定める基準以上の成績を得た者が、当該研究が会計学に属する科目等に関するものであるとの国税審議会の認定を受けた場合には、試験科目のうちの当該1科目以外の会計学に属する科目について、第1項に規定する政令で定める基準以上の成績を得たものとみなす。 税理士試験の試験科目であつた科目のうち試験科目でなくなつたものについて第1項に規定する成績を得た者については、当該科目は、前条第1号に掲げられている試験科目とみなす。 第2項及び第3項に規定する国税審議会の認定の手続については、財務省令で定める。 (試験科目の一部の免除等) 第7条 税理士試験において試験科目のうちの一部の科目について政令で定める基準以上の成績を得た者に対しては、その申請により、その後に行われる税理士試験において当該科目の試験を免除する。 税法に属する科目その他財務省令で定めるもの(以下この項及び次条第1項第1号において「税法に属する科目等」という。)に関する研究により修士の学位(学校教育法第68条の2に規定する学位をいう。次項及び次条第1項において同じ。)を授与された者で税理士試験において税法に属する科目のいずれか1科目について政令で定める基準以上の成績を得た者が、当該研究が税法に属する科目等に関するものであるとの国税審議会の認定を受けた場合には、試験科目のうちの当該1科目以外の税法に属する科目について、前項に規定する政令で定める基準以上の成績を得たものとみなす。 会計学に属する科目その他財務省令で定めるもの(以下この項及び次条第1項第2号において「会計学に属する科目等」という。)に関する研究により修士の学位を授与された者で税理士試験において会計学に属する科目のいずれか1科目について政令で定める基準以上の成績を得た者が、当該研究が会計学に属する科目等に関するものであるとの国税審議会の認定を受けた場合には、試験科目のうちの当該1科目以外の会計学に属する科目について、第1項に規定する政令で定める基準以上の成績を得たものとみなす。 税理士試験の試験科目であつた科目のうち試験科目でなくなつたものについて第1項に規定する成績を得た者については、当該科目は、前条第1号に掲げられている試験科目とみなす。 第2項及び第3項に規定する国税審議会の認定の手続については、財務省令で定める。 (試験科目の一部の免除) 第7条 税理士試験において試験科目のうちの一部の科目について政令で定める基準以上の成績を得た者に対しては、その申請により、その後に行われる税理士試験において当該科目の試験を免除する。 税理士試験は、一定の条件の下で5つの科目に合格する必要があるが、一度に合格する必要はなく、複数回に分割して受験することができる。これにより試験の結果は1科目ごとに評価され、一度合格となった科目は、その後の試験において免除できることとなる。また、この免除制度に有効期限は無く、税理士試験から除外された科目も免除制度の対象となる。 。
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感染症>新型コロナウイルス ( فيروس كورونا المستجدّ ؛ الفيروس التاجيّ الجديد ) 関連項目 コロナウイルスとは? "SARS" と "MERS" のコロナウイルス 重症急性呼吸器症候群 《SARS》 コロナウイルス 中東呼吸器症候群 《MERS》 コロナウイルス 新型コロナウイルスとは? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS感染症と同じものですか? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状は? 新型コロナウイルスは、どのように伝染しますか? 新型コロナウイルスの検体の検査は、どのように行なわれますか? どのようにすれば、私たちはこのCOVID-19罹患の危険を回避できますか? 新型コロナウイルスからの予防法は? 新型コロナウイルス関連ハッシュタグ 新型コロナウイルス関連用語集 アラビア語版ウィキペディア 画像:ما الفرق بين الإنفلونزا العادية والكورونا.png|インフルエンザとの症状の違い 画像:ملصق الوقاية من الفيروس التاجي COVID-19.svg|COVID-19ガイドライン 画像:FHM-Covid-19-Undvik-smitta-a4-arabiska raster.svg|COVID-19ガイドライン(スウェーデン) 画像:Undvik-smitta-startsidan-spraksidan.png|(スウェーデン) 画像:Protection from covid 19.png|COVID-19ガイドライン(サウジ) 画像:Covid-19-curves-graphic-social-v3-ar.gif|シミュレーション اَلْأُمَمُ الْمُتَّحِدَةُ(ar:الأمم المتحدة) مُنَظَّمَةُ الصِحَّةِ العَالَمِيَّةُ(ar:منظمة الصحة العالمية) يُونِيسِيفْ : مُنَظَّمَةُ الأُمَمِ‮ ‬المُتَّحِدَةِ لِلطُفُولَةِ (注) UNICEF の現在の正式名称は英語ではUnited Nations Children's Fund、仏語ではFonds des Nations unies pour l'enfanceで 「子どもの(ための)国連基金」であり、日本語でも「国連児童基金」などと表記されるが、アラビア語では「子どもの(ための)国連機関」などと表記されている。 COVID-19 の Confirmed Cases (確定症例数)・New Cases (新規症例数)・Deaths (死亡者数)を、Cumulative(累計)・Daily (日別)で、並びに、Globally (世界全体)・Regions (地域別)などで概観 (Overview) することができる。 Confirmed Cases (確定症例数)・Cumulative Cases (累積症例数)・Deaths (死亡者数)・Cumulative Deaths (累積死亡者数)・Population (人口)などの条件をX軸・Y軸・Z軸に選び、Countries, Territories, or Areas (国・領土・地域)を選ぶと、2020年3月6日以降の日ごとの推移を、立体的・動的に比較することができる優れもののグラフ。 世界の国々が、それぞれどのような健康上の緊急事態にあるのかを表示できる世界地図。世界各国がCOVID-19に限らず、さまざまな健康上の危機を抱えていることを知ることができる。 COVID-19 の数々の統計データが掲載されている。 世界全体および国・地域別に、 Total Cases(累積確定症例数)、New Cases(新規確定症例数)、Total Deaths(累積死亡者数)、New Death(新規死亡者数)、Total Recovered(累積回復者数)、Active Cases(治療中の症例数)、Serious, Critical(重症・重篤症例数)、Total Tests(累積検査数)および 1M pop(百万人)当たりの割合、ならびに、Mortality Rate(致死率)、Symptoms(症状の割合)、Incubation Period(潜伏期の長さ)、Transmission(伝染経路)など、詳細な分析がある。
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法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第4編 親族 (コンメンタール民法)>民法第741条 (外国に在る日本人間の婚姻の方式) 第741条 外国に在る日本人間で婚姻をしようとするときは、その国に駐在する日本の大使、公使又は領事にその届出をすることができる。この場合においては、前二条の規定を準用する。 外国における日本人間の婚姻の届出の方式を定めた条文である。戦後の民法改正においても、明治民法の規定(旧・民法第777条)がそのまま受け継がれている。 外国に在る日本人は、この法律の規定に従つて、その国に駐在する日本の大使、公使又は領事に届出をすることができる。 大使、公使又は領事は、前二条の規定によつて書類を受理したときは、遅滞なく、外務大臣を経由してこれを本人の本籍地の市町村長に送付しなければならない。 明治民法において、本条には以下の規定があった。 ---- {{前後 |民法 |第4編 親族 第2章 婚姻 第1節 婚姻の成立 第1款 婚姻の要件 |民法第740条(婚姻の届出の受理) |民法第742条(婚姻の無効) 741
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前)(次) (登記官の識別番号の記録) 第7条 007
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前)(次) (老齢厚生年金の特例) 第8条 08
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法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法 (公園管理団体) 第75条 都道府県は、条例で、都道府県立自然公園に関し自然の風景地の保護とその適正な利用を図るため必要がある場合に、都道府県知事が前章第七節の規定の例により公園管理団体を指定することができる旨を定めることができる。 本条は、都道府県立自然公園においても、国立公園、国定公園の例により、都道府県の条例で公園管理団体を指定することができることに関する規定である。 条例の制定例 知事が団体側からの申請により指定し、指定した場合は公示しなければならないとされている。 ---- {{前後 |自然公園法 |[[コンメンタール自然公園法#75|第3章都道府県立自然公園 ]] |自然公園法第74条(風景地保護協定) |自然公園法第76条(実地調査)
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活用形の部分を隠して、上から順に活用形を当てていく。間違えた動詞はマークしてもう一度覚えるようにする。これを何回か続ければよいだろう。また、紙やタブレットなどに綴りを書いて覚える、いわゆる書き取り練習というものでは英単語を効果的に覚えることができない[https://www.jstage.jst.go.jp/article/cogpsy/2005/0/2005_0_104/_article/-char/ja/ 見崎研志, 仲真紀子. 記憶促進における反復書記の有効性に関する検討. 日本認知心理学会発表論文集. 2005;2005(0):104-.](2022-5-14閲覧)[https://www.jstage.jst.go.jp/article/cogpsy/2006/0/2006_0_171/_article/-char/ja/ 見崎研志, 仲真紀子. 反復書記学習が記憶に及ぼす影響. 日本認知心理学会発表論文集. 2006;2006(0):171-.](2022-5-14閲覧)。入学試験では英単語のスペルを間違えると減点される場合があるが、英単語の綴りにはある程度規則性があるため、英単語の音を覚えておけば単語の綴りはかけるはずだ。 say の過去形(および過去分詞)said の発音は、けっして「セイド」(×)ではない。saidは「セド」と発音する。高校入試でもsaidの発音は頻出。 break は、ほかの動詞と比べて使う頻度は少ないだろうが、この単語自体が2年で習う単語であったり、また、ABC順の変化表では前半のほうに書いてある動詞なので、目につきやすく、よってテストに出やすい。 readの発音は、基本的なことだが、「リード、レッド、レッド」と覚えよう。 補助動詞 do, did, done や、be動詞の変化は、ほぼ確実に試験に出るので、覚えること。とはいえ、すでに覚えてるだろうし、これを後回しにして、他の狙われやすい単語を練習したほうがイイ。 have-had-had は、確実に出る。 swim自体はあまり使わないだろうが、走る run がテストで確実に狙われるので、その関連で swim も狙われやすい。 これらの単語が、2年以上(2年も含む)で習うべき単語とされているので、もし勉強時間が足りない場合でも、せめて原形だけは書きとり練習しておくこと。 fly や win は短いので覚えやすく、なので「暗記できて当然だよね?」というわけで、出題されやすい。 spend は、売買に関する言葉なので、実用性も高く、そのためテストに出やすいだろう。 choose は、「選ぶ」という動詞は実用性が高く、また、つづり がそこそこ難しくて 2年で習う単語として適してるので、そっち方面の理由により、出題されやすい。 lost は、道に迷ったときに「I lost my way.」といったり、会話でも使われる。というわけで、テストで変化形が狙われやすいだろう。 覚えるのが簡単な分、テストでは狙われやすい。
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令和四年度からは、『社会と情報』・『情報の科学』から『情報Ⅰ』(必須)・『情報Ⅱ』(選択)への移行しました[https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/08/29/1376580_3.pdf 今後の学習指導要領改訂スケジュール]平成28年8月26日 中央教育審議会 教育課程部会 資料3。 本書はまだ、『社会と情報』と『情報の科学』当時の記載が中心であることに注意してください。 高校の「情報」教科では、データの圧縮のしくみや、エラー訂正のしくみといった情報科学・情報工学および関係する数学、あるいは関する法律など社会的な知見など、中学より高度な内容を学びます。 単なるマウスの使い方、キーボードの使い方などは中学校卒業までに習っている前提で教科書は書かれています。 大学入試の新共通試験に『情報I』が加わりましたが、内容は情報科学と数学、および関係する法律など社会科的な知識です。基本的にはマウスやキーボードの操作は、共通試験には出ません。国の大学入試センターから共通試験サンプル問題などが公開されていますので、もし疑うなら確認できます(ただし、前提知識になる可能性はあります。ですが学校で普通に実習などをしていれば操作知識については対応できる範囲内でしょう)。 実際、旧科目名の『社会と情報』及び『情報の科学』を踏襲したものになっています。 文科省の指導要領などでは実習なども要求されていますが、しかし大学入試の新共通試験(センター試験)では、けっして直接的には、Officeソフトの Word の使い方とか Google アプリの使い方 などといった実習で遭遇するだろう特定アプリの操作については、出ないことに注意してください。(大学入試センターのサンプル問題で確認できます。) 教科書会社が Word や PowerPoint などの実習用の教材も出していますが、しかしあれは検定教科書ではありません。「副教材」とか「副読本」とか言われる教材です。副教材の内容は、基本的には大学入試には直接は出ません。 出題傾向については、センター試験時代の『情報関係基礎』のような出題を基本的には踏襲していくものと思われます。過去問については、 [https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/ipsjjn/resources/JHK 情報処理学会]で、センター試験『情報関係基礎』の過去問がアーカイブされています。(なお、新共通試験の対応する情報の科目名は『情報Ⅰ』になるものと思われます。) ただし、直接的には共通試験では問わなくても、もしかしたら設問文などの状況設定で、実習のような状況設定にする可能性は今後はあります。 たとえば 次の事例を読んで、設問に答えなさい。 【タロウくんの高校の事例】 タロウくんは、文化祭の紹介ホームページを作る際、つぎのような事に注意してプロトタイプを作りました。(以下略) ・・・ みたいな、実習体験を前提にした複合問題が出題される可能性です。文化祭に限らず体育祭とか部活動とか委員会とか生徒会とか、どこの高校にも基本的には存在するはずの活動なので(養護学校など一部は例外もあるかもしれないが)、いろんな出題パターンの可能性が考えられます。 なので、高校の各所での実習も、ちゃんと参加しましょう。 ほか、指導要領とは別に、文科省のGIGAスクール構想のための大量の公費の補助金によって、公立高校にもICT化の補助金が多く与えられましたので、もはや「わが校は貧乏」というイイワケは通じず、「うちはお金が無くてパソコンの勉強ができなかったので、コンピュータの実習が苦手なんです~」みたいなイイワケは通じない時代になっています。 まあ、ふつうに校内の活動などの実習などに参加していれば、共通試験対策としては、特に問題は無いと思います。あくまで情報I・IIは情報科学などを学ぶ科目ですので。 さらにほか、2020年の新型コロナ問題もあって、学生ならビデオ会議ツールの使い方とか、リモート学習とかも、マジメな学生なら練習してあるはずです。受験対策としては、操作に深入りする必要はありませんが、しかし余裕を見てそういうのも時々は勉強・おさらいするのも良いでしょう。 令和3年度(2021年度)までは、普通科高校の情報科目には『社会と情報』『情報の科学』の2つの科目がありました。 『情報の科学』のほうが技術的詳細について説明されていました。 浪人生の読者へ 『情報の科学』は細かいぶん、初心者には雑多な情報も多く、初心者はまず『社会と情報』から読むことを勧めます。 社会人の読者へ もし大人がこのページを読んでるなら、それら技術者試験の市販の解説書の内容がすでに分かっているならば、ITリテラシーの自学自習の目的としては、旧カリキュラム『情報の科学』『社会と情報』の検定教科書を買う必要はありません。 この教科にかぎらず、基礎的な情報科学・情報工学について自習する場合は、しばらくは検定教科書および参考書(情報Iの共通テスト対策本(センター対策)が出ています)を中心に読んで勉強せざるを得ないでしょう。 書店に行っても、手頃なコンピューター学の入門書が置いてない場合が多いでしょう。浪人生などは、教科書取り扱い店で、高校の情報科目の検定教科書を注文する必要があるかもしれない検定教科書の購入方法については、記事『小学校・中学校・高等学校の学習/検定教科書の購入方法』を参考のこと。。(ただし現役高校生は、学校の必履修科目として『情報I』を習うので、教科書を入学時・進級時などに購入するので、独自の追加の注文は不要です。) いちおう、2024年の現在では、情報Iの参考書は出版され始められているのですが(国の方針などにより新共通試験で国公立大受験に『情報I』科目がほぼ必須科目になった)、しかし高校『情報I』科の参考書市場がまだ始まったばかりなので、参考書のデキは未知数です。 さらに、2022年に情報I・IIに教科が改訂されたばかりなので、まだ参考書は教科の改訂への対応が追い付いていません。 2024年の現在、『情報I』の新共通試験の対策のための参考書が出版されています。高校生は、検定教科書のほかの勉強をしたければ、この参考書を読むのが良いでしょう。 2023年は、情報II の参考書が出ないまま終わりました。高校で『情報II』を習わない多くの高校の人が、どうしても『情報II』も勉強したければ教科書取扱店で注文することになりますが、しかし情報IIは教科書会社ごとに内容のバラツキが多いのが現状(2024年の時点)です。新共通試験(センター試験の後継)には今のところ、情報IIは要求されていません。 初心者むけのPC操作はすでに小中で習っています。高校のパソコン操作は、基本的に、これらで十分です。あまり操作の難しいものは、そもそも学習対象として不適切です。(この科目は、けっして操作を覚える科目ではなく、情報科学を理解する科目だからです。) また、どうしてもPC操作の書籍が必要でも、普通が学校のPコンピュータ室に数冊ほどのPC操作の解説本が置いてありますので、それで十分です。 資格試験と言っても、機器の操作を要求するものや、『ITパスポート』や『基本情報技術者試験』など色々とあります。とりあえず、本節では、『ITパスポート』および『基本情報技術者試験』など、座学的な知識を問う資格について、高校生の学習との関連を述べます。 とりあえず、高校の情報科の学習には、上記の資格試験本は不要です。なぜなら、高校生にとっては(大学生にとっても)上述の資格試験本は、雑多な内容が多いからです。 「基本情報技術者試験」の試験対策本が書店に置いてあっても、中学を卒業したばかりの初心者には、その対策本はレベルが合っていない。また、『ITパスポート』も『基本情報技術者試験』の資格対策本も、初心者にとっては雑多な知識が多く、なぜかというと社会人が細かいIT知識を把握してるかの確認の試験です。社会人にとっては資格試験本の構成は「網羅的である」という長所になりますが、しかし高校生にとっては「雑多である」という欠点になります。よって、高校生にとって上記(『ITパスポート』など)の資格試験本は時間的に無駄です。 理科系の大学生の学習ですら、上記のような資格試験本は、後回しです。どうしても高校生が『ITパスポート』などに深入りしたければ止めませんが、それに高卒就職する人もいるので大学生を手本にする必要もないですが、自己責任で判断してください。 検定教科書と『情報I』参考書を除けば、「基本情報技術者試験」対策本以外に、他に高校生向けの情報科学的な教育内容の書籍が書店に売ってないのが現状です。もしどうしても情報科の検定教科書および参考書が購入できない場合には、「基本情報技術者試験」の参考書を買って読むのが次善の策でしょう。 たとえ「C言語入門」のようなプログラミング入門書が書店に置いてあっても、それらの書籍はプログラミング言語の知識しか解説しておらず、コンピュータの仕組みはあまり説明してない、ネットワークの仕組みも説明していない、などの欠点があります。なので、教科書・参考書も勉強すべきです。 もっとも、余裕があればプログラミングの練習もしても構いません。しかし、「コンピュータの仕組みを説明していない」などの抜けがある事は自覚して、参考書など他の書籍で知識をおぎないましょう。 ほか、書店によっては、Windowsの使い方の書籍とか、そういう特定の商品の使い方の操作マニュアル的な入門書しか置いてない場合もありえます。単なる操作マニュアル本ではせっかく読んでもたいしてコンピュータの理解が身につかないです。 二進数の計算など、この単元には、計算する部分もあります。 なので、検定教科書を見ながらでいいので、実際に紙に書くなどして計算してみましょう。 おそらく入試などでも、計算問題なども問われると思います。 ただし、統計などは膨大なデータを扱うため、手計算は難しいので、そういう単元では数値計算ではコンピュータを使っても仕方ないものです。(数学でも同様でしょう) ただし、式変形などの計算練習は、手で行いましょう。 情報科目はあまり、情報Iと情報IIの境界が明確ではありません。たとえば、ある教科書会社の教科書では情報IIに書かれていた内容が、ほかの教科書では情報Iの教科書に書かれているような場合もあります。 この事は、新共通試験などの受験対策としての学習方法としては、参考書を中心に学習するのが安全でしょう。 情報Iの教科書会社は6社もあるので[https://www.textbook.or.jp/textbook/publishing/high-info.html 『高等学校 情報|教科別発行教科書の紹介|教科書|一般社団法人教科書協会』 2024年02月28日に確認]、参考書を使わずに教科書1冊だけを使うのは入試対策としては危険です。 自分の使った情報Iの会社の教科書では習っていない知識でも、他社の情報Iでは教えられている可能性があり、そのため新共通試験に出題される可能性があるからです。 大学入試センターや各大学は、あなたの高校で使っているたった1社の教科書には合わせてくれません。大学などにとって各社の検定教科書は、6分の1の重みでしかありません。(たとえアナタの人生では高校の授業は1分の1の重みのかけがえのない体験でも、大学側にとっては6分の1以下です。) もっとも、「境界が不明瞭」とはいっても、さすがに高校3年で習うような高度な数学を使うような話題は、情報IIに回されていますが。 学校にも寄りますが、ふつうの高校で導入されているソフトは、けっこう高度です。 たとえば、Microsoft 365 とか、個人で購入しようとすると、買えなくはないのですが、しかし一人でクラウド利用するのは、うまい使い道がなかなか思いつきません。なお、都立校全校が Microsoft 365 for Education を導入しています[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000041087.html 『東京都教育委員会が2022年4月から都立全校に Adobe Creative Cloud Expressを導入』2022年3月24日 14時00分 ]。 ほか、まだ東京限定の話題ですが、東京の全公立高校に、フォトショップなどAdobeのクリエイティブソフトが導入されています[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000041087.html 『東京都教育委員会が2022年4月から都立全校に Adobe Creative Cloud Expressを導入』2022年3月24日 14時00分 ]。 ICT環境には地域差があるので、共通試験では前提知識にはならないですが、しかし個人で買うと高額になりそうなソフトが学校では使えますので、なるべく在学中に操作方法などを練習しておきましょう。 学割(がくわり)とか、一括購入などによる値引きなどによって、学校はソフトウェアを格安で購入しているのです。学生は、この機会を利用しましょう。 無料ソフトはあとからでも使えます。それよりも、高校在学中は、校内の有料ソフトを使いましょう。なお、高校に限らず、大学でも同様です。 Googleアプリは一般向けには「無料」と思われていますが、じつは Google アプリにも有料アプリがあります。 Google Classroom とか Google Workspace とか組織運営系のアプリは有料のものもあります。仮に無料プランを使うにしても、卒業後に個人でこれらを経験するのは難しいので、なるべく学生のうちに積極的に校内のICT活動などには協力しましょう。 もっとも、ソフトウェアは卒業後もお金を払えば買えるので、それよりも部活動・委員会活動などのような高校時代でないと活動の難しい活動のほうを優先すべきですが。とはいえ、ソフト代もそこそこ高いので、時間に余裕のある範囲で、校内のICt活動に協力するのが良いでしょう。 こういう事が分かってくると、プログラミングの勉強でも、Scratch(スクラッチ)とか JavaScript は無料ソフトで実習できるので、勉強はやや後回しで良い、というのも分かります。それよりも有料ソフトの Excelが必要な VBA のほうを優先して勉強したほうが、資金的にも効率が良いです。もっとも、人工知能ブームで Python のほうを習う高校も多いかもしれませんが。 『社会と情報』では、以下の話題を説明していました。 色のRGBとCMYKについて。 エラー訂正のしくみ。 暗号化の原理をシーザー暗号を例にして説明。鍵暗号についても紹介。計算量的安全性を持つ暗号などについては紹介せず。 電子署名やファイアウォール、SSLなど、セキュリティに関する技術や用語など。 著作権法など。 フィッシング詐欺などサイバー犯罪の手口。 ---- 表計算ソフトの使用法について、巻末などで紹介。 『情報の科学』では、さらに以下の話題を説明していました。 CPUのレジスタにおけるREADやWRITEやADDなどの処理アセンブリ言語を扱っているが、しかし「アセンブリ」の用語は教科書にはみられない。。 公開鍵暗号や共通鍵暗号の初歩(計算量的安全性を持つ暗号概論)。さらに発展項目としてRSA暗号の原理が紹介されています。 さらにリレーショナルデータベースの「結合」「射影」などの処理の用語も紹介。 表計算ソフトの、加法、減法や総和など、の基本的な演算のしかた。 統計数学の「分散」「標準偏差」などを、表計算ソフトを活用して計算する方法。 統計の結果を、円グラフや棒グラフなどで、表計算ソフトを活用して表示する方法。 JavaScriptなどスクリプト言語を例に、アルゴリズムやフローチャートなどの説明。 プログラミングの、if文やwhile文やfor文などの制御構造を、JavaScriptやエクセルマクロなどのコードを通して実例を紹介。 プログラミングの、「配列」機能。 HTMLについて。マークアップ言語。 WIKI(ウィキ)システム。 ---- 一部の教科書 一部の教科書日本文教出版では、XMLを紹介。 一部の教科書では「Hello world」文を、C言語やPythonやVisualBasicやPHPやRubyの例文で、巻末にて紹介。 「PDCA法」とか、あまりコンピュータと関係のない話題も、これら情報科の科目の教科書では、扱われています。技術系の試験などに出てくる用語なので、そのような用語も覚えておきましょう。 コンビニエンスストアの「POS」システムなどの社会科でも習う用語も情報科では習います。 C言語やBASICなどプログラミングについては普通科の旧「情報」科(『社会と情報』『情報の科学』)では習っていません。ただ「C言語」という名称だけなら紹介している検定教科書がありますし組み込みソフトなどでC言語が使われる用途もある事も検定教科書で紹介されています。 また、BASICで書かれた簡単なプログラム文は中学校の技術科で紹介されています。 ただし、情報I・II時代の新・情報の検定教科書は、pythonまたはJavaScriptまたはVBAなどに対応しています。 しかし、使用言語が統一されていないなどの問題もあり、共通試験ではそれら特定の言語の知識は問われません。共通試験では、実在しない架空のプログラミング言語「DNCL」が使われます。一説には、「大学入試センター言語」 Daigaku Nyuusi Center Gengo の略だろうとも言われています。 高校レベルの初心者にとって、プログラミング言語の文法を完全に習得するのは難しいことです。なぜなら、高校生活では他にも5つの教科に時間を割かなければならず、熟練したプログラミングスキルを身につけるためには時間が足りないからです。現代のプログラミング言語は非常に多機能であり、初学者にとっては敷居が高いことがあります。 同様に、Officeソフトウェア(ワープロソフトや表計算ソフトなど)の高度な使用方法に深入りすることも控えた方が良いでしょう。これらのソフトウェアは基本的な使い方は比較的簡単ですが、高度な機能や操作になると中学生や高校生には難しいこともあります。高校生活は多くの教科に対処しなければならないため、時間が制約されます。 ワープロソフトや表計算ソフトなどは、最低限必要なスキルを高校の情報科目の実習や教育の一環として自然に学べ、しかも高校の教育で深化させることができます。例えば、Excelのグラフを作成するために使用される最小二乗法など、高度な数学や情報科学のコンセプトを、高校の情報科のカリキュラムで学びます。 そのため、最初に高校の検定教科書を学び、基本的なスキルを習得することをお勧めします。高校のカリキュラムは、必要な知識やスキルを提供してくれるでしょう。 プログラミングで、特にやりたいことが決まっていなく、とりあえずプログラミングっぽいことをしてみたいというような初心者が学ぶプログラミング言語は、文法が簡単で、解説が豊富で、なおかつ汎用性があるものがいいだろう。 そのようなものとして、[https://www.python.org/ Python] が挙げられる。Pythonはメジャーなプログラミング言語で英語はもちろん日本語での解説も充実している。Pythonには豊富なライブライリーがあり、数値計算、機械学習、統計、ゲーム、サーバーなど幅広い範囲のプログラミングが出来る。 ほかに初心者向きの言語としては JavaScipt などがある。 初心者むけとして有名な言語に、「JavaScript」(ジャバ スクリプト)というプログラミング言語があります。 JavaScriptは、ウェブブラウザで動作するので、最も広く普及しているプログラミング言語の一つといえます。 誕生当初 Netscape Navigator に実装された JavaScript は、まさに初心者むけの言語でした。その後、JavaScriptの普及とともにブラウザベンダーは競うように新機能を追加し、機能が増えるのだけなら良いのですが、ブラウザによって機能があったりなかったり、微妙な差異があり、プログラマはその違いに苦慮する状況が生まれました。 また、ウェブブラウザ上のJavaScriptを学ぶには、HTMLとCSSをある程度は習得しておく必要があります。HTMLもかつては初心者向けの技術でしたが、しかし2020年代の現代ではHTMLが高度化しており、もはや多くの高校生にとってHTMLは身近な学習対象ではないので、ここにも一つJavaScriptを学ぶにあたってのハードルがあります。他方、JavaScriptをウェブコンテンツに組み込んでダイナミックなウェブサイトを作ることは、大きのモチベーションの1つになりえます。 高校生が、もし学校でJavaScriptを習えるのなら、その機会を利用したほうが良いでしょう(多くの検定教科書は、Python や VBA とともに JavaScript を紹介しています)。 なお、JavaScript と Java(ジャバ) とは、異なるプログラミング言語です。混同しないように注意しましょう。Javaの複雑な文法と膨大なライブラリクラスは初心者むきではありません。 書店では、プログラミング言語の初心者向けの書籍と専門家向けの書籍が同じ棚にあることが珍しくないので気をつけましょう。残念ながらこれは図書館にも言えます。 「比喩が分かりやすい本」ではなく、「一通り文法事項が順序立てて説明してある本」と評されている書籍の購入を勧めます(※要出典)。「具体例な開発例が分かりやすい本」ではなく「一通り文法事項が順序立てて説明してある本」を買いましょう(※要出典)。 あるプログラミング言語の入門書一冊で、そのプログラミング言語のすべてを理解しきることは望むべきでありません。 プログラムの勉強ではPCを用意しプログラム開発環境を用意し、プログラムを入力し動作させるのがよいでしょう。 paiza.IOやWandboxのようなオンライン開発実行環境も機能が年々向上しており、オンライン開発実行環境とタブレットやスマホの組み合わせでプログラミング環境を作ることが可能です。 プログラミングの学習に英語は欠かせないと言ってもいいだろう。なぜなら、プログラムの語句は英語の単語から来ているものがほとんどだし、エラーが英語で書かれており、ライブラリのチュートリアルなどは有名なものを除けば、ほとんどが英語で書かれていて、日本語訳や日本語での説明が不足している場合が多いからである。そのため、英文を尻込みせずに読める程度の英語力は身につけている方が望ましい。 ※ 本節の内容は高校の範囲を越えてるので練習しなくて良いです。高校卒業後の進学後などに参考になればさいわいです。 まず、上述したように学習環境が必要です。 どうやって実際にプログラミング言語を勉強するかというと、プログラミング言語の入門書を最初のコードが出て来るまで読み進めて実際に入力しプログラムを実行するという流れになります。 この最初のコードを入力するときは、とりあえず何も考えずに入力してみてください。そして書籍の指示にしたがった方法でプログラムの書かれたファイルを実行してみてください。 たとえば、ある入門書の最初のコードで(※ 下記のコードの例は「C++」言語の場合)、 using namespace std; int main() { cout << "ようこそ!" << endl; cout << "プログラミングの世界へ!" << endl; return 0; } とあれば、それをそのまま入力して、コンパイル、リンクし、実行形式を得て、実行形式を実行してみます。 まず、エラーがなく正常にリンクされるまでコードを修正します。 これを実行すると、 ようこそ! プログラミングの世界へ! と2行で表示されます。 しかし、ほとんどの初心者は何らかの入力ミスをしている事が多く、ファイルをコンパイルしてもエラーが起きてしまい、実行形式を得ることができないか実行できても期待どおりに動かす事ができません。 エラーがあれば、書籍に書かれたコードをよく見ながらコードを修正します。よくある間違いとしては、半角と全角の混合やタイプミスです。プログラムの英数字を全角で書いてしまうとエラーが出てしまうので注意しましょう。特に、全角スペースと半角スペースは見分けがつきづらいので厄介です。 もし、エラーせずにプログラムをコンパイル、リンク、実行できたのなら、すでにアナタは、入力したそのコードの仕組みをだいたい分かっていますので、本wikibooksで説明する次の作業に移ります。 「次の作業」とは、もし入力したコードが、エラーもなくプログラムが正常に実行されれば、 今度は、さきひど入力したコードをコピーして別のファイルをつくり、数分ほど、さきほど入力したコード中にある「ようこそ!」などの文章などを、自分で思うままに書き換えてみてください。 (書き換え前の書籍どおりのコードと、書き換え後の自分流のコードの2種類を、パソコンに保管しておく。) 上記のコードの場合なら、たとえば「<< endl」を省略してみたら、どうなるかとかを、自分流コードで試してみるのです。なお「<< endl」とは「改行する」という意味です。 じっさい、たとえばあるプログラミング言語で、さきほどのコードから「<< endl」を除いてみたコード (コード) using namespace std; int main() { cout << "ようこそ!"; cout << "プログラミングの世界へ!"; return 0; } を実行すると (実行結果) ようこそ!プログラミングの世界へ! というふうに、改行されずに、1行でつづけて表示されるはずです。 あるいは、「ようこそ」を「おはよう」に書き換えてみて、 using namespace std; int main() { cout << "おはよう!"; cout << "プログラミングの世界へ!"; return 0; } を実行すると (実行結果) おはよう!プログラミングの世界へ! というふうに、表示が確認することを、たしかめると、良いでしょう。 いっぽう、コードの理解できない部分は、書き換える必要がありません。 たとえば using namespace std; int main() が何なのかを理解できないだろうし、ここは、まだ書き換えなくても良いのです。 このように、 今度は、自分のコードを理解できる範囲で書き換えてみて、自分の理解を確かめてみてください。 なぜ、わざわざ自分なりに書き換えてみてまで、自分の理解を確かめる必要があるのかというと、その理由は、将来、プログラミングの入力エラーを自分が起こしたときに原因を特定できるようにするために、今のうちに色々と試してみて、どこを書き換えると結果がどう変わるかを確認しておく必要があるからです。 また、大学などに進学してプログラミング科目を習う場合の定期テストでも、定期テストでは授業であつかったコードがそのまま出題される事はないので、自分でコードを書き換えてみて確かめるようにしないと、そのプログラミング科目の定期テストの問題が解けずに不合格になってしまう可能性もあります。 なお、大学の場合、その授業の毎時間のさいごに、その授業のコードを提出する場合があるので、授業用のコードは書き換えずに、授業用コードを自分流コードにコピーペーストして、その自分流コードを書き換えてみて試行錯誤しましょう。 プログラミングの学習では、正解のコードを、覚えることは、けっして、学習の目的ではありません。そもそもコードは、無限のパターンがあるので、覚えようと思っても不可能です。 プログラミングの学習は、もしもミスのあるコードを書いてしまった場合に、そのミスを探し当てられるようになるために試行錯誤することが、学習の目的なのです。 さて、書籍での学習で、数分ほどの書き換えによるコードの試行錯誤が終わったら、書籍をそのまま次のページへと読み進んでください。 そして、また新しいコードが出てきたら、同様に入力してプログラムを実行してみます。なお、新しいコードの入力の際、たいていは、前のページで入力した前回のコードに近いコード前回のコードをコピーペーストして、それをもとに、いまのページの新コードへと書き換えても、かまいません。 いちいち、まったくゼロから新コードを書き始める必要は、ありません。 けっして「コピーペーストをして入力作業を減らしても、技術が身に付くのだろうか?」と心配する必要はありません。なぜなら、たいていの初心者は、たとえコピーペーストをして作業を減らした場合ですら、入力ミスをしてしまうことが多く、なにがしかのエラーを起こしてしまうからです。 裏をかえせば、コピーペーストをして入力作業を減らしてもエラーを起こさずに正常にプログラムを実行できるようなコードをすぐに書けるなら、すでにアナタは、そのページの新コードが、だいたい分かっているのです。 ともかく、コードを実行してみてエラーが出ても、エラーがなくなるまで直しましょう。もし、エラーがなく正常にプログラムが実行されたら、また自分流に書き換えを数分ほどしてみて、試行錯誤します。 それが終わったら、次のページへと読み進めます。 高校生の範囲なら、このような練習方法でも、充分です。 もし高校でJavaScriptや(プログラミング言語ではないが)HTMLなどを習う場合の練習方法も、だいたい、このような感じで練習すれば、高校生なら充分でしょう。
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法学>民事法>コンメンタール著作権法 (複製権) 第100条の2 有線放送事業者は、その有線放送を受信して、その有線放送に係る音又は影像を録音し、録画し、又は写真その他これに類似する方法により複製する権利を専有する。 ---- {{前後 |著作権法 |第4章 著作隣接権 第5節 有線放送事業者の権利 |著作権法第100条(テレビジョン放送の伝達権) |著作権法第100条の3(放送権及び再有線放送権) 100の2
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第2編 株式会社>第2章 株式 (株式の分割) 第183条 ---- {{前後 |会社法 |第2編 株式会社 第2章 株式 第5節 株式の併合等 |会社法第182条(効力の発生) |会社法第184条(効力の発生等) 183
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引数の意味は以下のとおりです。 (必須)第一引数: 言語コードを指定します。省略できません。 (必須)第二引数: 説明文を、その言語で書きます。 (省略可能)名前つき引数 dir: 説明文を右横書きの言語(アラビア語など)で書く場合に、引数 dir=rtl を指定します。 (省略可能)名前つき引数 style: 説明文の CSS スタイル(フォントサイズ等)を指定することができます。 (省略可能)名前付き引数 lang: 説明文の locale が第一引数の言語コードと異なる場合のみ、 locale を指定します。バベルの言語コードは人間向けですが、 locale (ロカール、ロケール)は計算機向けの言語コードで、この場合は第二引数の説明文をブラウザが正しく表示できるよう ISO 639 の二文字コードなどで指定します。 以下は、英語の中級話者 (en-2) であることを英語で書いた例です。 この例のように、言語名 (例: 英語 = English など) のところをその言語の話者全体カテゴリ (例: 英語話者全体 = 中級 = intermediate など) のところをそのレベルの話者カテゴリ (例: 英語中級話者 = [[:Category:User en-2) にリンクさせます。 以下は、言語コード "simple" と異なる locale "en" を指定する例です。 上記の例文は以下のように表示されます。
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法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法) (葬式費用の先取特権) 第309条 前項の先取特権は、債務者がその扶養すべき親族のためにした葬式の費用のうち相当な額についても存在する。 ---- {{前後 |民法 |第2編 物権 第8章 先取特権 第2節 先取特権の種類 |民法第308条(雇用関係の先取特権) |民法第310条(日用品供給の先取特権) 309
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(背任) 第247条 他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、5年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金に処する。 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 未遂は、罰する。 法定される委任業務については、各法により受任者としての責任相当を加重して特別背任罪を定め、法定刑も重いものとなっている。 10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 特別背任が定められる法律 主として、不法に融資して第三者の利益を図る目的がある以上、従として、右融資により本人(貯蓄信用組合)の貸付金回収を図る目的であつても、背任罪を構成する。 甲に対し自己の不動産につき根抵当権設定後、いまだその登記なきを利用し、さらに乙に対して根抵当権を設定してその登記を了する所為は、甲に対する背任罪を構成する。 なお、不動産の二重売買は横領罪を構成する。 農林省仙台農地事務局八郎潟南部干拓建設事業所長であつた被告人が、不用物品の払下げにあたり、物品管理法(昭和四〇年法律第四一号による改正前のもの)および予算決算及び会計令(昭和三七年政令第三一四号による改正前のもの)の規定に違反し、あらかじめ不用決定等をすることなく、代金納入前に、所管の廃材を引き渡した事実があつたとしても、右代金は物件引渡の二日後に納入され、被告人が、右引渡当時、その代金支払の確実性を信じていたと認められる状況があるときは、被告人に前記会計法規に違反する認識のあつたことをもつて、直ちに国に損害を加える認識もあつたものとして、背任罪が成立するものとするのは相当でない。 刑法247条にいう「本人ニ財産上ノ損害ヲ加ヘタルトキ」とは、経済的見地において本人の財産状態を評価し、被告人の行為によつて本人の財産の価値が減少したとき又は増加すべかりし価値が増加しなかつたときをいう。 信用保証協会の業務の性質上、その行う債務保証が、常態においても同協会に損害を生じさせる場合が少なくないとしても、同協会の支所長が、企業者の資金使途が倒産を一時糊塗するためのものであることを知りながら、委任された限度額を超えて同人に対する債務保証を専決し、あるいは協会長に対する稟議資料に不実の記載をし、保証条件についての協会長の指示に従わないで保証書を交付するなどして、同協会をして企業者の債務を保証せたときは、右支所長は、任務に背き同協会に財産上の損害を加えたものというべきである。 信用組合の専務理事である被告人が、自ら所管する貸付事務について、貸付金の回収が危ぶまれる状態にあることを熟知しながら、無担保あるいは不十分な担保で貸付を実行する手続をとつた本件行為は、それが決裁権を有する理事長の決定・指示によるものであり、被告人がその貸付について理事長に対し反対意見を具申したという事情があつたとしても、背任罪にいわゆる任務違背の行為に当たる。 別背任罪における図利加害目的の存在を肯認するには、図利加害の意欲ないし積極的認容までを要するものではない。 甲銀行から当座貸越契約に基づき融資を受けていた乙会社が、手形を振り出しても自ら決済する能力を欠く状態になっていたのに、乙会社の代表者である被告人が、甲銀行の支店長と共謀の上、乙会社振出しの約束手形に甲銀行をして手形保証をさせた場合において、右保証と引換えに、額面金額と同額の資金が乙会社名義の甲銀行預金口座に入金され、甲銀行に対する当座貸越債務の弁済に充てられるとしても、右入金が、被告人と右支店長との間の事前の合意に基づき、一時的に右貸越残高を減少させ、乙会社に債務の弁済能力があることを示す外観を作り出して、甲銀行をして更に乙会社への融資を行わせることなどを目的として行われたものであるなど判示の事実関係の下においては、甲銀行が手形保証債務を負担したことは、刑刑法(平成7年法律第91号による改正前のもの)247条にいう「財産上ノ損害」に当たる。 住宅金融専門会社の役員ら融資担当者が実質的に破たん状態にある不動産会社に対して多額の運転資金を継続的に実質無担保で融資した際に,上記不動産会社の代表取締役において,融資担当者らの任務違背,上記住宅金融専門会社の財産上の損害について高度の認識を有し,融資担当者らが自己の保身等を図る目的で本件融資に応じざるを得ない状況にあることを利用しつつ,迂回融資の手順を採ることに協力するなどして,本件融資の実現に加担したなど判示の事情の下では,上記代表取締役は,融資担当者らの任務違背に当たり,支配的な影響力を行使することや,社会通念上許されないような方法を用いるなどして積極的に働き掛けることがなかったとしても,融資担当者らの特別背任行為について共同加功をしたというべきである。 株式を目的とする質権の設定者が,質入れした株券について虚偽の申立てにより除権判決を得て株券を失効させ,質権者に損害を加えた場合には,背任罪が成立する。 甲社の絵画等購入担当者である乙らが,丙の依頼を受けて,甲社をして丙が支配する丁社から多数の絵画等を著しく不当な高額で購入させ,甲社に損害を生じさせた場合において,その取引の中心となった甲と丙の間に,それぞれが支配する会社の経営がひっ迫した状況にある中,互いに無担保で数十億円単位の融資をし合い,各支配に係る会社を維持していた関係があり,丙がそのような関係を利用して前記絵画等の取引を成立させたとみることができるなど判示の事情の下では,丙は,乙らの特別背任行為について共同加功をしたということができる。 銀行がした融資に係る頭取らの特別背任行為につき,当該融資の申込みをしたにとどまらず,融資の前提となるスキームを頭取らに提案してこれに沿った行動を取り,同融資の担保となる物件の担保価値を大幅に水増しした不動産鑑定書を作らせるなどして,同融資の実現に積極的に加担した融資先会社の実質的経営者は,上記特別背任行為に共同加功をしたということができる。 ---- {{前後 |刑法 |第2編 罪 第37章 詐欺及び恐喝の罪 |刑法第246条の2(電子計算機使用詐欺) |刑法第248条(準詐欺) 247
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お知らせ 初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)は2009年(平成21年)度春期の試験を最後に廃止されました。ただし、初級シスアドの後継であるITパスポート試験や基本情報技術者試験にも、データベースに関する問題が出題されています。 ITパスポート試験や基本情報技術者試験の合格を目指される方はしっかり学習してください。 多くのデータを効率的に扱うには、表計算ソフトだけでなく、データベース(特に関係データベース)が役に立ちます。 まずは頭のトレーニング 係長の赤井さんには、二人の部下(宇部さんと小田さん)がいます。 この場合「宇部さんの上司は、赤井さん」です。ですが「赤井さんの部下は、宇部さん」だとは限りません。 この例のように「BならばAだ。だが、AだからといってBとは限らない」、そんな例が、これからお話する「関係データベース」には、よく出てきます。 「データベース」とは 「データベース」という言葉も、もう日本語の一部になりましたが、まだ漠然と「データを貯めておく所」というニュアンスだけで語られることが多いです。 データベースの用語で、データを格納したり取り出したりするためのソフトウェアのことを、DBMS(DataBase Management System:データベース管理システム)と呼びます。その中で特に、ここで採り上げる関係データベース(Relational Database)の考えを前提に作られたものを、RDBMS(Relational DataBase Management System)と呼びます。RDBMSで最も普及数の多いソフトウェアは、マイクロソフト社のAccessです。他にも基幹系システムでよく用いられるOracleや、Webサーバでよく用いられるMySQLなども、このRDBMSに属します。 「関係(リレーショナル)データベース」では、データをテーブル(表計算でいう、一枚の表のようなもの)の形で持たせておき、1個以上のテーブルを組み合わせて、扱いたいデータの場所を指定していきます。なお、テーブル同士を組み合わせてデータを取り出す場合は、“○○番号”や“△△コード”といった値を使って、各テーブルをつなげる事を考えます。 ところでRDBMSは、データをテーブルの形で表現するからといって、表計算ソフトとは似て非なるものです。特に大量のデータ(数100~数千万件)を扱う時の効率や、勝手に他のユーザにいじらせたくないデータを保護する機能などが充実しているのが、RDBMSです。 社員表 社員番号名前部署コード 1赤井E 2伊藤K 3宇部E 4小田E 部署表 部署コード部署名 K開発部 E営業部 これらのテーブルを使って「社員番号が1番の人の、部署名を調べたい」時は、2つのテーブルを“部署コード”つながりでたどって調べることになります。 データをテーブルにしまうよりも前に、それぞれのテーブルを設計する作業が必要です。その際、「データベースの正規化」と呼ばれる考え方を知っていると、実務にも試験問題を解く時にも役に立ちます。 そして、データを取り出す際には、SQL(Structured Query Language:構造化照会言語)と呼ばれる、プログラミング言語に似たものを使って取り出します。SQLは、データを取り出すだけでなく、テーブルにデータをしまったり、テーブルそのものを設計する際にも使えるのですが、まずは初級シスアド試験の出題メインテーマである「データを取り出す際のSQL」を中心に身につけていきましょう。 【コラム】 : 超入門「データベースの正規化」 Q:さっきの2つのテーブルを、こんな一覧表にまとめても良いのでは?その方が「社員番号が1番の人の、部署名を調べたい」時に楽ですが。 社員と部署の一覧表 社員番号名前部署コード部署名 1赤井E営業部 2伊藤K開発部 3宇部E営業部 4小田E営業部 A:検索の速さや、人間がパッと見た場合の素早さにこだわるなら、これでも構わないです。ですがテーブルを分けておくと、データの書き換えがイッパツで済みます。たとえば、部署名“営業部”を“販売部”に書き換えてみましょう。 社員と部署の一覧表 社員番号名前部署コード部署名 1赤井E販売部(1箇所) 2伊藤K開発部 3宇部E販売部(2箇所) 4小田E販売部(3箇所) 該当者は3人ですので、3箇所を書き換えました。 これに対し、うまくテーブルを分けておけば、該当者が3人だろうが100万人だろうが、1箇所だけの書き換えで済みます。 部署表 部署コード部署名 K開発部 E販売部(←この1箇所) 楽ですので、データを書換える処理のトラブルを減らせます。このように、「データベースの正規化」とは、イッパツ変更できるように、うまくテーブルを分けておく作業とも言えます。 また、「(膨大な量のデータが)コンパクトにまとまる」効果もあります。この例では実感が薄いですが、「販売部」という全角3文字を格納する場所が(もし100万人いても)1箇所だけで済みます。 テーブルをよく見てみると 情報処理の世界では、テーブル(table)という言葉を、一覧表や早見表といった意味で使います(時刻表をタイムテーブルと呼ぶのと同じです)。ここでは、関係データベースで扱うテーブルを詳しく見てみましょう。 社員表 社員番号名前部署コード 1赤井E 2伊藤K 3宇部E 4小田E 属性 テーブル名のすぐ下、マス目の一番上に太字で書かれたもの(社員番号、名前、部署コード)は、それぞれの列がどんな意味を持つのかを表す部分であって、実際にしまっておくデータとは切り分けて考えます。この部分、平たく言えば「列の名前」ですが、これを正式には「属性」と呼びます。 属性は普通、テーブルの一番上に書いておきます。この属性部分は、テーブルの行数にはカウントしません。あくまでもその下に続く「実際のデータ部分のみ」を、そのテーブルの行数としてカウントすることにします。 なお試験問題の冊子には、「どんなデータが入っているかは置いといて、とりあえずここにテーブルがありますよ」という意味で、属性名のみでテーブルを表現することもあります。 表現例1 社員表 社員番号名前部署コード 表現例2 社員表(社員番号,名前,部署コード) 行と列 表計算ソフトの時と同じです。横の並び(1件分のデータ)を行、たての並びを列と呼びます。 主キーと、その一意性について 「主(しゅ)キー」とは、あるテーブルにおいて、特定の1行を指し示すことができる属性のことで、この社員表では、属性“社員番号”が該当します(属性“名前”は、同姓の人が入社したら2行以上が指し示されてしまうため、主キーには向きません)。 主キー属性のデータは、そのテーブルにおいて一意(いちい)な値でないといけません。一意とは、あるものを誤解なく識別できることを指す言葉で、たとえば「携帯電話番号は、ケータイ端末ごとに一意に割り当てられている」のように使う言葉です。 下のテーブルでは、属性“学籍番号”の値が“001”である行は1行しかありません。ですが属性“名前”の値が“加藤”である行が2行あるので、行を一意には識別できません。この場合は、学籍番号を主キーとして扱います。 学籍番号名前 001加藤 002田中 003加藤 そして、主キーである属性の下にはアンダーラインを引くことがあります。 学籍番号名前 001加藤 002田中 003加藤 【コラム】 : ここで出てきた用語は、人によって呼び名が異なることがあります。 テーブル=表、エンティティ 属性=列名、アトリビュート、データ項目 行=タプル、レコード(row) 列=カラム(column) データが入るマス目=ドメイン、セル 主キー=プライマリキー(PRIMARY KEY) 一意=ユニーク(UNIQUE) 「AならばBだ。だが、BだからといってAとは限らない」場合、「Bは、Aに関数従属する」と呼びます。 学生表 学籍番号名前 001加藤 002田中 003加藤 「学籍番号001番は、加藤さんだ。だが加藤さんだからといって、学籍番号が001番だとは限らない(003番の加藤さんかも?)」 この場合「名前は、学籍番号に関数従属している」と言えます。ごく特殊なケースを除いてほとんどの場合、「主キー以外の属性は、主キーに関数従属する」と言えます。 【コラム】 : “関数”って?中学で習ったy = 3x^2とかの事? この式の場合「x=2ならy=12だ。だが、y=12だからといって、x=2とは限らない(-2かもしれない)」です。これと同じイメージでとらえておくと良いかと思います。 「AならばBだ。そしてBならばCだ」といった、関数従属が何段もつながっている状態を、推移的関数従属と呼びます。 商品メーカ一覧表 商品コード商品名メーカコードメーカ名 3001テレビSPDKさっぽろ電機 3002ラジオSPDKさっぽろ電機 3003テレビKMMSくまもと無線 この表は、じつは下記のように2つの表に分けることができます。 商品表 商品コード商品名メーカコード 3001テレビSPDK 3002ラジオSPDK 3003テレビKMMS メーカ表 メーカコードメーカ名 SPDKさっぽろ電機 KMMSくまもと無線 これら2つの表に分けても問題ない場合、元の表(商品メーカ一覧表)には「推移的関数従属があった」と言えます。 「データベースの正規化(以下“正規化”と略します)」という考え方があります。この考えを知っているといないとでは、初級シスアド試験のデータベース分野の問題(特に、午後問題)を解くための時間が、劇的に変わってきます。これが身につくと、午後のデータベース分野の出題を、1問あたり5分で完答するのも夢ではありません。 また、実務はもちろん、更に上位の情報処理技術者試験を受験する際にも、この知識は役に立ちます。具体的には、ソフトウェア開発技術者試験を勉強し始める知識までなら、この教材で身につくはずです。 「ムダにデータがある列を、別の表に“くくり出す”こと」です。正規化の作業を進めると、 というメリットがあります。例題をもとに、見ていきましょう。 【正規化の課題】 : 以下の表は、ある架空の学校での、在学生と取得済み資格の一覧表です。“主キー”が設定されていないことを除けば第1正規形を満たしています。この表に主キーを設定し、第2正規形および第3正規形へと正規化して下さい。 資格取得一覧テーブル 名前学籍番号学部コード学部名資格コード資格名 西村A008A法学部FE基本情報 西村A008A法学部ADシスアド 前川A022A法学部ADシスアド 田口B022A法学部ADシスアド 辻村B090B文学部FE基本情報 辻村B090B文学部ADシスアド 戸田B092B文学部FE基本情報 なお、この例題を解く際の条件として、 入学時に与えられた学籍番号は、卒業(退学)まで不変とします。 ある学生と同じ学籍番号を、卒業(退学)生や他の学生が持つ事は無いものとします。 この学校には、同じ苗字(属性[名前])の学生が複数名在学することもあります。 今回の課題には該当者がいませんが、在学中の苗字(属性[名前])変更もありえます。ただし今回の課題では、名前変更の手続き(変更日管理など)は考慮しません。 同じ資格に複数回合格しても、1行しか登録しないものとします(例:辻村さん(B090)は、平成15秋と平成16春にシスアドに合格し、今後も引き続き同じ試験の受験を考えているようです)。 在学中の学部変更もありえます(例:田口さん(B022・入学時は文学部))。ただし、今回の課題では、学部変更の手続き(変更日管理など)は考慮しません。 属性[学籍番号]を、[A]と[008]のように分割はしないものとします。 この学校では、ADといえば『シスアド』、FEといえば『基本情報』と呼ばれており、また、毎月受験できる『簿記3級』など、他の資格取得への対応も考えています。 上記の条件は、いわゆる『ひっかけ問題』を狙ったものではありません。ですが(ソフトウェア開発技術者試験を受験される方は、特に)上記の条件が規定されていなかったら、どんな問題が起こりうるか?という背景も併せてお考えください。 考え方 この例のように7行6列の“資格取得一覧テーブル”程度のデータだと、表計算ソフトで作るほうがはるかに手軽です。ですが、ここでは練習のため、RDBMSで扱うことを考えましょう。 このテーブルを見ると、資格名の列には、似たデータが何箇所も出てきます。仮にこれが何千人・何万人となったら、そのムダも無視できません。 データをコンパクトに格納する そこで登場するのが正規化です。正規化の目的の一つは、そのムダを省いてくれる所にあります。 資格名の列だけを、列ごと削除してみます。その上で別途、こんなテーブルを作ってみました。 資格テーブル 資格コード資格名 FE基本情報 ADシスアド B3簿記3級 資格コードが“FE”といえば…資格テーブルを見に行くとそこには“基本情報”と書いてある。という具合に、必要な時にだけ資格テーブルを参照することにします。こうしておけば、ちょっとスマートにデータをしまうことができます。この程度の人数だとそんなに効果はないですが、これが10万人分のデータを扱う場合、どうでしょうか? 仮に10万人分であっても、この3行2列のテーブルだけで事足ります(この2つ以外の資格に合格した場合は、話は別です。ですがその場合も、資格テーブルに新たな資格コードと資格名の列を追加してやれば対応できです)。 データを1ヶ所書き換えたら、全体を書き換えたのと同じことになる これから正規化を行う、本当の醍醐味をお話します。 この学校では、長年親しんできた「シスアド」という呼び名を、明日からは「初級シスアド」へと呼び替えたいと考えたとします。そして、それに対応するため、データベースも“シスアド”取得者全員の該当データを“初級シスアド”へと書き換えることにしましょう。正規化が進んでいない場合は、シスアド合格者の行数分だけデータを書き換えないといけません。つまり1万人合格していたら、1万行ぜんぶ書き換えるわけです。 ところが正規化されていると、資格テーブルの、たった1箇所を“シスアド”から“初級シスアド”へと書き換えてやると、どうでしょうか。 資格テーブル 資格コード資格名 FE基本情報 AD初級シスアド(←ここ) B3簿記3級 これだけで、資格コード“AD”を持つ全学生が、“初級シスアド”に書き換わったのと同じことになります。こうやって、データを“確実に、ラクに”書き換えられるよう、テーブルを分けるのが、正規化をする最大のメリットです(これを「データの更新時異状を防ぐ」と呼びます)。 こうやって、テーブル間を“○○コード”“△△番号”を基にしてつなげておき、その番号つながり(リレーションシップ)で別のテーブルへと必要なデータを取りに行くこと。これが、関係(リレーショナル)データベースの基本的な考え方です。 第1正規形への正規化の、最も大事な点は、「主キー」を見つけ出すことです。 主キーとは、英語の“primary key”の日本語訳です。このテーブルにも何個か属性(その列の、いわばタイトルにあたる部分)がありますが、この中で「ある属性(の集まり)の値が定まれば、特定の1行を一意に指し示せる。そんな性質を持った属性(の集まり)」のことを、主キーと呼びます。 例えば、3つの属性(会員番号、名前、誕生日)で作られたテーブルがあったとします。 資格テーブル 会員番号名前誕生日 001安藤1/1 002伊藤5/30 003伊藤1/1 属性“会員番号”の値が“002”である行は、(002、伊藤、5/30)というデータが入った(ほかならぬ1行だけの)行のことですね。このように、ある属性の値を1個バチッと定めると、特定の1行をバッチリと指定できる性質を持つ属性が、主キーです。 では、他の属性(“名前”や“誕生日”)だと、どうでしょうか? 属性“名前”の値が“伊藤”である行は、2行あります。これでは、とある1行をバチッと定めることができません。同様に、属性“誕生日”も、主キーとしてふさわしくありません。 ところで、先ほど主キーは「属性(の集まり)」であると書きました。“集まり”と書いたのは、ある表における主キー(を構成する)属性の数は、1個だけとは限らないという意味です。先の例題ではどうでしょう。条件の部分から、以下のことが読み取れます。 入学時に与えられた学籍番号は、たとえ学部が変わろうが、卒業時まで変わらない。 同じ試験に何回合格しても、合格した資格は1回しか登録できない。 【問題】 : これら条件から判断して、この「資格取得一覧テーブル」における主キーを捜して下さい。 【正解】 名前学籍番号学部コード学部名資格コード資格名 この例題では、属性“学籍番号”と属性“資格コード”の2つの属性の値がバチッと定まれば、1行を特定できることが言い切れます。これ以外の組み合わせ(例えば“名前”と“資格コード”)だと、同姓の人が入学すると不都合が起こりますので、主キーとしては不適切です。 A:資格コードと資格名は1対1で対応しているため、確かに1行を特定できます。そのため“資格コード”のかわりに“資格名”を主キーの一部に使っても、間違いとは言い切れません(実際にDBMSに登録しても、動作はする)。ですが、同じならば“資格コード”を主キーにしてあげて下さい。それは“○○コード”や“△△番号”といったコード化された属性の方が、コンピュータでの処理上、都合が良いためです。 「AとBが決まれば、Cが決まる。だが『Bだけ決まれば、Cが決まるじゃないか』という関係を見つけたら、Bだけを主キーとしたテーブルに、くくり出す」のが、第2正規形への正規化です。 第1正規形の時に出てきた主キー(の集まり)を基に、主キーの組み合わせのうち一部分だけに関数従属するものを見つけたら、それを別の表にくくり出していきます。今回の例題の場合、第一正規形の時の主キー(の集まり)は、“学籍番号”と“資格コード”でした。その一部分だけの組み合わせは、以下の3種類です。 まず、“学籍番号”のみに関数従属する属性を探してみましょう。たとえば、学籍番号の値が“A008”だと決まれば… 名前は“西村”だと言い切れる。 学部コードは“A”だと言い切れる。 学部名は“法学部”だと言い切れる。 これらにより、属性“学籍番号”だけに関数従属する属性は(名前,学部コード,学部名)だとわかります。 次に、“資格コード”のみに関数従属する属性を探してみましょう。たとえば、資格コードの値が“AD”だと決まれば… 資格名は“シスアド”だと言い切れる。 これらにより、属性“資格コード”だけでも関数従属できちゃう属性は(資格名)だけだとわかります。 そして、ここで洗い出された属性を使って、新たにテーブルを作ります。なお、新たに作るテーブル名は、ふさわしい名前でさえあればさほど問題はありません。 学生テーブル 学籍番号名前学部コード学部名 A008西村A法学部 A022前川A法学部 B022田口A法学部 B090辻村B文学部 B092戸田B文学部 資格テーブル 資格コード資格名 FE基本情報 ADシスアド ところで、“学籍番号”と“資格コード”という、2つの主キー属性の組み合わせは、どうしておきましょうか? これはこれで、一つのテーブルとして、残しておくべきです。なぜなら、大事な情報である「誰が、どの資格に合格しているか」という情報は、このテーブルによってのみ管理されているからです。そのため、「誰が」を意味する学籍番号と「どの資格か」を意味する資格コードとの対応表として、このテーブルも残しておきましょう。 資格取得テーブル 学籍番号資格コード A008FE A008AD A022AD B022AD B090FE B090AD B092FE 見様によっては、もとのテーブルから、不要な列を削り取ったものとも見えますね。 【コラム】 : 第2正規形の定義 第2正規形は「第1正規形であり、かつ、部分関数従属性が排除された形」と定義されます。 第1正規形で出てきた主キーの組み合わせの、一部分だけで関数従属する(部分関数従属)かどうかを調べて、関数従属するならばそれを別の表にくくり出してやる(排除する)のが、第2正規形への正規化でした。 第2正規形への正規化作業では、第1正規形のときに出てきた主キーの、部分(いわば「カケラ」)に関数従属する属性を、別のテーブルにくくり出してきました。 第3正規形への正規化作業では、第2正規形のときに作られたテーブル内で、主キー以外の属性同士での関数従属性を探し、見つかればそれを別の表にくくり出します。 具体例で見ていきましょう。第2正規形へと正規化されたテーブルのうち、学生テーブルを見てみます。 学生テーブル 学籍番号名前学部コード学部名 A008西村A法学部 A022前川A法学部 B022田口A法学部 B090辻村B文学部 B092戸田B文学部 このテーブルの、主キー以外の属性間(名前、学部コード、学部名)での関数従属性を探してみましょう。 すると「学部コードが決まれば、学部名が決まる」という関係が見つかります。これを別のテーブルにくくり出し、元の学生テーブルから該当列を削除します。 学生テーブル 学籍番号名前学部コード A008西村A A022前川A B022田口A B090辻村B B092戸田B 学部テーブル 学部コード学部名 A法学部 B文学部 「もう、これ以上、関数従属性は見つかりませ~ん」というところまで、別テーブルへとくくり出し尽くす作業が、第3正規形への正規化作業です。 これまでのテーブルを振り返ってみる ここまでで合計4個のテーブルができあがりました。それぞれのテーブルは、こうです。 第1正規形に正規化した際の主キーを持つテーブル 資格取得テーブル 学籍番号資格コード A008FE A008AD A022AD B022AD B090FE B090AD B092FE 第2正規形に正規化した際、発生したテーブル 学生テーブル 学籍番号名前学部コード A008西村A A022前川A B022田口A B090辻村B B092戸田B 資格テーブル 資格コード資格名 FE基本情報 ADシスアド 第3正規形に正規化した際、発生したテーブル 学部テーブル 学部コード学部名 A法学部 B文学部 ところで、これら4つのテーブルを使って、元の“資格取得一覧テーブル”の復元ができることに、お気づきでしょうか? 【参考】資格取得一覧テーブル 名前学籍番号学部コード学部名資格コード資格名 西村A008A法学部FE基本情報 西村A008A法学部ADシスアド 前川A022A法学部ADシスアド 田口B022A法学部ADシスアド 辻村B090B文学部FE基本情報 辻村B090B文学部ADシスアド 戸田B092B文学部FE基本情報 学部コードつながりで“学部テーブル”と“学生テーブル”をつないだものを、学籍番号つながりで“資格取得テーブル”とつなぎ、そこに資格コードつながりで“資格テーブル”をつなぐと、(理屈の上では)モトの一覧表と同じものが得られます。 つまり、まったく情報を失わず、正規化のメリット(データの書き換えがラク、など)を得ることができるわけです。 【コラム】第3正規形の定義 : 第3正規形の定義は「第2正規形であり、かつ推移的関数従属性が排除された形」です。少しややこしいですが、「学籍番号が(B090だと)決まれば、その人の学部コードが(Bだと)一意に決まる。その人の学部コードが(Bだと)決まれば、その人の学部名が(文学部だと)一意に決まる」という推移的関数従属の関係を、別の表にくくり出したのを思い出して下さい。なお「Aが決まればBが決まる。Bが決まればCが決まる。Cが決まればDが決まる。Dが決まれば…」のように、推移的関数従属が何段も続く場合があります。この場合、できる所までくくり出し尽くします。 正規化を進めることで、データの「書き換え」がラクになることをご説明しました。 ところで、データを「検索」する時は、どうなのでしょうか? 複数の表を「○○コード」つながりでつなげた上で検索を行う場合、この「つなげる処理」にコンピュータの負担がかかるため、正規化を進めてテーブル数を増やすと、その分だけ検索スピードが遅くなると言われています。 よく例えられる例は「図書館の蔵書検索システム」です。いったん出版された本の、書籍名や著者名が変わってしまう事はまず無いため、この場合はデータを正規化するメリットが薄いです。むしろ検索スピードを追求したシステムとした方がユーザに喜ばれるので、わざと正規化度を下げて(第2正規形あたりに留める、など)テーブルを作っておく事があります。 【コラム】 : これ以降の正規化について データベース正規化理論を打ち立て、OLAPの提唱者でもある故E.F.Codd博士は、この先「ボイスコッド正規形」「第4正規形」「第5正規形」も規定しています。ですがこれらは初級シスアド試験では出題されていません(ソフトウェア開発技術者試験でも)。 とは言っても興味の湧いた方のために、ボイスコッド正規形のみ、軽く触れておきましょう。 【背景】 : シスアド合格が3度目の辻村さん(B090)から「複数行、登録して欲しい」という要望が来ました。そこで同じ資格に複数回合格した場合には、その回数分だけ登録できる事にします。また、履歴管理のために合格発表年月(属性名“取得年月”)の列を追加し、さらに、資格取得勉強時の事務連絡用に届け出たメールアドレス(属性名“取得時メール”)の列も追加します。 【問題】 : この表に主キーを設定し、第3正規形まで正規化して下さい。なお、追加される条件は、以下の2点です。 メールアドレスを、主キーの一部として使っても良いものとします。 “シスアド”と”基本情報”の両方を、同じ年月に取得することは無いものとします。 ボイスコッド正規形が作れる資格取得一覧テーブル 名前学籍番号学部コード学部名資格コード資格名取得年月取得時メール 西村A008A法学部FE基本情報[email protected] 西村A008A法学部ADシスアド[email protected] 前川A022A法学部ADシスアド[email protected] 前川A022A法学部B3簿記3級[email protected] 田口B022A法学部ADシスアド[email protected] 辻村B090B文学部FE基本情報[email protected] 辻村B090B文学部ADシスアド[email protected] 辻村B090B文学部ADシスアド[email protected] 辻村B090B文学部ADシスアド[email protected] 戸田B092B文学部FE基本情報[email protected] 【解答】 この表の主キーは、属性3個で構成されます。実は主キーの組み合わせが2種類あるのですが、そのうち1種類でも解ければ初級シスアドとしては充分なレベルです。属性“取得時メール”の扱いが曲者です。 教科書通りの正規化の場合、主キーは(学籍番号、資格コード、取得年月)となります。属性名“取得時メール”は主キーにはなりません。 ですがこの属性名“取得時メール”も正規化したい場合、取得時メールの値さえ決まればその人の学籍番号が一意に定まることから、いっそ主キーを(取得時メール、資格コード、取得年月)とすることもできます。 このように「Dが決まれば、Aが決まる」「AとBとCが決まれば、Dが決まる」「だがDは、AとBとCのあらゆる組み合わせに部分関数従属しない」という関係がある場合、普通に正規化するとDは主キーにはなれませんが、Dを第1正規形の主キーに組み入れた(つまり、AとBとCで主キーだったものを、DとBとCで主キーとする)上で第3正規形まで正規化すると、第3正規形の時点でボイスコッド正規形も満たしてくれます。 初級シスアド試験の、特に午後のデータベース問題では、E-R図を読み解かせる問題が出題されます。E-R図は、関係データベースを設計や分析に欠かせない、便利な図法です。 E(Entity:実体) : 長方形で表し、多くの場合“もの”の名前(名詞)が名付けられます。 R(Relationship:関連) : もの同士がどのような具合で“関連”があるのかを表す線です。そしてこの線には(必要に応じて)矢印をつけ、「矢の刺さっている側が“多(た)”」という、数の関係(カーディナリティ)も同時に表現できます。 E-R図は、いろんな学者がいろんな記法(描き方)を提唱しています。情報処理技術者試験で主に用いられる図法は、覚えやすい“バックマン線図”です。ここでも、それに基づいて表記します。 E-R図の読み方 次に、E-R図の基本的な読み方から、見ていきましょう。 “1対1”の関連 +------+ +---------+ I 学 部 I ------ I 学 部 名 I +------+ +---------+ 今回の例題では、1つの学部コードに、1つの学部名が対応していました。この場合、それぞれの“もの”同士は「1対1で対応している」と呼びます。 関係データベースでは、1対1の関係が見つかれば、この2つの“もの”を、1つの表へとまとめます。 “1対多”の関連 +------+ +------+ I 学 部 I -----> I 学 生 I +------+ +------+ 今回の例題では、1つの学部に、複数の学生が在籍していました。ですが1人の学生が、同時に複数の学部には在籍できません。この場合、それぞれの“もの”同士は「1対多で対応している」と呼びます。 この矢印、よく見ると関数従属していく方向と、ちょうど逆です。 “多対多”の関連 +------+ +------+ I 学 生 I <----> I 資 格 I +------+ +------+ 今回の例題では、1人の学生が、複数の資格を取得できました。そして1つの資格は、複数の学生に取得されています。このように、1対多の関係がお互いに成り立つ場合、それぞれの“もの”同士は「多対多で対応している」と呼びます。 関係データベースでは、このような“多対多”の関係が見つかれば、それは極力“1対多”の関係へと作り直していきます。 連関(れんかん)エンティティ “多対多”の関係が見つかった時、それを“1対多”の関係に作り直すため、なかば強引に埋め込むエンティティのことを、連関(れんかん)エンティティと呼びます。 “多対多”とは「1対多の関係が、お互いに成り立っている」形です。こういう形を想像してみて下さい。 +------+ +------+ I 学 生 I <----- I 資 格 I +------+ -----> +------+ そこで“多対多”の仲を強引に引き裂き、間に新しく“もの”を埋め込んだ上で、その“もの”に(多少強引な名前で構いませんので)ネーミングしてみます。 +------+ +-----------+ +------+ I 学 生 I I 資 格 取 得 I <----- I 資 格 I +------+ -----> +-----------+ +------+ 1人の学生が、同時に複数の資格取得ができます。そして1つの資格は、複数の資格取得がなされています。この「資格取得」という“もの”(日本語文法としては“体言”と呼ぶ方がふさわしい?)が、連関エンティティにあたります。 次に、E-R図の、関係データベースへの応用を見ていきましょう。 E(Entity:実体)は、ものの名前(名詞などの体言)であり、R(Relationship:関連)は、もの同士のつながりの線の事でした。これらは具体的には、 だと考えて下さい。 先の例題を第3正規形まで正規化すると、テーブルが4個できました。そして各テーブルには、ふさわしい名前もつけました。 これらのテーブル名を“実体(エンティティ)”とみなします。 次に、それぞれのテーブルが、「どのような番号(コード)をたどってつなぐと、元の表を復元できるか」の観点から、テーブル同士のつながりを考えます。 でした。これらのつながりを“関連(リレーションシップ)”とみなします。 では、テーブル名と、そのつながりを、線でつなぎましょう。 +------+ +------+ +-----------+ +------+ I 学 部 I ------ I 学 生 I ------ I 資 格 取 得 I ------ I 資 格 I +------+ +------+ +-----------+ +------+ 次に矢をどう書き込むかですが、各テーブルにおいて複数行にわたって同じ値がある方を“多”と考えます。これは結果的には、テーブルを作っていった方向と“ちょうど正反対の矢”を書き込むにもなります。 +------+ +------+ +-----------+ +------+ I 学 部 I -----> I 学 生 I -----> I 資 格 取 得 I <----- I 資 格 I +------+ +------+ +-----------+ +------+ 矢を書き込んで、改めて見てみましょう。 確かに、数の関係が成り立っています。 試験の出題では、問題用紙にE-R図が書いてあり、エンティティ間に線が引いてあったならば「該当するテーブル間は、何かの属性でつながっているのだ」とわかります。 初級シスアドの午後試験では、線の引かれたE-R図と、2つのテーブルのうち片方にだけ空欄がある、という出題パターンが多いです。 【例題】空欄[a]に入れるべき属性名を答えよ。 +------+ +------+ I 学 部 I -----> I 学 生 I +------+ +------+ 学生表 学籍番号名前[a]住所連絡先 学部表 学部コード学部名 この例題のように、もう片方のテーブルには、ちゃんと属性名が記されている場合、各テーブルが、どの属性でつながっているのか確認した上で、[学部コード]と穴埋めしてあげて下さい。 E-R図と各テーブルとの関係がしっかり理解できると、関係データベースの設計がスムーズにできます。実務で関係データベースを設計する場合、今回練習したように正規化した後にE-R図を書く“ボトムアップ”と、まず先にE-R図を書いてから各テーブルに属性を書き足していく“トップダウン”を使い分けています。 一般には、既にある情報システムの改良にはボトムアップ型のアプローチが、まったく新規の開発にはトップダウン型のアプローチが向いている、と言われています。 E-R図についての説明は、これで終わります。いまいちど読み返して、正規化とE-R図は、密接だということを理解しておいて下さい。必ず、実務に役立ちます。 【コラム】連関エンティティに書き足す属性 連関エンティティには、その両側のエンティティから、主キーを代表選手として送り込みます。この場合、両側のテーブルの主キーは、それぞれ“学籍番号”と“資格コード”でした。 +------+ +-----------+ +------+ I 学 生 I -----> I 資 格 取 得 I <----- I 資 格 I +------+ +-----------+ +------+ 資格取得テーブル 学籍番号資格コード じつは今回の課題は、先にE-R図を書いてからトップダウンアプローチで作成しました。 データウェアハウス(Data Warehouse) データウェアハウスとは、業務の根幹に関わるデータベース(これを「基幹系データベース」と呼びます)とは別に構築された、データ分析用のデータが入ったデータベースのことです。データウェアハウスは、企業の現状や将来とる戦略を分析する目的で活用されます。 OLAP(On-Line Analytical Processing) データベースの正規化理論を打ち立てた、故E.F.Codd博士が晩年に提唱した考え方で、集めたデータを多角的に分析する手法の一つです。 OLAPは「多次元データベース」と呼ばれる技術が中核になっています。多次元データベースとは、同じフォーマットの表計算シートが重なったものを想像して下さい。 この3次元のデータは「キューブ」と呼ばれ、キューブからいずれかの次元軸方向にデータを切り出すことを「スライシング」と呼びます。また、分析対象を絞り込む(週ごとの分析から日ごとの分析へ、など)事を「ドリルダウン」と呼び、反対に分析対象を広くする(週ごとの分析から月ごとの分析へ、など)事を「ドリルアップ」と呼びます。 なお、OLAPという言葉は、OLTP(On-Line Transaction Processing)が基幹系データベースに対して使われる用語なのに対し、データウェアハウスのように基幹系データベースとは別に作られた(データ分析用の)データベースに対して名付けられた言葉です。 データマイニング(data mining) “mining”を辞書で引くと、採鉱や鉱業という意味だそうです。データウェアハウスのデータを人間が分析するのは大変なので、専用のツールを使って、統計学的な計算を駆使して相関関係などを洗い出す(宝の山を掘り当てるイメージです)ことを、データマイニングと呼びます。 【コラム】 : マイクロソフト社のSQL Serverには、データウェアハウス作成のためのツールDTS(Data Transform Service)と、OLAPとデータマイニングのためのツール“Analysis Services”が入っています。 多くのRDBMSでは、SQL(Structured Query Language:構造化照会言語)というプログラミング言語に似た言語をサポートしており、これを使って、データの検索やテーブルの作成、テーブルへのデータの追加や削除などができます。 SELECT文を使ってデータを取り出す SQLを使って、テーブルからデータを検索したい場合、“SELECT文”と呼ばれる書き方を使います。 SELECT 列の名前 FROM テーブルの名前 WHERE該当する行の条件 SELECT文の使用例 学部コードが“A”である人の、名前を調べようと思います。 学生テーブル 学籍番号名前学部コード A008西村A A022前川A B022田口A B090辻村B B092戸田B 入力するSQL文 SELECT 名前 FROM 学生テーブル WHERE学部コード = 'A' 実行結果 名前 西村 前川 田口 あらかじめテーブルにデータを格納した上で、DBMSにSELECT文で指示を与えると、指定した列と、指定した条件の行が交わった部分のデータを取り出せます。なお、特にプログラミング言語をかじったことのある方は要注意ですが、WHERE句で書かれる条件の“=(イコール記号)”は、代入を意味するイコールではありません。あくまでも「左右の値が等しい」という意味です。 SELECT,FROM,WHERE の意味 SELECT 列の名前 テーブルから取り出したい列(属性)を指定する部分です。もし、別のテーブルにも同じ列名がある場合は、一体どちらのテーブルの列なのか?によって検索結果が変わってくる場合があります。そのため、「テーブルの名前.列の名前」と書くのが確実です。 FROM テーブルの名前 検索したいテーブルを指定する部分です。複数のテーブルを組み合わせて検索処理を行う場合は、各テーブル名をカンマで区切って列挙します。 WHERE 該当する行の条件 FROM句で指定したテーブルから、取り出したい行を指定します。この時に使う主な演算子は、以下のものがあります。 = : 左右の値が等しい行を選択する NOT = : 左右の値が等しくない行を選択する <> : 左右の値が等しくない行を選択する IN : 左右の値が等しい行が、複数行ありそうな場合に使う NOT IN : 左右の値が等しくない行が、複数行ありそうな場合に使う 【練習問題】 学生テーブル 学籍番号名前学部コード A008西村A A022前川A B022田口A B090辻村B B092戸田B このテーブルにおいて、 SELECT 名前 FROM 学生テーブル WHERE学籍番号 = 'B022' と指定した場合に、取り出されるデータは? 【解き方】 : SELECT句に書かれた、該当する列を(ペンか何かで)縦方向に丸で囲みます。そして、WHERE句で書かれた条件に合う行も横方向に丸で囲むと、その交わる部分が取り出されるデータです。 【実行結果】 名前 田口 あくまでも、指定した列と行の、交点のデータしか取り出されません。検索条件によっては、全くデータが取り出されないことも、ありえます。 今回は1個だけのテーブルから検索しましたが、複数のテーブルを組み合わせて検索することもできます(むしろその方が、試験での出題比率も高いです)。 2つ以上のテーブルを組み合わせての検索 複数のテーブルを組み合わせて検索させたい場合、各テーブルの、つなげたい列の名前を、イコールで結んでやる手法が、よく出題されますので押さえておいて下さい。 つなげ方の基本は、E-R図を描いたら“なにつながり”になるかを考え、その属性をイコールで結びます。 【例題】 : 初級シスアド平成14年秋期午前問32 A表とB表に対して次のSQL文が行う関係演算はどれか。 SELECT 得意先名, A.製品番号, 製品名, 受注数 FROM A, B WHEREA.製品番号 = B.製品番号 ORDER BY 得意先名 A 得意先名製品番号受注数 X商店B0013,000 Y代理店A0022,000 Z販売店A0012,500 B 製品番号製品名 A001テレビ A002ビデオデッキ B001ラジオ ア結合イ射影ウ選択エ併合 【正解】ア この例題で学んで頂きたいのは、2つ以上のテーブルを用いたSELECT文の書き方です。 SELECT文の基本的な書き方は、“SELECT 列の名前 FROM テーブル名 WHERE 該当する行”でした。なお、SQL文の最後にある“ORDER BY”は、処理結果を並べ替え(ソート)するための命令です。 FROM句に複数のテーブルを指定すると、各テーブルをつないで処理します。これを結合(join)と呼びますが、RDBMSは自動的に下記のような大きなテーブルを作った上で処理をする、と考えてみて下さい。 RDBMSが、作業用に作成するテーブル (A表)(B表) 得意先名製品番号受注数製品番号製品名 X商店B0013,000A001テレビ X商店B0013,000A002ビデオデッキ X商店B0013,000B001ラジオ Y代理店A0022,000A001テレビ Y代理店A0022,000A002ビデオデッキ Y代理店A0022,000B001ラジオ Z販売店A0012,500A001テレビ Z販売店A0012,500A002ビデオデッキ Z販売店A0012,500B001ラジオ A表の行数×B表の行数=9行の、とても大きなテーブルです。このように、片方のテーブルの1行に対し、もう片方の全ての行を組み合わせたものを“直積(ちょくせき)”と呼びます。 この直積のうち、“WHERE A.製品番号 = B.製品番号”、つまり左右で「製品番号が同じ」である行を、太字で表してみます。 RDBMSが、作業用に作成するテーブル (A表)(B表) 得意先名製品番号受注数製品番号製品名 X商店B0013,000A001テレビ X商店B0013,000A002ビデオデッキ X商店B0013,000B001ラジオ Y代理店A0022,000A001テレビ Y代理店A0022,000A002ビデオデッキ Y代理店A0022,000B001ラジオ Z販売店A0012,500A001テレビ Z販売店A0012,500A002ビデオデッキ Z販売店A0012,500B001ラジオ これら太字の3行について、“SELECT 得意先名, A.製品番号, 製品名, 受注数”を実行すると、このようなデータが取り出されます。 得意先名製品番号製品名受注数 X商店B001ラジオ3,000 Y代理店A002ビデオデッキ2,000 Z販売店A001テレビ2,500 なお、実行前と実行後で、列の並び順が変わっていますが、SELECT句で指定した順番(得意先名, A.製品番号, 製品名, 受注数)の通りに実行されます。 併合と結合は、日本語としては似た意味ですが、情報処理用語で併合(マージ)というと、2つのテーブルから1つのテーブルを作る際、共通する列名(属性名)のものをひとつのテーブルにまとめることを呼びます。 社員マスタファイル 社員番号名前 A205佐藤 A288鈴木 A320田中 追加用の差分ファイル 社員番号名前 A234加藤 A238木村 A311楠 これらを併合(マージ)処理によって1つのテーブルにまとめると、社員マスタファイルは新たにこのようになります。 社員マスタファイル 社員番号名前 A205佐藤 A234加藤 A238木村 A288鈴木 A311楠 A320田中 相関名(そうかんめい) ちょっと長いSELECT文を書くと、長いテーブル名を何度も書くのが面倒になる時があります。そんな時に便利なのが、テーブル名に“あだ名”をつける方法です。この、あだ名の事をSQLでは「相関名」と呼びます。 例えば、以下の2つのテーブルから、「学部名が“法学部”である人の学籍番号を調べたい」場合のSQLを考えます。 学生表 学籍番号学部コード A008A B022A B092B 学部表 学部コード学部名 A法学部 B文学部 SELECT 学生表.学籍番号 FROM 学生表 , 学部表 WHERE学生表.学部コード = 学部表.学部コード AND 学部表.学部名 = '法学部' 実はこのSQL文は、このように書き換えることができます。 SELECT X.学籍番号 FROM 学生表 X , 学部表 Y WHEREX.学部コード = Y.学部コード AND Y.学部名 = '法学部’ 実行結果 学籍番号 A008 B022 FROM句にある、テーブル名のすぐ後ろのアルファベット(ここでは“X”“Y”)が、相関名(いわば“あだ名”)です。このようにSQLには、FROM句で名前の関連付けをしておけば、他の箇所も読み替えてくれる機能があります。 なお、相関名はFROM句で規定されますが、ちゃんと行をさかのぼって、SELECT句でも読み替えてくれます。 副問合(ふくといあわ)せ 「副問合せ」の仕組みを使うと、SELECT文で検索して得られた結果をもとに、別のSELECT文の検索を行えます。 ここでは「まずは学生表の学籍番号が“A008”である人の学部コードを調べ、その学部コードに対応する学部名を調べる」処理を、副問合せを使って書いてみます。 学生表 学籍番号学部コード A008A B022A B092B 学部表 学部コード学部名 A法学部 B文学部 SELECT 学部名 FROM 学部表 WHERE学部コード = (SELECT 学部コード FROM 学生表 WHERE 学籍番号 = 'A008') 実行結果 学部名 法学部 先に、カッコの内側のSELECT文が処理されます。そこで得られた結果(学部コードは“A”)が、カッコの外側のSELECT文に受け渡されます。 副問合せに使う、=(イコール)とINの違いについて 同じテーブルを使って、「学籍番号の頭文字が“B”で始まる人の、学部名を調べたい」というつもりで、副問合せを書いてみます。なお、ここで出てくる%記号はワイルドカードとも呼ばれ、LIKEと合わせて使われます。この場合「半角文字Bで始まるような文字列を、すべて拾い出す」という意味になります。 (こんな実行結果が欲しい) 学部名 法学部 文学部 SELECT 学部名 FROM学部表 WHERE学部コード = (SELECT 学部コード FROM 学生表 WHERE 学籍番号 LIKE 'B%') 実行結果はどうなるでしょうか? 実は、エラー表示が出て検索処理が止まります。 次に、副問合せ結果を橋渡ししているイコール記号を、“IN”と書き換えてみます。 SELECT 学部名 FROM学部表 WHERE学部コード IN (SELECT 学部コード FROM 学生表 WHERE 学籍番号 LIKE 'B%') 実行結果 学部名 法学部 文学部 今度は正しく検索されました。 副問合せ部分の検索結果が2件以上出てくる、と予想された場合には、=(イコール記号)のかわりにINを使ってあげて下さい。 = : 副問合せの実行結果が、多くても1件までの場合に使える書き方 IN : 副問合せの実行結果が、何件であっても使える書き方 ならば最初から、副問合せの場合は、INでつないでおけば無難です。「副問合せの処理でエラーが出たのはなぜか」という出題パターンで、わざとイコール記号でつないだ副問合せ文を提示してきた場合、この、イコール部分を疑ってみて下さい。 SQLの機能は、データを検索するだけではありません。テーブルを作ったり、作ったテーブルにデータを追加(削除)する機能もあります。これらを「テーブル操作」と呼びます。 CREATE TABLE文で、テーブルを作る テーブルを作りたい場合、MS-Accessだと専用の画面がありますが、SQLでも同等のことができます。ここでは、学部表と学生表という2つのテーブルを作るSQL(CREATE TABLE文)を書いてみます。 CREATE TABLE 学部表( 学部コードCHAR(1), 学部名CHAR(30), PRIMARY KEY(学部コード) ) CREATE TABLE 学生表( 学籍番号CHAR(4), 名前CHAR(30), 学部コードCHAR(1), PRIMARY KEY(学籍番号), FOREIGN KEY(学部コード) REFERENCES 学部表(学部コード) ) 実行結果 学部表 学部コード学部名 学生表 学籍番号名前学部コード CREATE TABLE文は、その名の通り、テーブルの枠組みを作り出しますが、まだデータは入っていません。 「CHAR(けた数)」は、その属性が何文字分の幅を持つかを指定する書き方です。これは、必要とするメモリをどれだけ確保するかを明確にするために用います。 「PRIMARY KEY(属性名)」は、このテーブルの主キー属性はこれだよ、と教えてやる書き方です。 「FOREIGN KEY(属性名) REFERENCES テーブル名(そのテーブルでの属性名)」は、「この属性は、よその表のあの属性とつながっているよ」と教えてやる書き方です。REFERENCESと、三単現のSがついていることに注意して下さい。 INSERT INTO文で、テーブルにデータを追加する テーブルにデータを追加する場合のSQLは、INSERT INTO文です。学部表に1行追加してみましょう。 INSERT INTO 学部表( 学部コード, 学部名 ) VALUES( 'A' , '法学部' ) 実行結果 学部表 学部コード学部名 A法学部 属性名と、1行分のデータを、いちいち指定しないといけません。VALUESと、複数形のSが付いていることに注意して下さい。 DELETE文で、テーブルからデータを削除する テーブルからデータを削除する場合のSQLは、DELETE文です。先ほどの学部表から、条件に合致する行を削除してみます。 DELETE FROM 学部表 WHERE 学部名 = '法学部' 実行結果 学部表 学部コード学部名 一貫性制約記述 先ほど、CREATE TABLE文のお話に、“FOREIGN KEY ~ REFERENCES ~”とありました。特にこの指定をせずともテーブル作成や、データの検索・追加・削除もできてしまうのですが、あえてこの指定をするのは、なぜでしょうか? 例題で見てみましょう。 【例題】 : 初級シスアド平成13年秋期午前問28 “BUSHO”表と“SHAIN”表があり,“SHAIN”表は次のSQL文で定義されている。 CREATE TABLE SHAIN (S_CODE CHAR(3) PRIMARY KEY, S_NAME NCHAR(3), BU_CODECHAR(3), S_AGEDECIMAL(2), FOREIGN KEY(BU_CODE) REFERENCES BUSHO, CHECK (S_AGE BETWEEN 18 AND 60) ) また,“BUSHO”表と“SHAIN”表には現在次のようなデータが格納されている。 BUSHO BU_CODEBU_NAME B01人事部 B02総務部 B03経理部 SHAIN S_CODES_NAMEBU_CODES_AGE 111山田B0260 122川上B0355 233田中B0135 259岡本B0234 このとき,“SHAIN”表に追加可能なタプルとして,適切なものはどれか。 S_CODES_NAMEBU_CODES_AGE ア012山田B0360 イ111山田B0255 ウ320山本B0434 エ920山下B0317 【正解】ア 【解説】タプルとは、「行」と同じ意味だととらえて下さい。 正解はアなのですが、ここで大事なのは「なぜ、他の選択肢が間違いなのか?」です。 S_CODEに“PRIMARY KEY”指定を行うと、すでに存在する主キーの値と全く同じ値のデータを追加しようとした際に「これじゃ一意にならないよ」と、自動的にエラーにしてくれます(これを「一意性制約」と呼びます)。 S_AGEに“CHECK”指定を行うと、17という低すぎる値を追加しようとした際に「範囲に収まってないよ」と、自動的にエラーにしてくれます(これを「検査制約」と呼びます)。 では、ウはなぜエラーになるのでしょうか? 実はテーブルを定義する際に、“FOREIGN KEY ~ REFERENCES ~”指定を行うと、「本当に(REFERENCESしに行く表に)そんなデータ、あったかな?」と見に行って、すでに存在していることを確認した上でデータ追加を許してくれます(これを「参照制約」と呼びます)。 これによって、ありもしない部署(“BUSHO”表にありもしないBU_CODEの値)のデータを追加しようとしたら、自動的にエラーにしてくれるのです。 さらに、“FOREIGN KEY ~ REFERENCES ~”指定には、見に行かれる側のテーブル(“BUSHO”表)のデータを好き勝手に行削除しようとした時に、エラーではじいてくれる機能もあります。たとえば“BUSHO”表のBU_CODEがB01(人事部)という行を勝手に削除すると、あとでS_CODEが233番の田中さんの部署名が検索できずに困ります。それを防ぐために、削除の前に自動的にエラーではじいてくれるのです。 このように“PRIMARY KEY”“CHECK”“FOREIGN KEY ~ REFERENCES”指定により、ポカミスによってデータがグチャグチャになるの未然に防いでくれる、フールプルーフが働きます。これらを総称して「一貫性制約(integrity constraint)」と呼びます。
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前)(次) (破産事件の管轄) 第4条 4
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小学校・中学校・高等学校の学習 > 高等学校の学習 >高等学校公民>高等学校公共 > 裁判所Ⅰ 小学校・中学校・高等学校の学習 > 高等学校の学習 >高等学校公民> 高等学校政治経済 > 裁判所Ⅰ 本節から2回に分けて裁判所について学習します。なお、大学の憲法テキストや公務員採用試験の憲法・社会科学の参考書には発展事項として司法権の意義に関する判例やその意味とかがかなり多く掲載していますが、公民の教科書には掲載しておりません。(公民の図説にその内容が載っているくらいです。) ※条文は高校生に分かりやすくするため少し変えています。 最高裁判所は、長たる裁判官(最高裁判所長官)1名とその他の裁判官(最高裁判所判事)14名の計15名で構成されています。そして、少なくとも10人は、裁判官、検察官、弁護士、大学法学部教授などから選ばれます。 選任方法についてはよく出題されますから、しっかりと覚えてください。 基本的に各機関のトップは「推薦(法律用語では指名)」からスタートします。内閣でも同じです。そこで、最高裁判所長官は、内閣の推薦を受け、天皇が選びます(法律用語では任命)。 トップ以外の構成メンバーは「選択(法律用語では任命)」からスタートします。したがって、最高裁判所のその他の裁判官は、内閣が選んだ後、天皇が認めます(法律用語では認証)。 最高裁判所裁判官には、任期がありません。ただし、法律に定める年齢(70歳)に達した時に、退官します。要するに、一度最高裁判所裁判官になったら、特別な事情がない限り退官年齢まで最高裁判所裁判官でいられます。 最高裁判所の裁判官は定期的に国民審査があり、罷免も出来ます。
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法) (創立総会の招集の決定) 第67条 発起人は、創立総会を招集する場合には、次に掲げる事項を定めなければならない。 発起人は、設立時株主(創立総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない設立時株主を除く。次条から第71条までにおいて同じ。)の数が1000人以上である場合には、前項第3号に掲げる事項を定めなければならない。 第1項第5号「法務省令で定める事項」 ---- {{前後 |会社法 |第2編 株式会社 第1章 設立 第9節 募集による設立 |会社法第66条(創立総会の権限) |会社法第68条(創立総会の招集の通知) 067
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法学>行政法>コンメンタール行政不服審査法 (執行停止の取消し) 第26条 執行停止をした後において、執行停止が公共の福祉に重大な影響を及ぼすことが明らかとなったとき、その他事情が変更したときは、審査庁は、その執行停止を取り消すことができる。 ---- {{前後 |行政不服審査法 |第2章 審査請求 第2節 審査請求の手続 |第25条(執行停止) |第27条(審査請求の取下げ) 26
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法 (配当等の実施) 第166条 第84条、第85条及び第88条から第92条までの規定は、前項の規定により執行裁判所が実施する配当等の手続について準用する。 ---- {{前後 |民事執行法 |第2章 強制執行 第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行 第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行 第1目 債権執行等 |民事執行法第165条(配当等を受けるべき債権者の範囲) |民事執行法第167条( その他の財産権に対する強制執行) 166
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音楽を作る上で欠かせない対位法について、本書では基本的な考え方から応用まで詳しく解説しています。 メロディーを複数組み合わせることで、美しい音楽が生み出される対位法の技法を身につけることで、作曲の幅がさらに広がることでしょう。 本書を読み進めることで、音楽理論の基礎が身につくだけでなく、対位法を駆使した作曲の技術が身につくことを期待しています。 対位法は、複数のメロディーを同時に演奏することにより、音楽的な対話を実現する手法です。対位法を実践するには、まず、複数の異なるメロディーを考え、それらを音楽理論の基準に従って組み合わせます。これにより、独立したメロディーの相互作用が生まれ、美しい旋律が生まれることがあります。 対位法は、西洋音楽の伝統的な技法であり、数百年にわたって用いられてきました。しかし、現代音楽の作曲家たちによっても、よく用いられています。対位法は、複雑で洗練された音楽を作り出すことができるため、音楽の発展に大きな影響を与えています。 対位法は、中世からルネサンス期にかけての音楽で多用された技法であり、楽曲の構成において異なるメロディーを交互に演奏することによって、対するように対比を生み出す方法です。この技法は、最初は宗教音楽で使用され、やがて世俗音楽にも取り入れられました。 対位法は、バロック期の音楽において、大きな役割を果たしました。ここでは、一つの和声進行に対し、複数の動きを持つメロディーを組み合わせることによって、重厚感や力強さを表現することができました。 その後、古典派音楽やロマン派音楽においては、対位法は一部の作曲家によって使用されましたが、20世紀に入ると新しい音楽のスタイルが登場し、対位法は主流から外れることになりました。しかし、現代音楽でも対位法は使用され続けており、今なお重要な音楽の技法の一つです。 対位法のルールは、以下の通りです。 相対的な音高の関係:対位法では、2つの旋律線が存在します。これらの旋律線は、相対的な音高の関係に従って進行します。具体的には、上下の旋律線は、2度、3度、4度、5度、6度、8度(オクターブ)の距離があります。これらの距離は、必ずしも正確な意味での音高の差ではなく、調の主音からの距離として考えることができます。 ミスタッチの回避:対位法では、ミスタッチを避けるために、旋律線同士の最大音程を制限します。具体的には、上下の旋律線の間での音程は、2度以上のものは絶対に重ならないようにします。 起承転結:対位法では、旋律の進行にあたって、起承転結という考え方があります。これは、旋律の開始点(起)から、途中で変化点(承)を経て、続いて変化点(転)を経て、最終的に終止点(結)に至る進行のことです。このような進行を行うことにより、旋律に一定の方向性と流れが生まれます。 和声法:対位法では、和声法という考え方が存在します。これは、旋律線同士が合わさったときに起こりうる和音の響きや、それぞれの旋律線の音程がどのような音程と組みあわせることができるかを考慮しながら、旋律を進行させることを意味します。 これらのルールを遵守しながら、対位法による旋律の作曲やアレンジを行うことができます。
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法学>環境法>自然環境保全法>コンメンタール自然環境保全法 (立入制限地区) 第19条 環境大臣は、原生自然環境保全地域における自然環境の保全のために特に必要があると認めるときは、原生自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて、その区域内に、立入制限地区を指定することができる。 第十四条第三項の規定は立入制限地区の指定及びその区域の拡張について、同条第四項及び第五項の規定は立入制限地区の指定及び指定の解除並びにその区域の変更について、それぞれ準用する。 何人も、立入制限地区に立ち入つてはならない。ただし、次の各号に掲げる場合は、この限りでない。 第1項は、環境大臣が、原生自然環境保全地域における自然環境の保全のために特に必要があると認めるときは、原生自然環境保全地域に関する保全計画(第15条)に基づいて、その区域内に、立入制限地区を指定することができるということについて定めている。 第2項の「準用」により、あらかじめ、当該区域内の土地を、国が所有する場合にあつては当該土地を所管する行政機関の長の、地方公共団体が所有する場合にあつては当該地方公共団体の同意を得なければならない、となる。 第3項は、「何人も、立入制限地区に立ち入つてはならない」とし、立入禁止に関する規定である。ただし書に例外規定が列挙されている。本項第4号でいう「環境省令」は次のものがあたる。 (立入制限地区内への立入りの制限の対象とならない行為) 第5条 法第十九条第三項第四号 の環境省令で定める行為は、次の各号に掲げるものとする。 ---- {{前後 |自然環境保全法 |第3章原生自然環境保全地域 第2節 保全 |自然環境保全法第18条(中止命令等) |自然環境保全法第20条(報告) 19
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clbuild[http://common-lisp.net/project/clbuild/] はダウンロードや編集、Common Lisp で書かれたアプリケーションの実行を補助するシェルスクリプトです。SBCL にはデフォルトで付属していますが、ほかではローカル環境に依存しないものを試みます。
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(Oesterley編 "Gesta Romanorum" を元に、若干の修整を施した。) Dicitur quod inter philomelam et buphonemOesterley版に記載されている綴りで、これは bupho の単数・対格で、ワシミミズクを指す būbō の俗ラテン語形 būfo の別綴りと考えられる。 sit odium naturale in cantu, ideo quia philomelaOesterley版では philomena となっているが、philomela と修整した。 de nocte dum dulciter cantat tunc bupho nititur ipsam in predam capere et ei fortiter insidiatur, ut eam interficiat. Quod intelligens philomelaOesterley版では phylomela となっているが、philomela と修整した。 rubum vel spinam densissimam intrat et ita se a buphonis insidiis custodit et conservat. ---- テキスト引用についての注釈 Dīciturdīcitur は、第三活用・不規則動詞 dīcō 「言う」の三人称・単数・現在・受動・直説法 「言われている」 quodquodは、接続詞「~こと(を)」 interinter は、対格支配の前置詞「~の間に」 philomēlamphilomēlam は、第一変化・女性名詞 philomēla 「サヨナキドリ(ナイチンゲール)」の単数・対格 etetは、接続詞「と、および、そして」 būphōnembūphōnem は、古典ラテン語の第三変化・男性名詞 būbō 「ワシミミズク」の単数・対格būbōnem の俗ラテン語形 (būfōnem の別綴り)と考えられる。 sitsitは、不規則動詞sumの三人称・単数・現在・能動・接続法。 odiumodium は、第二変化・中性名詞「嫌悪、憎悪」の単数・主格 nātūrālenātūrāle は、形容詞 nātūrālis, -is, -e「自然な、生まれつきの、生来の」の中性・単数・主格。 inin は、前置詞(奪格支配または対格支配)。この場合は 「~(奪格)において」 cantūcantū は、第四変化・男性名詞 cantus「歌」あるいは「(鳥などの)鳴き声」の単数・奪格。, ideōideō は、副詞「その理由により」 quiaquia は、接続詞「というのは」 philomēlaphilomēla は、第一変化・女性名詞 「サヨナキドリ(ナイチンゲール)」の単数・主格 dēdē は、奪格支配の前置詞。この場合は「(時間的に)~の間に」。dē nocte 「夜間に」 noctenocte は、第三変化・女性名詞 nox 「夜」の単数・奪格 dumdum は、接続詞「~する間に」または「~するならば」 dulciterdulciter は、副詞「甘く、甘美に」 cantatcantat は、第一活用動詞 cantō 「歌う」または「(鳥が)鳴く」の三人称・単数・現在・能動・直説法 tunctunc は、副詞「そのときに」 būphōbūphō は、古典ラテン語の第三変化・男性名詞 būbō 「ワシミミズク」の単数・主格の俗ラテン語形 (būfō の別綴り)と考えられる。 nītiturnītitur は、第三活用・デポネンティア(能動欠如)動詞 nītor の三人称・単数・現在・能動・直説法。この場合は、不定法を伴って「~することに努力する」 ipsamipsam は、人称代名詞 ipse, ipsa, ipsum 「自身」の女性・単数・対格「それ自身を」 in predampredam は、第一変化・女性名詞 praeda 「獲物、餌食」の単数・対格 praedam の中世ラテン語形 caperecapere は、第三活用動詞(-iō型) capiō 「得る、獲得する」の現在・能動・不定法 et eīeī は、指示代名詞 is, ea, id 「それ」の女性・単数・与格 fortiterfortiter は、副詞「強く」または「大胆に」 insidiāturinsidiātur は、第一変化・デポネンティア(能動欠如)動詞 īnsidior の三人称・単数・現在・能動・直説法。あるいは第一活用動詞 īnsidiō の三人称・単数・現在・受動・直説法。与格名詞を伴う, utut は、副詞または接続詞。この場合は、接続法の動詞を伴って目的を表わす。 eameam は、指示代名詞 is, ea, id 「それ」の女性・単数・対格「それを」 interficiatinterficiat は、第三活用動詞 (-iō型)interficiō の三人称・単数・現在・能動・接続法. Quodquod は、関係代名詞 quī, quae, quodの中性・単数・対格 「それを、そのことを」 intelligēnsintelligēns は、第三活用動詞 intelligō の現在分詞の女性・単数・主格 philomēlaphilomēla は、第一変化・女性名詞 「サヨナキドリ(ナイチンゲール)」の単数・主格 rubumrubum は、第二変化・男性名詞 rubus の単数・対格。「キイチゴ」あるいは「茨などの、とげのある低木」(''bramble, blackberry bush'' )などを指す。 velvel は、接続詞「あるいは」 spīnamspīnam は、第一変化・女性名詞 spīna の単数・対格。「サンザシ、スピノサスモモのような、とげのある木や低木」(''a thorny tree or shrub, such as whitethorn, hawthorn, or blackthorn'')などを指す。 dēnsissimamdēnsissimam は、形容詞 dēnsus, -a, -um 「密な」の最上級 dēnsissimus の女性・単数・対格 intratintrat は、第一活用動詞 intrō 「入る、入り込む」の三人称・単数・現在・能動・直説法 et itaita は、副詞「このように」 sēsē は、再帰人称代名詞「それ自身」の単数・対格 āā は、奪格支配の前置詞。この場合は「~から」 būphōnisbūphōnis は、古典ラテン語の第三変化・男性名詞 būbō 「ワシミミズク」の単数・属格būbōnis の俗ラテン語形 (būfōnis の別綴り)と考えられる。 īnsidiīsīnsidiīs は、第一変化・女性名詞 īnsidia 「待ち伏せ」の複数・奪格 custōditcustōdit は、第四活用動詞 custōdiō の三人称・単数・現在・能動・直説法。この場合は「守る」 et cōnservatcōnservat は、第一活用動詞 cōnservō の三人称・単数・現在・能動・直説法。「守る、保護する」 . ~以下のことが言われている。 サヨナキドリ(ナイチンゲール)とワシミミズクの間には、鳴き声において、生来の憎悪がある。 それ(サヨナキドリ)を捕殺するために大胆にも待ち伏せする。 このようにして、ワシミミズクの待ち伏せから身を守り抜くのである。 捕食者「捕食者」とは、ほかの動物を餌として捕えて食べる動物のこと。[https://kotobank.jp/word/%E6%8D%95%E9%A3%9F%E8%80%85-133091 捕食者(ほしょくしゃ)とは - コトバンク] などを参照。と被食者「被食者」とは、ほかの生物から餌として捕えて食べられる立場にある生物(おもに動物)のこと。[https://kotobank.jp/word/%E8%A2%AB%E9%A3%9F%E8%80%85-610089 被食者(ヒショクシャ)とは - コトバンク] などを参照。のせめぎ合い(捕食-被食関係)を観察・描写した説話である。12~13世紀頃の中世ヨーロッパで流行したこのような物語は、ラテン語ではリベル・ベースティアーリウム(liber bēstiārium:獣の書)または単にベースティアーリウム(bēstiārium)などと呼ばれ、動物寓意譚(bestiary、ベスティアリ[https://kotobank.jp/word/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%AA-1203891 ベスティアリとは - コトバンク] などを参照。)などと訳される。 philomēla [http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0059:entry=Philomela Charlton T. Lewis, Charles Short, A Latin Dictionary, Phĭlŏmēla](英語)や[http://micmap.org/dicfro/search/gaffiot/Philomela Gaffiot](仏語)中の“Phĭlŏmēla” などを参照。 は、古典ラテン語ではギリシア語由来で「サヨナキドリ」を指すが、中世の用例では「ツバメ」の意味に用いられることもある。しかしながら、夜間に美しい声でさえずるという内容が前者の特徴であることから、ツバメの可能性は排除される。 būbō en:bubo#Etymology_1 などを参照。 は、ギリシア語由来の古典ラテン語で「ワシミミズク」を指し、この話に出て来る bupho はその中世・俗ラテン語形と考えられる。 bubo はワシミミズク属の学名にもなっているが、鳴き声が「ブーボ」と聞こえる「学研の図鑑LIVE(ライブ)『鳥』」、学研出版、2014年、ISBN978-4-05-203923-2 などを参照。とされることから、特徴をよく表わしている。
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多項式多項式とは、変数の整数次の多数の項で表される式のことである。有理式とは、分数形式で表される式で分母と分子が多項式で表現されるものである。ゆえに多項式は、分母が1の時の有理式であると言うこともできる。ここでは、多項式の形式変換、分解、係数分離などを扱う。 多項式の表現は普通に四則演算で表現できる。指数は ^ 記号でも、** 表現でも表す事ができる。 (%i1) (x+3)*(2*x-1); (%o1) (x + 3) (2 x - 1) (%i2) 2*x^3-x**2-2*x+3; 3 2 (%o2) 2 x - x - 2 x + 3 有理式は、除算記号 / で分数同様に表現する。/ は除算記号で四則演算順序にしたがうので、有理式の場合分母をカッコで囲う必要がある。 (%i3) (x-3)*(x+3)/((2*x-6)*(-x+1)); (x - 3) (x + 3) (%o3) ----------------- (1 - x) (2 x - 6) Maximaに入力した数式は、上記の様に入力しただけでは、同類項の加算ぐらいしか簡略化は行われない。最終型を得るためには、式変形する必要がある。 expand(多項式)は、多項式の積の展開を実行し、標準的な多項式表現にすることである。有理式に対しては分母・分子ともに展開を実行し、分子成分の項で有理式が多項分数式に展開される。約分は一切行われない。 (%i1) (x+3)*(2*x-1)-3*x+3; (%o1) (x + 3) (2 x - 1) - 3 x + 3 (%i2) expand(%); 2 (%o2) 2 x + 2 x (%i3) expand((x-3)*(x+3)/((2*x-6)*(-x+1))); 2 x 9 (%o3) ---------------- - ---------------- 2 2 - 2 x + 8 x - 6 - 2 x + 8 x - 6 factor(多項式)は、多項式をできるだけ一次式の積の表現に分解因数分解する。gfactor(多項式)は、多項式を複素数の領域まで因数分解する。有理式に対しては分母・分子ともに因数分解を実行し、約分も行う。多項式化している有理式も一度通分され、1つの分数式になる。 (%i1) x^4+2*x^2+1; 4 2 (%o1) x + 2 x + 1 (%i2) factor(%); 2 2 (%o2) (x + 1) (%i3) gfactor(%o1); 2 2 (%o3) (x - %i) (x + %i) (%i4) (x^2+2*x-3)/(x^2-3*x+2); 2 x + 2 x - 3 (%o4) ------------ 2 x - 3 x + 2 (%i5) factor(%); x + 3 (%o5) ----- x - 2 (%i6) (2*x^2-4*x+6)/(x-3)-2*x; 2 2 x - 4 x + 6 (%o6) -------------- - 2 x x - 3 (%i7) factor(%); 2 (x + 3) (%o7) --------- x - 3 rat(式)は有理式・多項式を正則有理化する。正則有理形式(CER)とは 一つの分数式であること。 分子と分母に公約多項式が無いこと。 分母の最大次数項の係数が正の数であること。 である。rat..(式)の式変形の関数はそのほか多数あるが、それらはすべて結果がCERになっている。 (%i1) (3/2*x^2-1/3*x-1/4)/(-1/3*x-4)-1*x; 2 3 x x 1 ---- - - - - 2 3 4 (%o1) ------------ - x x - - - 4 3 (%i2) rat(%); 2 22 x + 44 x - 3 (%o2)/R/ - ---------------- 4 x + 48 rat...()を実行するとCER形式であることを示す符号/R/がつく。これが付いていると以後の正則有理化し続けようとする。符合を忘却するには、ratdisrep(式)を用いる。 (%i3) %o2-1/(4*x+48); 2 11 x + 22 x - 1 (%o3)/R/ - ---------------- 2 x + 24 (%i4) ratdisrep(%o2); 2 22 x + 44 x - 3 (%o4) - ---------------- 4 x + 48 (%i5) %o4-1/(4*x+48); 2 22 x + 44 x - 3 1 (%o5) - ---------------- - -------- 4 x + 48 4 x + 48 またCRE形式にfactor(式),expand(式) を実行すると/R/符号を忘却してから、それらの式変形をする。(因数分解形式や展開形式はCRE形式になり得ないので。) partfrac(式,変数)は部分分数展開部分分数分解を行う。 subst(代入する式,変数名,式)は(式)中の(変数)に(代入する式)を代入する。ratsubst(置き換える式,置き換えられる式,式)は(式)中の(置き換えられる式)に(置き換える式)を代入する。 num(有理式)は分子を返す。denom(有理式)は分母を返す。 pickapart(式,深さ)は(式)を(深さ)ので分解し、それぞれに(%tn)のラベルを付ける。展開多項式の場合、深さ1で各項ごとに分けることができる。 coeff(有理式,変数名,次数)は、(有理式)から、(変数)の(次数)次項の係数を返す。(次数)は省略でき、その場合は1とされる。定数項を拾うのには、(次数)に0を入れる。 (%i1) ex:3*x^2+4*x-3; 2 (%o1) 3 x + 4 x - 3 (%i2) coeff(ex,x,2); (%o2) 3 (%i3) coeff(ex,x); (%o3) 4 (%i4) coeff(ex,x,0); (%o4) -3 ただし、多変数の多項式の係数は、正しいが期待した通りにはならないことがある。 (%i5) ex:2*x^2+3*x*y-y^2-5*x+3; 2 2 (%o5) - y + 3 x y + 2 x - 5 x + 3 (%i6) coeff(ex,y); (%o6) 3 x (%i7) coeff(ex,x); (%o7) 3 y - 5 (%i8) coeff(ex,x*y); (%o8) 0 (%i9) coeff(coeff(ex,x),y); (%o9) 3 多変数の場合は式(%i9)の様に、coeff(coeff(と繰り替えして、すべての変数に対して次数を指定するのが正しい。同様に定数項を拾うのにも、coeff(coeff(ex,x,0),y,0)が使える。また、これはdeclear(x,mainvar,y,constant)Maxima/変数と定数#宣言(declare)などの宣言をしていても同様である。 DISPLAY2D:FALSE; ex:2*x+3*y+z+4=0; coeff(expand(rhs(solve(ex,z)[1])),x); coeff(expand(rhs(solve(ex,z)[1])),y); coeff(coeff(expand(rhs(solve(ex,z)[1])),x,0),y,0); hipow(多項式,変数) lopow(多項式,変数) listofvars(式)
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法>民事訴訟法第7条 (併合請求における管轄) 第7条 一の訴えで数個の請求をする場合には、第4条から前条まで(第6条第3項を除く。)の規定により一の請求について管轄権を有する裁判所にその訴えを提起することができる。ただし、数人からの又は数人に対する訴えについては、第38条前段に定める場合に限る。 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第1編総則 第2章 裁判所 第2節 管轄 |第6条の2(意匠権等に関する訴えの管轄) |第8条(訴訟の目的の価額の算定) 007
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ページの作成:「法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) ==条文== (吸収合併等をやめることの請求) ;第784条の2 :次に掲げる場合において、消滅株式会社等の株主が不利益を受けるおそれがあるときは、消滅株式会社等の株主は、消滅株式会社等に対し、吸収合…」
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高校化学で扱われる沈殿反応、イオン、化合物の色、気体の発生などについてまとめた。 Ag^+,Pb^2+,Hg2^2+と沈殿をつくる。AgCl は光で分解、PbCl2 は熱湯に溶ける。 硫酸。 アルカリ金属、NH4^+以外と沈殿をつくる。 した。Ba,Pbの沈殿はバナナと同じ黄色。Agは赤褐色。 イオン化傾向で Li^+ ~ Na^+ 沈殿しにくい、Mg^2+ ~ Cu^2+ + Mn^2+ 水酸化物が沈殿、Hg^2+,Ag^+ 水酸化物が分解し酸化物が沈殿。水酸化物は加熱すると酸化物が生成する。Na^+まではNaOH水溶液が沈殿を作りにくいことから連想できる。Hg^2+,Ag^+は個別に覚え、その間のイオン化傾向の金属イオンは沈殿すると覚える。 ! 水酸化ナトリウムの水溶液を過剰に加え、沈殿が錯イオンを形成し溶解するもの。両性金属 + Cr^3+。 Al(OH)3 ->[NaOH] [Al(OH)4]^- Zn(OH)2 ->[NaOH] [Zn(OH)4]^2- Sn(OH)2 ->[NaOH] [Zn(OH)4]^2- Pb(OH)2 ->[NaOH] [Pb(OH)4]^2- Cr(OH)3 ->[NaOH] [Cr(OH)4]^- か。 Cu(OH)2 ->[NH3] [Cu(NH3)4]^2+ Ag2O ->[NH3] [Ag(NH3)2]^+ Ni(OH)2 ->[NH3] [Ni(NH3)6]^2+ Zn(OH)2 ->[NH3] [Zn(NH3)4]^2+ Cd(OH)2 ->[NH3] [Cd(NH3)4]^2+ これらの錯イオンは、ジアンミン銀(I)イオン、ヘキサアンミンニッケル(II)イオンを除いて配位数4である。 Fe^2+ または Fe^3+ を含む水溶液に、ヘキサシアニド鉄(II)酸カリウム K4[Fe(CN)6] 水溶液、ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウム K3[Fe(CN)6] 水溶液、チアシオン酸カリウム KSCN 水溶液を加える。 この内、青白色沈殿と褐色溶液になるものについては問われにくい。 高校化学で扱われる化合物の色について扱う。 塩化物、硫酸塩、炭酸塩はすべて白。 Fe^2+:淡緑Fe^3+:黄褐Cu^2+:青Ni^2+:緑Cr^3+:緑Mn^2+:淡桃MnO4^-:赤紫CrO4^2-:黄Cr2O7^2-:赤橙[Cu(NH3)4]^2+:深青[Cr(OH)4]^-:濃緑[Ni(NH3)6]^2+:青紫 中央|サムネイル|Cr2O72- 中央|サムネイル|CrO42- 中央|サムネイル|Cu2+ 中央|サムネイル|Fe2+ CuO:黒Cu2O:赤Fe2O3:赤褐Fe3O4:黒FeO:黒Al2O3:白Ag2O:褐色ZnO:白MnO2:黒HgO:黄 中央|サムネイル|CuO 中央|サムネイル|Cu2O 中央|サムネイル|Fe2O3 中央|サムネイル|Fe3O4 中央|サムネイル|FeO 中央|サムネイル|Al2O3 中央|サムネイル|ZnO 中央|サムネイル|MnO4 中央|サムネイル|HgO Fe(OH)2:緑白Fe(OH)3:赤褐Cu(OH)2:青白Cr(OH)3:灰緑Ni(OH)2:緑その他:白 中央|サムネイル|Fe(OH)3 中央|サムネイル|Cu(OH)2 BaCrO4:黄PbCrO4:黄Ag2CrO4:赤褐 ZnS :白CdS:黄MnS:淡赤SnS:褐その他:黒 中央|サムネイル|ZnS 中央|サムネイル|CdS 中央|サムネイル|MnS ファイル:Flametest--.swn.jpg|ガスバーナーの色 ファイル:FlammenfärbungLi.png|リチウム ファイル:Flametest--Na.swn.jpg|ナトリウム ファイル:FlammenfärbungK.png|カリウム ファイル:FlammenfärbungCa.png|カルシウム ファイル:FlammenfärbungSr.png|ストロンチウム ファイル:Flametest--Cu.swn.jpg|銅 ファイル:BaCl Flame colour.jpg|バリウム 水素H2 酸素O2 オゾンO3 窒素N2 塩素Cl2 塩化水素HCl フッ化水素HF 硫化水素H2S アンモニアNH3 二酸化炭素CO2 一酸化炭素CO 二酸化窒素NO2 一酸化窒素NO 二酸化硫黄SO2 り両性に愛される。 潮解性:NaOH,KOH,H3PO4,P4O10,CaCl2 風解性:Na2CO3.10H2O,CuSO4.5H2O
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法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法) (留置権の行使と債権の消滅時効) 第300条 留置権の行使は、債権の消滅時効の進行を妨げない。 留置権の抗弁は、被担保債権の債務者が原告である訴訟において提出された場合には、当該債権について消滅時効中断の効力があり、かつ、その効力は、右抗弁の撤回されてないかぎり、その訴訟係属中存続するものと解すべきである。 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第7章 留置権 |民法第299条(留置権者による費用の償還請求) |民法第301条(担保の供与による留置権の消滅) 300
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法) (持分会社と社員との間の訴えにおける会社の代表) 第601条 第599条第4項の規定にかかわらず、持分会社が社員に対し、又は社員が持分会社に対して訴えを提起する場合において、当該訴えについて持分会社を代表する者(当該社員を除く。)が存しないときは、当該社員以外の社員の過半数をもって、当該訴えについて持分会社を代表する者を定めることができる。 ---- {{前後 |会社法 |第3編 持分会社 第3章 管理 第2節 業務を執行する社員 |会社法第600条(持分会社を代表する社員等の行為についての損害賠償責任) |会社法第602条 601
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大学および大学以降の学校で習うような学問を独学したい場合、どのような手順で勉強すると良いかを解説した記事の一覧。
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (留置・弁護人選任申出) 第209条 第74条、第75条及び第78条の規定は、逮捕状による逮捕についてこれを準用する。 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第2編 第一審 第1章 捜査 |第208条の2(勾留期間の再延長) |第210条(緊急逮捕) 209
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C · IVLII · CAESARIS · COMMENTARIORVM · BELLI · GALLICI LIBER · QVINTVS __notoc__ 原文テキストについてはガリア戦記/注解編#原文テキストを参照。 21.    1Trinobantibus defensis atque ab omni militum iniuria prohibitis, Cenimagni, Segontiaci, Ancalites, Bibroci, Cassi legationibus missis sese Caesari dedunt.    2Ab eis cognoscit non longe ex eo loco oppidum Cassivellauni abesse silvis paludibusque munitum, quo satis magnus hominum pecorisque numerus convenerit.    3Oppidum autem Britanni vocant, cum silvas impeditas vallo atque fossa munierunt, quo incursionis hostium vitandae causa convenire consuerunt.    4Eo proficiscitur cum legionibus;    locum reperit egregie natura atque opere munitum;    tamen hunc duabus ex partibus oppugnare contendit.    5Hostes paulisper morati militum nostrorum impetum non tulerunt seseque alia ex parte oppidi eiecerunt.    6Magnus ibi numerus pecoris repertus, multique in fuga sunt comprehensi atque interfecti. ---- テキスト引用についての注記 整形テキストについてはガリア戦記/注解編#凡例を参照。 XXI.    ①Trinovantibus dēfēnsīs atque ab omnī mīlitum iniūriā prohibitīs, Cenimanī, Segontiacī, Ancalitēs, Bibrocī, Cassī lēgātiōnibus missīs sēsē Caesarī dēdunt.    ②Ab iīs cognōscit nōn longē ex eō locō oppidum Cassivellaunī abesse silvīs palūdibusque mūnītum, quō satis magnus hominum pecorisque numerus convēnerit.    ③Oppidum autem Britannī vocant, cum silvās impedītās vallō atque fossā mūniērunt, quō incursiōnis hostium vītandae causā convenīre cōnsuērunt.    ④Eō proficīscitur cum legiōnibus;    locum reperit ēgregiē nātūrā atque opere mūnītum;    tamen hunc duābus ex partibus oppugnāre contendit.    ⑤Hostēs paulīsper morātī mīlitum nostrōrum impetum nōn tulērunt sēsēque aliā ex parte oppidī ēiēcērunt.    ⑥Magnus ibi numerus pecoris repertus, multīque in fugā sunt comprehēnsī atque interfectī. ---- 注記 原文の eīs, Trinobantibus などは、それぞれ iīs, Trinovantibus とした。 Trinovantibus : α系写本の表記は Trinobantibus で、 β系写本の表記は Trinovantibus となっている。 語釈
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この教科書を手に取っていただき、誠にありがとうございます。 C言語は、プログラミングの世界における重要な基礎を提供する言語の一つです。 C言語を学ぶことは、プログラミングの基本的な概念や技術を理解し、さまざまな分野での活動に応用するための重要な第一歩です。 この教科書を通じて、C言語の基礎的な概念や構文を学んでいただきました。 変数、演算子、制御構造などの基本的な要素から、関数、ポインタ、配列などの高度な機能まで、C言語の基礎を幅広くカバーしています。 これらの知識は、プログラミングの世界でさまざまなタイプのプログラムを作成するための基盤となります。 C言語は、そのシンプルさと効率性から、多くの分野で広く利用されています。 システムプログラミング、組み込みシステム、高性能コンピューティングなど、さまざまな領域でC言語が重要な役割を果たしています。 C言語を習得することは、プログラマとしての基本的なスキルを磨くだけでなく、幅広い分野でのキャリアの可能性を拡げることにもつながります。 C言語を学んだ後は、さらに多くの学習や成長の機会が待っています。 新しいプログラミング言語の学習や、特定の分野への深化、実践的なプロジェクトへの参加など、さまざまな方向性が考えられます。読者の皆さんが自身の興味や目標に応じて、プログラミングスキルをさらに高めていくことを願っています。 C言語を学んだ後に学ぶべきものは、個々の興味や目標によって異なりますが、一般的には以下のような項目が挙げられます: データ構造とアルゴリズム: データ構造やアルゴリズムの理解は、プログラミングにおいて非常に重要です。リスト、スタック、キュー、木構造、グラフなどの基本的なデータ構造や、ソートアルゴリズム、探索アルゴリズムなどの基本的なアルゴリズムを学ぶことが重要です。 プログラミング言語の拡張: C言語の基礎を身につけたら、他のプログラミング言語の学習を検討してみましょう。例えば、PythonやJavaなどの高水準言語は、C言語とは異なるアプローチや機能を提供しています。 オブジェクト指向プログラミング(OOP): オブジェクト指向プログラミングは、ソフトウェア開発における重要なパラダイムの一つです。クラス、オブジェクト、継承、ポリモーフィズムなどの概念を理解し、C++やJavaなどのオブジェクト指向言語を学ぶことが役立ちます。 システムプログラミング: C言語はシステムプログラミングにも利用されることが多いため、UNIXやLinuxなどのシステムプログラミングの基礎を学ぶことも重要です。システムコールやファイル入出力、プロセス管理などのトピックを理解することで、より低レベルでのプログラミングが可能となります。 プロジェクト管理とチームワーク: 単独でのプログラミングだけでなく、実際のプロジェクトでのチームワークやプロジェクト管理のスキルも重要です。バージョン管理システム(Gitなど)やコラボレーションツール(GitHubなど)の使い方を学ぶことで、効果的なチーム作業が可能となります。 データベースとSQL: データベースは、多くのアプリケーションで重要な役割を果たしています。SQL(Structured Query Language)を学ぶことで、データベースの基本的な操作やクエリの作成方法を理解し、データの効率的な管理や取得ができるようになります。 Web開発: インターネットの普及により、Web開発の需要が高まっています。HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術や、サーバーサイドの言語(例えば、PHP、Node.js、Rubyなど)を学ぶことで、動的なWebアプリケーションの開発が可能となります。 ソフトウェア開発のベストプラクティス: ソフトウェア開発におけるベストプラクティスを学ぶことも重要です。テスト駆動開発(TDD)、アジャイル開発、リファクタリングなどの技術や手法を理解し、より効率的で品質の高いコードを書けるようになります。 インターネットセキュリティ: インターネットの利用が普及するにつれて、セキュリティの重要性もますます高まっています。ネットワークセキュリティやウェブアプリケーションのセキュリティに関する知識を身につけることで、安全なソフトウェアの開発や運用が可能となります。 コンピュータサイエンスの基礎: データ構造やアルゴリズム、コンピュータアーキテクチャ、オペレーティングシステムなど、コンピュータサイエンスの基礎的な知識を学ぶことも重要です。これらの知識は、プログラミング能力を向上させるだけでなく、コンピュータシステム全体を理解する上でも役立ちます。 これらのトピックを学ぶことで、より幅広い視野を持ち、さまざまなプログラミングの課題に対応できるようになります。自分の興味や目標に合わせて、これらの領域に深く学び進んでいくことをお勧めします。
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第2編 株式会社>第2章 株式 (単元未満株式の価格の決定) 第193条 裁判所は、前項の決定をするには、前条第1項の規定による請求の時における株式会社の資産状態その他一切の事情を考慮しなければならない。 第1項の規定にかかわらず、第2項の期間内に同項の申立てがあったときは、当該申立てにより裁判所が定めた額をもって当該単元未満株式の価格とする。 株券発行会社は、株券が発行されている株式につき前条第1項の規定による請求があったときは、株券と引換えに、その請求に係る株式の代金を支払わなければならない。 1項 ---- {{前後 |会社法 |第2編 株式会社 第2章 株式 第6節 単元株式数 |会社法第192条(単元未満株式の買取りの請求) |会社法第194条(単元未満株主の売渡請求) 193
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前)(次) 第32条の2 次の各号のいずれかに該当する者は、30万円以下の過料に処する。 32の2
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法 (時機に後れた攻撃防御方法の却下等) 第157条 当事者が故意又は重大な過失により時機に後れて提出した攻撃又は防御の方法については、これにより訴訟の完結を遅延させることとなると認めたときは、裁判所は、申立てにより又は職権で、却下の決定をすることができる。 攻撃又は防御の方法でその趣旨が明瞭でないものについて当事者が必要な釈明をせず、又は釈明をすべき期日に出頭しないときも、前項と同様とする。 控訴審において初めて提出した攻撃防禦の方法が、民訴第139条にいわゆる時機に後れたるや否やは、第一審以来の訴訟手続の経過を通観してこれを判断すべく、時機に後れた攻撃防禦の方法であつても、当事者に故意または重大な過失が存し、かつ訴訟の完結を遅延せしめたる場合でなければ、同条によりこれを却下し得ないものと解すべきである。 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第2編第一審の訴訟手続 第3章 口頭弁論及びその準備 第1節 口頭弁論 |第156条の2(審理の計画が定められている場合の攻撃防御方法の提出期間) |第157条の2(審理の計画が定められている場合の攻撃防御方法の却下) 157
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法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法) (賃借人の意思に反する保存行為) 第607条 賃貸人が賃借人の意思に反して保存行為をしようとする場合において、そのために賃借人が賃借をした目的を達することができなくなるときは、賃借人は、契約の解除をすることができる。 第606条第2項において、賃貸人による賃貸物の保存行為について賃借人は拒否できない旨定めるが、保存行為の態様によっては、賃貸の目的を達することができない可能性がある。一般的には、賃貸人はその期間内の代替手段を提供するなどして、賃借人の合意を得て保存行為を実施する例が多いが、代替手段の提供がないなどの事情で賃借人が合意できない場合、賃借人は契約の解除ができる。 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第2章 契約 第7節 賃貸借 |民法第606条(賃貸人による修繕等) |民法第607条の2(賃借人による修繕) 607
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法 (配当等を受けるべき債権者の範囲) 第140条 配当等を受けるべき債権者は、差押債権者のほか、売得金については執行官がその交付を受けるまで(第137条又は民事保全法第49条第3項 の規定により供託された売得金については、動産執行が続行されることとなるまで)に、差押金銭についてはその差押えをするまでに、手形等の支払金についてはその支払を受けるまでに配当要求をした債権者とする。 ---- {{前後 |民事執行法 |第2章 強制執行 第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行 第3款 動産に対する強制執行 |民事執行法第139条(執行官による配当等の実施) |民事執行法第141条(執行官の供託) 140
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法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法) (合意による弁済の充当) 第490条 2017年改正により本条新設、改正前は以下の条項が定められていたが、民法第491条に移動。 (数個の給付をすべき場合の充当) 前二条 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第1章 総則 第6節債権の消滅 第1款弁済 |民法第489条(元本、利息及び費用を支払うべき場合の充当) |民法第491条(数個の給付をすべき場合の充当) 490 490
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小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校地理歴史>高等学校歴史総合>第二次世界大戦 第一次世界大戦後、国際協調体制が整ったとはいえ、世界は再び戦争への道を歩み始めていました。戦争は人々の考え方にどのような影響を与えるのでしょうか。 ドイツが1933年に国際連盟を脱退したのは、ヴェルサイユ体制から自由になりたかったからです。その後、再軍備宣言と徴兵制復活を決めました。ドイツはロカルノ条約も破り、ラインランドの非武装地帯に進出しましたが、列強はドイツに対する制裁を厳しくしません。イタリアもエチオピアに侵攻するなど、他国への侵略を強めていきました。また、ドイツと接近し、1936年にはベルリン・ローマ枢軸が成立しました。スペインで反ファシズムの人民戦線内閣が成立され内戦が起こると、ドイツとイタリアは反乱軍のフランシスコ・フランコ将軍を支持しました。一方、イギリスとフランスは不干渉政策をとったので、ソ連や国際義勇軍の支援を受けても、人民戦線政府は敗退しました。 アドルフ・ヒトラーが1938年にオーストリアを併合したのは、「ドイツ民族」を復活させるためでした。次にドイツ人の多いチェコスロヴァキアの一部、ズデーテン地方を併合しようとしました。戦争を回避するため、イギリスとフランスはドイツ、イタリアとミュンヘン会談を行い、ドイツの要求に応じました。このような政策を宥和政策といいます。 1937年、イタリアは日本、ドイツとともに防共協定を結びました。この3カ国は、ソ連の恐怖に備えるために、枢軸国を結成しました。1939年、ドイツはミュンヘン会談で不参加を約束していたチェコスロヴァキアに侵攻し、チェコスロヴァキアを解体しました。独ソ不可侵条約を締結したドイツは、1939年9月にポーランドに進攻しました。これに対して、フランスとイギリスが宣戦布告し、第二次世界大戦が始まりました。ソビエト連邦もポーランドの東半分を占領し、フィンランドとバルト三国を領土に加えました。 ドイツ軍はパリも占領して、ロンドンなどでは民間人への空襲で多くの被害が出ました。ドイツはバルカン半島も占領し、ソ連との関係も悪くなったため、1941年6月に独ソ戦に突入しました。しかし、ドイツはスターリングラードの戦いに敗れ、東部戦線で敗北しました。一方、アメリカは1941年3月に武器貸与法を成立させて、ヨーロッパ戦線でイギリスとソ連を支援しました。1941年12月、ついにアメリカは戦争に参加しました。1944年6月、連合国によるノルマンディー上陸作戦が成功すると、ドイツは西部戦線での戦力を縮小しました。 ナチ党は優生思想に基づき、ユダヤ人、スラヴ人、ロマ、障害者、その他社会的弱者を対象に、組織的な殺害を行いました。特にユダヤ人におびただしい数の死者が出たといわれていますユダヤ人の死者数には一般的に600万人といわれていますが、この数字が出た当時からアウシュヴィッツ収容所などでの死者数に関する定説が変化しており、この数字には疑問点も出され、それ以下であるともそれ以上であるともいわれるなど、人数は定まっていません。。ドイツ軍占領地域では、抵抗運動(レジスタンス)が盛んになり、自力で解放した地域もありました。
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いちごと牛乳を混ぜて作るいちごジュース。本当に美味しいですが、イチゴを大量に使い、かなり贅沢です。 いちご,牛乳、氷,砂糖,レモン汁をミキサーに入れ液状になるまで混ぜる。 一旦取り出し,少量を器にとって味見をする。 好みの味ならばそのまま飲み,足りないと思ったら足りないものを入れてまた混ぜる。
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解析力学はニュートン力学の内容をより汎用的に使える形に定式化し直したものである。 例えばデカルト座標でのニュートンの運動方程式を極座標系へ書き直すととても煩雑になる。 この困難をさけるため、解析力学では任意の座標系で、より一般的な形でのニュートンの運動方程式を得ることができる。 特に物理系の対称性を見る場合にこれが用いられることが多い。 また、多くの物体が関わる問題に対しても使われることがある。 また、この部分で定義される用語は量子力学や、電磁気学など他の分野でも多く使われるため、カリキュラムの中では、重要な位置を占める。
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(信書隠匿) 第263条 他人の信書を隠匿した者は、6月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金若しくは科料に処する。 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 ---- {{前後 |刑法 |第2編 罪 第40章 毀棄及び隠匿の罪 |刑法第262条の2(境界損壊) |刑法第264条(親告罪) 263 263
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Se節中の仮定法は「もし〜ならば」と訳す。 Se mi estus kato, mi ne manĝus tubajlon. もし私が猫ならば、ネギは食べないだろう。 La komponisto traktas Miku, kvazaŭ ŝi estus homo. Sed Miku estas iom mallerta pri parolo. Miku: Mi volus paroli lerte... その作曲家はミクを人間のように扱う。(実際には人間ではないので仮定法) でもミクはあまりしゃべるのがうまくない。 ミク:うまくしゃべれればなぁ〜。(実際にはしゃべれないので仮定法) Miku: Vidu, tiu ĉi domo faritas el tubajloj! Miku: Ĉu mi povus manĝi ĝin? Ŝi devus esti feliĉa, ĉar troviĝis multe da tubajloj, sed ŝi ne estis. La tubajloj estis dikaj tuberosoj! Ŝi manĝis tuberoson, antaŭ ol mi povus ĉesigi ŝin. Miku: Fi! Malbongusta! ミク:見て、このおうち全部ネギで出来てるぅ! ミク:これ食べてもよろしいでしょうか?(仮定法で控えめな態度を表す) ネギがたくさんあるので彼女は幸運のはずだが、彼女は幸運ではなかった。(仮定の義務:はず)ネギは太いニラだった!私が止められるより先に彼女はニラを食べてしまった。(実際には止められてないので仮定法) ミク:げっ!まずい!
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アセンブリ言語は、コンピュータ・プログラマのツールボックスの中でも最も古いツールの一つです。最近では、1行のアセンブラコードを見ることなくソフトウェアプロジェクト全体を書くことができます。では、なぜアセンブリ言語を学ぶのでしょうか? アセンブリ言語は、人間とコンピュータの間の最も近いコミュニケーションの形態の1つです。アセンブリ言語を使えば、プログラマはプログラム内のデータと実行の流れをほとんど人間が読める形で正確に追跡することができます。一旦プログラムがコンパイルされると、そのコードをリバースエンジニアリングで元の形に戻すことは困難(場合によってはほぼ不可能)です。そのため、16進数や2進数ではなく、コンパイルされたプログラムを確認したい場合は、アセンブリ言語で確認する必要があります。デバッガではアセンブリ言語で書かれたプログラムコードしか表示されないことが多いので、アセンブリ言語を学ぶメリットは多いにあります。 アセンブリ言語は、ブートローダや低レベルのカーネルコンポーネントなどの低レベルのタスクを実装するために、唯一ではないにしても好ましいツールでもあります。アセンブリ言語で書かれたコードは高級言語で書かれたコードよりもオーバーヘッドが少ないため、アセンブリ言語コードは他の言語で書かれた同等のプログラムよりもはるかに速く実行されることが多い。また、高級言語で書かれたコードをアセンブリ言語にコンパイルして「手で最適化」することで速度を極限まで引き出すことができる。インテルやAMDなどのハードウェアメーカーがプロセッサに新機能や新命令を追加すると、それらの機能にアクセスする唯一の方法がアセンブリ言語ルーチンであることが多い。少なくとも、主要なコンパイラベンダーがこれらの機能をサポートするようになるまでは、そのような方法しかありません。 しかし、アセンブリ言語でプログラムを開発することは、非常に時間のかかる作業です。新しいプロジェクトをアセンブリ言語で書くのは良いアイデアではないかもしれませんが、アセンブリ言語について少しでも知っておくことは価値のあることです。 本書は、アセンブリ言語の入門書として、また、すでにこのテーマについて知っているが、x86システム・アーキテクチャについてもう少し情報が必要だという人のための良い資料となります。また、x86アセンブリ言語のより高度な使い方についても説明しています。読者の皆様には、プログラミングの基礎知識をお持ちの方であれば、どなたでも本書をお読みいただき、ご協力いただけると幸いです。 訳注:ここで説明されている構成は、[https://en.wikibooks.org/w/index.php?title=X86_Assembly/Introduction&oldid=3815805 翻訳元]の構成であることに注意して下さい。 第1章では、x86ファミリーのチップについて説明し、基本的な命令セットを紹介します。第2章では、アセンブラごとの構文の違いを説明します。第3章では、浮動小数点演算、MMX演算、SSE演算など、利用可能な追加命令セットについて説明します。 第4章では、ブートローダの作成などの低レベルなプログラミング作業を含む、x86アセンブラの高度なトピックについて説明します。CやC++などの高水準言語では簡単に実装できない作業がたくさんあります。例えば、割り込みの有効化・無効化、プロテクトモードの有効化、制御レジスタへのアクセス、グローバルディスクリプターテーブルの作成など、すべての作業をアセンブリで処理する必要があります。また、第4章では、アセンブリ言語とC言語などの高級言語との連携についても扱う。アセンブリで関数(例えば、プロテクトモードを有効にする関数)を書いたら、その関数をより大きなCベース(あるいはC++ベース)のカーネルにインターフェースすることができます。第5章では、標準的なx86チップセットについて説明し、x86コンピュータの基本的なアーキテクチャをカバーし、一般的なハードウェアの側面を扱います。 本書の現在のレイアウトは、読者が必要とする情報を過不足なく提供できるように設計されています。あるアセンブラのアセンブリ言語を学ぼうとする読者は、第1章と第2章のうち自分のアセンブラに直接関係する章だけを読めばよい。MMX命令やSSE命令をさまざまなアルゴリズムで実装したいと考えているプログラマは、第3章を読むだけで十分です。ブートローダやカーネル、その他の低レベルのタスクを実装したいプログラマは、第4章を読めばいいでしょう。x86ハードウェア設計の詳細を知りたい方は、第5章までお読みください。 Assembler-Programmierung für x86-Prozessoren/ Einleitung X86 Assembly/Introduction Programmation Assembleur x86/Introduction Programmeren in x86 assembler/Inleiding Assembly x86/Introdução
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ラテン語の語句> >3人称・複数・現在・受動・接続法coquantur「料理され得る」:接続法で「可能」を表わす。 意味:帝制ローマのアウグストゥス帝が言っていたとされる、物事を迅速に処理することのたとえ。 カエサルやアウグストゥスは、アスパラガスを好み、産地からローマまで輸送するための「アスパラガス船団」を組織していたほどだと言われている。 英訳では、''Faster than you can cook asparagus''(あなたがアスパラガスを料理することができるよりも速く)、''quicker than boiled asparagus''(アスパラガスがゆでられるより急いで)などとも表現されている。 (編集中) [[画像:Calgacus.JPG|thumb|right|300px|グラウピウス山の戦いに臨んで、カレドニア人たちに演説するカルガクス(Calgacus) ]] (編集中) 意味:「光陰矢の如し」に同じ。歳月はあっという間に過ぎ去ってしまうものだ。 出典:ウェルギリウス(Publius Vergilius Maro)の『農耕詩』(Georgica)の次の一節(第3巻284節)に由来する。 ラテン語の語句/総索引#テーマ別の索引 を参照。
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小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校家庭>消費者としてできること~権利と責任~ 消費者の権利と義務について学びましょう。 消費者の権利と責任にあてはまる場面を考え、自分の消費行動を工夫しましょう。 幅広い物資やサービスの中から正しい商品を選ぶためには、商品に関する幅広い知識や情報が必要です。消費者は、消費の判断や問題解決のために必要な知識や情報を探し、教育を受ける権利と責任があります。 アメリカのジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領は、世界で初めて消費者の権利のために戦いました。彼は日本より先に消費者問題をよく知っていました。最初に挙げられた消費者の4つの権利は、1962年の「消費者利益の保護に関する議会特別教書」から来ています。 当初は消費者の権利のみを求めていました。その後、国際消費者機構(Consumers International:CI)は消費者に権利と責任の両方があるとして、8つの権利と5つの責任を挙げました。国際消費者機構は、消費者団体の国際連絡組織です。消費者の権利と責任の意識を高め、政府の政策や企業の行動を変えるように働きかける試みが世界中で行われています。例えば、商品が壊れていた場合、消費者は事業者に伝える権利と義務を持っています。 消費者基本法は、消費者政策の基本規則を定めた法律です。1968年、消費者保護基本法が成立しましたが、2004年から消費者基本法に変わりました。消費者基本法で、伝統的な考え方「消費者の保護」から、権利者として注目されるようになりました。消費者基本法は、消費者の権利を守り、消費者の自立支援を目指すように定めています。消費者の利益を守り、向上させるために、国・地方自治体・事業者が何をしなければならないかを説明しています。また、消費者も何を知らなくてはならないかを見つける努力をするように求めています。 1962年、4つの権利を提唱しました。その後、1982年、8つの権利と5つの責任を提唱しました。 ★安全を求める権利 健康や命に危険性のある商品の製造・販売から守られます。サムネイル|488x488px|8つの権利★知らされる権利 簡単に情報に入手出来て、誤解を招くような表示や広告から守ります。 ★選択する権利 品質が良く価格も手頃な様々な商品から選びます。 ★意見が反映される権利 消費者の意見を踏まえて、消費者の利益になる政策や商品開発を行います。 ★補償を受ける権利 不良品の被害などは、商品を交換したり、消費者に賠償金を支払ったりして解決します。 ★消費者教育を受ける權利 基本的な消費者の権利や責任ある行動など、商品選択に必要な知識と能力を手に入れます。 ★生活の基本的ニーズが保障される権利 充分な衣食住や医療、教育、公衆衛生など生活に欠かせない物資やサービスが手に入れます。 ★健全な環境を享受する権利 人々を危険に巻き込まないような場所で働いたり生活したりさせます。 サムネイル|488x488ピクセル|5つの責任 ★批判的意識を持つ責任 商品の値段や品質などに関心や疑問を持ち、与えられた情報を鵜呑みにしません。 ★主張し行動する責任 商品に問題がある時、相談したり改善を求めたりして、正しい取引が出来るように働きかけます。 ★連帯する責任 消費者問題を解決したり、消費者の利益を守るために協力します。 ★環境への配慮をする責任 環境に優しい商品を選び、無駄遣いをしないで、自分の消費行動が環境にどのような影響を与えるかを考えた上で、正しい方法で捨てましょう。 ★社会的弱者に配慮する責任 生産者の暮らしや身体的・経済的に立場の弱い人なども考えて、消費行動をとりましょう。
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (没収物の交付) 第497条 没収を執行した後3箇月以内に、権利を有する者が没収物の交付を請求したときは、検察官は、破壊し、又は廃棄すべき物を除いては、これを交付しなければならない。 没収物を処分した後前項の請求があった場合には、検察官は、公売によって得た代価を交付しなければならない。 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第7編 裁判の執行 |第496条(没収物の処分) |第498条(偽造・変造部分の表示) 497
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法学>民事法>商法>会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法) (清算の開始原因) 第644条 ---- {{前後 |会社法 |第3編 持分会社 第8章 清算 第1節 清算の開始 |会社法第643条(解散した持分会社の合併等の制限) |会社法第645条(清算持分会社の能力) 644
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エスペラントでは、名詞などの格変化が少ない分、前置詞でそれらの内容を補うことになります。次のような前置詞があります。 ほかにもたくさんの前置詞があります。一つ一つ、覚えていきましょう。
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4.1 \rho は集合 A の元と集合 B の元との間の関係とする. もし 一価律:a\rho b かつ a\rho b' ならば b = b' がみたされるならば,\rho は A から B への半写像, または半関数といい,a\rho b となる唯一の b を \rho(a) で表し,これを a における \rho の値という. また A はこの半写像の域,B は余域という. \rho の逆がまた一価律をみたすとき、\rho は一対一であるという. \rho が A から B への半写像であるとき、 a\rho b である b が存在するような a の集合を \rho の定義域,a\rho b である a の存在するような b の集合を \rho の像という. \rho の定義域が A と一致するとき,\rho は A から B への写像,または関数といい,\rho が A から B への写像であることを \rho:A \to B で表す. 写像 \rho の像が B と一致するとき, \rho は B の上への写像,または全射的な写像という. \rho が全射的な一対一写像のとき,\rho は A と B の間の一対一対応といい,このことを \rho : A \equiv B で表す. 再び \rho は A から B への半写像として, X \subset A, Y \subset B とする.このとき B の部分集合 \{\rho(a)|a \in X\} を X の \rho による像といい, \rho(X) で表す. \rho の像とは \rho による A の像のことであった. また A の部分集合 \{a|\rho(a) \in Y\} は \rho による Y の逆像といい,\rho^{-1}(Y) で表す. ただし b \in B のとき \rho^{-1}(\{b\}) は単に \rho^{-1}(b) と書く. 4.2 A, B, C は集合,f:A \to B, g:B \to C は写像とする.このとき各 a \in A に対してただ一つの c = g(f(a)) \in C が定まる. この c を k(a) で表せば k は写像 k:A \to C を定義する.この k を g \circ f または gf で表し, f と g の合成という.さらに h:C \to D ならば h \circ (g \circ f) = (h \circ g) \circ f である. この両辺は括弧を省略して h \circ g \circ f で表される. 次の定理は容易に証明できる. 定理 A, B, C は集合,f:A \to B, g:B \to C とする. (i) f と g が共に一対一ならば g \circ f も一対一である。 (ii) f と g が共に全射的ならば g \circ f も全射的である. (iii) g \circ f が一対一ならば f も一対一である f が一対一(単射)でなければ g \circ f は一対一でない. . (iv) g \circ f が全射的ならば g も全射的である. g が全射的でなければ g \circ f は全射的でない. . 4.3 A は集合,\mathfrak{U} は A の類別とするとき, 各 a \in A に対して a \in X である X \in \mathfrak{U} がただ一つ定まる. この X を p(a) とおけば p は A から \mathfrak{U} の上への写像となる.この p を類別 \mathfrak{U} への標準射影という. f が集合 A から B への写像のとき,A の二元 a, a' に対して f(a) = f(a') のとき a \sim a' と定義すれば \sim は A 上の同値関係となる. これによる類別を \mathfrak{U} とすれば各 X \in \mathfrak{U} に対して b \in B が定まり,a \in X ならば f(a)=b である. この b を q(X) とおけば q は \mathfrak{U} から B への写像で,これは一対一である. また p : A \to \mathfrak{U} は \mathfrak{U} への標準射影とすれば f = q \circ p. この対 (p, q) を f の右標準全単分解という. 4.4 X が集合 B の部分集合のとき、各 x \in X に対して i(x) = x とおけば,i は X から B への写像となり, これは一対一である.この i を X の B への理蔵または標準射入という. さらに g:B \to C のとき,合成 g \circ i を g の X への制限といい,g{\restriction_X} で表す.また h = g{\restriction_X} に対して g を h の拡張という. 特に X=B のとき,B の B への埋蔵を B 上の恒等写像といい,1_B で表す.任意の f:A \to B, g:B \to A に対して 1_B \circ f = f, g \circ 1_B = g である.また g \circ f = 1_A のとき g は f の左逆写像,f は g の右逆写像といい, さらに f \circ g = 1_B ならば f と g とは互いに他の逆写像という. このとき f は A と B との間の一対一対応となる.逆に f が一対一対応ならば f は逆写像 g を持つ.これを f^{-1} で表す. 任意の写像 f:A \to B に対して f の像を X とし, s(a) = f(a) で s:A \to X を定義すれば s は X の上への写像である.さらに r:X \to B を埋蔵とすれば f = r \circ s. この対 (s, r) を f の左標準全単分解という.さらに (p, q) が s の右標準全単分解ならば f = r \circ q \circ p で q は一対一対応である.この三つ組 (p, q, r) を f の両標準全単分解という. 4.5 \mathfrak{V} = \{ A_{\lambda} | \lambda \in \Lambda \} を集合の族とし,A=\bigcup \mathfrak{V} とする.写像 \varphi : \Lambda \to A ですべての \lambda \in \Lambda について \varphi(\lambda) \in A_{\lambda} となるようなものを集合族 \mathfrak{V} 上の選択関数という. \mathfrak{V} 上の選択関数全体の集合を \mathfrak{V} の直積といい, \prod \mathfrak{V},または \prod_{\lambda \in \Lambda} A_{\lambda} で表す. 各 A_{\lambda} \in \mathfrak{V} はこの直積の成分という.また写像 \pi_{\lambda} : \prod \mathfrak{V} \to A_{\lambda} で,各 \varphi \in \prod \mathfrak{V} における値 \pi_{\lambda}(\varphi) が \varphi(\lambda) であるものを直積の A_{\lambda} 成分への標準射影という. 普通,集合論においては 選択公理:どの成分も空でなければそれらの直積も空でない を仮定している.以下の議論もこの仮定のもとに行う. 特に \Lambda が有限集合 \{ 1, 2, \cdot \cdot \cdot , n \} のとき \prod \mathfrak{V} は有限直積といい,また A_1 \times A_2 \times \cdot \cdot \cdot \times A_{n} で表され,その元 \varphi で \lambda = 1, 2, \cdot \cdot \cdot , n に対して \varphi(\lambda) = a_{\lambda} となるものは (a_1, a_2, \cdot \cdot \cdot, a_n) で表される. §2 の始めに現れた二つの集合の直積 A \times B も \Lambda = \{1, 2\} の特別な場合であった.また A_1 = A_2 = \cdot \cdot \cdot = A_n = A のとき \prod \mathfrak{V} は A^n で表される. 2.1 で定義したように集合 A の元と集合 B の元との間の関係とは直積 A \times B の部分集合のことであったが,この概念を拡大して一般に A_1 \times A_2 \times \cdot \cdot \cdot \times A_n の部分集合のことをこれらの集合の元の間の n 元関係といい,特に A_1 = A_2 = \cdot \cdot \cdot = A_n = A の場合は集合 A の上の n 元(内部)関係という. 集合の有限直積 A_1 \times A_2 \times \cdot \cdot \cdot \times A_n から集合 B への写像 f は n 項写像,またはn 変数の写像といわれ f:A_1, A_2, \cdot \cdot \cdot , A_n \to B で表される.またこのとき直積の元 (a_1, a_2, \cdot \cdot \cdot , a_n) における f の値は f(a_1, a_2, \cdot \cdot \cdot , a_n) で表される.この a_k を写像 f の第 k 項という.二項以上の写像は一般に多項写像といわれる. f が有限直積からの半写像のときも同様の定義と表記法とを用いる. 4.6 集合 A において A^n から A への写像, または半写像はそれぞれ A 上の n 項演算, または n 項半演算ともいわれる.ただし n = 1 のときは単項演算,単項半演算といい,このとき f(x) のかわりにしばしば x^f の形で表す.f が A 上の二項演算(または二項半演算,以下同様)のときは §1 で例示したように, これに適当な演算記号 \bot 等を与え,f(x, y) のかわりに x \bot y の形で表すのが普通である. 関係や演算に関する議論ではその元数や項数によって本質的な差異が起こらぬことが多い. 以下このような場合代表として二元関係,二項演算について解説する. 同じ議論が一般の n 元関係,n 項演算についても拡張,適用できることは各自確かめられたい. 4.7 \rho, \sigma はそれぞれ集合 A, B 上の二元関係, \bot, \top はそれぞれ A, B 上の二項演算, f は A から B への写像とする. もし f が条件 をみたすならば,f は関係 \rho を \sigma に移すといい, また条件 をみたすとき f は 演算 \bot を \top に移すという. 例えば \log は正の実数の集合 \mathbf{R}^+ から実数の集合 \mathbf{R} への写像で、\mathbf{R}^+ 上の順序と積演算をそれぞれ R 上の順序と和演算とに移す. また X = \{ x \in R | x > -1 \} とし、x, y \in X のとき x * y = x + y + xy とおけば X は * によって群となることがわかる. 実は * は R^+ 上の積演算を f(x) = x - 1 によって X の上に移して作られた演算である. x * y = x + y + xy = (x + 1)(y + 1) - 1 x * y + 1 = (x + 1)(y + 1) 特に集合 A, B 上に同一の記号 \rho で書かれた二元関係 \rho があり(または A = B で f:A \to A のとき)、条件 をみたすとき f は 関係 \rho を保存する といい, 同様に A, B 上に同じ記号 \bot で書かれた二項演算があり (または A = B で f:A \to A のとき),条件 をみたすとき,f は 演算 \bot を保存する という. 例えば x \in R^+ に対して f(x) = x^2 とおけばこれは R^+ 上の自然な順序 \leqq を保存するが,この写像は R 上では \leqq を保存しない. 一般に二つの順序集合の間の順序を保存する写像は 増加的 であるという。 x \in R に対して f(x) = -x とおけば f は R 上で演算+ は保存するが,積は保存しない. 4.8 \bot は二つの集合 A, B 上に定義された二項演算,f:A \to B は \bot を保存する写像とする. このとき 4.3 で示した f(a) = f(b) のとき a \sim b として定義された A 上の同値関係 \sim は条件 両立性 をみたす.実際仮定から f(a) = f(b) で f(c) = f(d).f は \bot を保存するから f(a \bot c) = f(a) \bot f(c) = f(b) \bot f(d) = f(b \bot d).よって a \bot c \sim b \bot d. 一般に A 上に同値関係 \sim があり,それが A 上の演算 \bot についての上の両立性をみたすとき, \sim は \bot と両立するという.このとき \sim による類別 \mathfrak{U} の二つの同値類を X, Y とし,ある x \in X と y \in Y とについて x \bot y を含む同値類を Z とすれば,\sim の両立性はすべての a \in X と b \in Y とについて a \bot b \in Z であることを意味する.すなわち a \in X, b \in Y ならば a \bot b \in Z となる同値類 Z は X と Y から一意的に定まる.この Z を X \bot Y と定義すれば \bot は \mathfrak{U} 上の演算となり,A から \mathfrak{U} への標準射影 p は \bot を保存する.
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コンメンタール>コンメンタール売春防止法>売春防止法第25条 (仮退院を許す処分) 第25条 地方更生保護委員会(以下「地方委員会」という。)は、補導処分に付された者について、相当と認めるときは、決定をもつて、仮退院を許すことができる。 2婦人補導院の長は、補導処分に付された者が収容されたときは、速やかに、その旨を地方委員会に通告しなければならない。 3婦人補導院の長は、補導処分の執行のため収容している者について、仮退院を許すのを相当と認めるときは、地方委員会に対し、仮退院を許すべき旨の申出をしなければならない。 4第一項の仮退院については、更生保護法第三条、第三十五条から第三十七条まで及び第三十九条第二項から第五項までの規定を準用する。この場合において、同法第三十五条第一項中「前条」とあるのは「売春防止法第二十五条第三項」と、同条第二項中「刑事施設(労役場に留置されている場合には、当該労役場が附置された刑事施設)の長又は少年院の長」とあるのは「婦人補導院の長」と、同法第三十六条第二項中「刑事施設(労役場に留置されている場合には、当該労役場が附置された刑事施設)又は少年院」とあるのは「婦人補導院」と、同法第三十七条第二項中「第八十二条第一項」とあるのは「売春防止法第二十四条第一項」と、同法第三十九条第三項中「第五十一条第二項第五号」とあるのは「売春防止法第二十六条第二項において準用する第五十一条第二項第五号」と、「第八十二条第一項」とあるのは「同法第二十四条第一項」と、同条第四項中「第一項」とあるのは「売春防止法第二十五条第一項」と、「刑事施設」とあるのは「婦人補導院」と読み替えるものとする。 {{前後 |コンメンタール売春防止法 |売春防止法第25条(仮退院を許す処分) |売春防止法第24条(生活環境の調整) |売春防止法第26条(仮退院中の保護観察) 25
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国会議員互助年金法施行令を廃止する等の政令(最終改正:平成一九年九月二〇日政令第二九二号)の逐条解説書。
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中学校の数学では、小学校では扱わない”0より小さい数(負の数)”や、分からない数(未知数)をアルファベットに置き換えて計算する”文字式”などといった、新しい概念が導入されます。小学校の算数とのギャップに悩まされ中学1年生からつまづいてしまう人も珍しくありません。 しかしながら、小学校の算数の知識は大前提として扱われます。ほとんどの場合は、小学校の復習をする時間なんて設けてくれません。 中学校の数学を円滑に進めるためには、小学校で学習した内容を基軸としながら、新しく習うことを吸収し、自分のものとしていくことが必要です。 中学高校の数学で重要なのは、計算への”慣れ”です。 ポイントとして、 先生の説明を理解した、と思うだけでは不十分なことが多く、計算練習が必要である。 たとえ図形などの証明問題であっても、代数計算などで確認をすること。 です。 中学数学の基本は代数です。中学数学のカリキュラムも、どの単元でも、代数計算を通して分野横断的に学習できるようになっています。 確率や図形問題ですら、それを代数で記述できるようにして入門的な計算はできるようにするのが、中学数学の目的です。 中学入学以降になると、図形問題でも、計算が必要になることがあります。 ときどき、証明の文章をそのまま暗記しようとする生徒が出てきますが、しかし、それは高校入学の以降では通用しなくなる勉強法なので、そうしない(文章暗記はしない)のが得策です。 図形問題にかぎらず、ある分野を「自分が本当に理解できたか?」かを確認するために、問題集などの練習問題があります。「理解した」という自覚の上でさまざまな問題に取り組み、場数を踏んでいくことが、”慣れ”が必要です。 しかし”慣れた”という錯覚は大変危険です。同じパターンの問題ばかり解いていると、ひっかけ問題に気づかないことがあります。 問題集、問題集つきの市販の参考書などで、さまざまな問題に取り組みましょう。 また、けっして学校の授業の復習しかしないのではなく、書店などの参考書コーナーにある、初歩的な問題集、入門的な参考書でよいので、購入して計算練習をしましょう。 学校の復習だけだと、授業の結果の公式を暗記しただけでも、定期試験には授業で習ったことしか出ないのが普通なので高得点を取れてしまい、「理解した」つもりになっている状態になる危険があります。 べつに、そんなに膨大な問題集を解く必要はなく(心配せずとも、中学レベルでは、あまり分厚い問題集は市販されてないが)、また、まったく習ってない単元に深入りする必要はなく、授業で習った単元とその周辺のページだけでいいので、定期的に参考書などで基本レベルの問題を数問~十数問を解いてみるだけでも、けっこう実力はつきます。 たとえば、授業で「一次関数」について習ったら、その近日中に、参考書などで「一次関数」の分野を読んでみて、基本レベルの問題も解いてみる、というようにです。 参考書には、問題もいくつか付いていると思いますので、とりあえず参考書だけを買えば充分でしょう。 また、問題集については、普通、公立の中学校でも3年生くらいになったら、けっこう問題量の多い問題集が配布されると思いますので、3年生になったらそれも合わせて使うのも良いでしょう。 1~2年生が「3年生の問題集の配布まで待てない!」と思うなら、さっさと本屋に行って自分で簡単な問題集を購入しましょう。ポイントは、簡単な問題集を選ぶのがポイントです。ついつい、見栄を張って『難関高校 対策』とか題名にある問題集を書いたくなるかもしれませんが、そういう問題集を使う時期は、受験直前にしたほうが得策です。 中学くらいの数学では、最低限の用語の意味とか、記号や記法の知識など、細かい予備知識が少々は必要になります。しかし、検定教科書ではページ数や授業時間が不足したりして、そういった予備知識について、あまり細かくは説明しきれないことが、意外とあります。 なので、検定教科書でしか勉強してないと、その教科書では説明しきれないパターンの知識については勉強できず、入試などでそのパターンの出題には対応できなくなってしまいます。 世間ではよく「数学は知識を問う問題ではなく思考力を問う問題だ」というふうに言われますが、しかし中学くらいの段階では、まだ最低限の知識がいくつか必要です。 もし参考書や問題集などの問題練習をしたときに、自分の学校で使っている教科書には無いパターンの問題が解けなかった場合(※ 自分の中学校では習って無くても、他の中学校では習っている問題もある)、一見すると「思考力」不足なので解けないように見えたりしますが、じつは単に、自分の学校の教科書で習う知識だけでは「知識」不足だったりして解けない場合があります。 なので参考書などを購入することで、教科書では説明しきれなかった知識を補い(おぎない)ましょう。 重要なこととして、問題だけの問題集ではなく、ここでは、基本知識の解説の充実している参考書を選んで買うのだと言うことです。もし塾の夏期講習・冬期講習などで習うことのできる人には、自分で買う参考書は不要かもしれませんが、しかし、そうでない境遇の人は、参考書を買うのが良いでしょう。 注意すべき点として、市販の参考書の種類のなかには、あまり基本知識の解説の無い、問題集としての用途がメインな参考書もあります。なので、書店での購入の前には、中身を確認して、目的にあった種類の参考書を選んでください。(問題集メインの教材は、すでに別の参考書で解説を習ったり、あるいは塾などで講師など指導者のいるような環境で使うためのもの。なので、目的が(基本知識の習得とは)違う。) 知識をおぎなうために読む参考書の種類は、基本知識の解説の充実している参考書です。 検定教科書では、たった中学3年間という短い時間で数学のいろんな分野を教えるために、説明が省略されている知識が、チラホラあります。 各学期の終わり等には、参考書で学校で習った単元についての基本知識の解説を読み返したりして、自分の知識の穴をうめましょう。 ただし、暗記科目ではないので、参考書にある基本知識は解説は一度でも通読すれば充分です。一度でも通読したら、次回からは問題練習を優先しましょう。 もし、解説ばかり読まず、キチンと問題練習にも取りかかってください。 ノートというのは自分が学習の内容をかみ砕いて理解するための道具です。 本節では、一般的に”後で見て復習しやすい”ノートの書き方のポイントを書いていきます。 ここで、ノートの書き方として重要だと思われるポイントを、少しだけ書いておきます。 教師が重要だといったものは大きく書きましょう。色を使うことよりも、大きく書くことに重点を置くことがポイントです。 自分が難しいと思った問題、イマイチ理解できなかった問題の回答などは、先生の回答をそのまま写してマーカーなどを引いておきましょう。後で見て解りやすいように色ペンで解説や簡単な解き方などを書いておくのもおススメです。 小学生の時から、授業はノートを取りながら聴こうといわれてきたと思います。きれいにノートを取ることができれば、あとから自分自身の、そして他人にとっても復習、理解のために有用な冊子が出来上がりますが、しかし実はノートをきれいにとる、作るということは誰にでもたやすい、簡単な事ではありません。文房具業界や、ノート自慢はノートをきれいにとることに至上の価値があり、それが最高の知性の証みたいに語ることがありますが、ただ自分を偉く、自分の利益が欲しいだけで、まったく馬鹿げた言論だと思います。 また、ノートを取らないということも一つの手段だと思います。定理の証明、例題、演習問題、および例題の解説など必要なことはすべて教科書に書かれています。例題以外も、参考書を見れば解説があるでしょう。 一学習者の書いたノートが、専門家の書いた教科書より質のいい教材になりうるでしょうか?分からなかった問題や理解のできなかった所、補足などは教科書や問題集に直接書いたりマークすればいいですし、余白が足りないと思ったら付箋をはったり、紙を挟んでおくなどの工夫もできます。
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小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校地理歴史>高等学校歴史総合 「歴史総合」は標準単位数2単位で必修科目です。 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。ただし、「鉄道建設」「ナショナリズム」「移民」、参考の「途上国から見た国際関係理論」の項目については、他の本からの内容となります。該当の項目には、下に資料出所を併記しています。 なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、世界史探究と日本史探究の学習内容を見てください。 日本は19世紀後半に明治時代を迎えました。この間、欧米諸国と同じように近代的な国になろうとしました。この間、産業革命や南北戦争によって、欧米諸国は力をつけ、国全体でまとまりやすくなりました。日本政府でも、経済、軍事、産業の向上に取り組みました。 産業革命は、商品を大量に生産するための技術革命の始まりでした。その結果、人々の生活はより便利で快適になっていきました。同時に、人々の生活様式は画一化され、新聞、ラジオ、広告などの情報が、人々の考え方や行動に大きな影響を与えるようになりました。このような人々を大衆と呼びました。 1970年代以降、アメリカとソ連の冷戦が進むにつれて、西ヨーロッパ、日本、そしてアジアの国々の経済が発展していきました。海外に行きやすくなって、海外旅行や海外移住をする人も増えました。冷戦が終わってから、私達の日常はさらに世界とつながるようになりました。
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外貨換算会計に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点) ア.外貨建債権債務および外国通貨の保有状況並びに決済方法等からみて,外貨建取引について当該取引発生時の外国通貨により記録することが合理的であると認められる場合には,取引発生時の外国通貨の額をもって記録することができる。 イ.在外支店と在外子会社はいずれも在外事業体であるという点で共通するため,これらの外貨表示財務諸表の換算については同一の換算方法が用いられる。 ウ.親会社が在外子会社を連結する場合,のれんは支配獲得時に外国通貨で把握し,毎期末の連結貸借対照表において外国通貨で把握されたのれんの期末残高を支配獲得時の為替相場により換算する。 エ.連結財務諸表において,在外子会社に対する持分への投資をヘッジ対象としたヘッジ手段から生じた為替換算差額は,為替換算調整勘定に含めて処理する方法を採用することができる。 3 ア.外貨建債権債務および外国通貨の保有状況並びに決済方法等からみて,外貨建取引について当該取引発生時の外国通貨により記録することが合理的であると認められる場合には,取引発生時の外国通貨の額をもって記録することができる。外貨建取引等会計処理基準注3 イ.在外支店と在外子会社はいずれも在外事業体であるという点で共通するため,これらの外貨表示財務諸表の換算については同一の換算方法が用いられる。が,在外支店の財務諸表の換算にはテンポラル法,在外子会社等の財務諸表の換算には決算日レート法が用いられる。外貨建取引等会計処理基準の改訂に関する意見書II2,3 ウ.親会社が在外子会社を連結する場合,のれんは支配獲得時に外国通貨で把握し,毎期末の連結貸借対照表において外国通貨で把握されたのれんの期末残高を支配獲得時決算時の為替相場により換算する。外貨建取引等の会計処理に関する実務指針40 エ.連結財務諸表において,在外子会社に対する持分への投資をヘッジ対象としたヘッジ手段から生じた為替換算差額は,為替換算調整勘定に含めて処理する方法を採用することができる。外貨建取引等会計処理基準注13
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) (新株予約権者に対する通知等) 第253条 株式会社が新株予約権者に対してする通知又は催告は、新株予約権原簿に記載し、又は記録した当該新株予約権者の住所(当該新株予約権者が別に通知又は催告を受ける場所又は連絡先を当該株式会社に通知した場合にあっては、その場所又は連絡先)にあてて発すれば足りる。 前項の通知又は催告は、その通知又は催告が通常到達すべきであった時に、到達したものとみなす。 新株予約権が2以上の者の共有に属するときは、共有者は、株式会社が新株予約権者に対してする通知又は催告を受領する者1人を定め、当該株式会社に対し、その者の氏名又は名称を通知しなければならない。この場合においては、その者を新株予約権者とみなして、前二項の規定を適用する。 前項の規定による共有者の通知がない場合には、株式会社が新株予約権の共有者に対してする通知又は催告は、そのうちの1人に対してすれば足りる。 ---- {{前後 |会社法 |第2編 株式会社 第3章 新株予約権 第3節 新株予約権原簿 |会社法第252条(新株予約権原簿の備置き及び閲覧等) |会社法第254条(新株予約権の譲渡) 253
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小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校地理歴史>高等学校世界史探究>アラブの大征服とイスラーム政権の成立Ⅳ 引き続き、イスラーム文化について学習します。今回はイスラーム時代の作品とかも見ていきます。 アラビア語言語学や『コーラン』の解釈学、そして神学や法学は、イスラーム教から最初に発展した学問分野です。特に法律は、イスラーム教徒の生活と大きく関わっています。8世紀以降、イスラーム教徒が増え、意見の対立が激しくなると、コーランのみで解決出来なくなりました。こうした変化の中で、マーリクやシャーフィイーなどの法学者は、『コーラン』やムハンマド・イブン=アブドゥッラーフの言葉に基づいてイスラーム法を整理する作業に力を費やしました。8世紀から9世紀にかけて、ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフの言葉や行動に関する多くの伝承(ハディース)を残しました。ある伝承が真実かどうかを確かめるには、誰がそれを伝えたかを調べなければなりません。そのため、イスラーム世界では特に伝記が流行しました。カリフやスルタンの伝記とともに、政治家・軍人・知識人・商人などの大規模な伝記が多く書かれました。歴史学の分野でも伝記は非常に重要です。例えば、11世紀に書かれた『バグダード史』は全14巻で、第2巻以降、全て人物の生涯を描いた内容になっています。彼らには多くの弟子がいて、「四正統法学派」といわれるスンナ派(シャーフィイー派・マーリク派・ハンバル派・ハナフィー派)とその流れをくむシーア派が相次いで誕生しました。やがて、日常生活を規制するイスラーム法が整備されると、全てのイスラーム教徒はいずれかの法学派に所属するようになりました。このように、イスラーム教やアラブの伝統に遡れる学問をイスラーム諸学(固有の学問)といいます。 イスラーム教徒の子供は、まず『コーラン』を習います。子供達は家庭やモスクで『コーラン』を覚えると、良い先生を見つけるためにマドラサ(学校)に行きます。そして、法学・神学・哲学・歴史などのイスラームの学問を学びました。これが、イスラーム教徒が一流の知識人・学者(ウラマー)になるための唯一の方法でした。例えば、中央ユーラシアのサマルカンドやイベリア半島のコルドバの子供達は、イラクのバグダードやバスラ、シリアのダマスクス、エジプトのカイロやアレキサンドリアにイスラーム教を学びによく行きました。また、これらの機関は寄付金(ワクフ)で支えられていたため、合格した学生は無料で勉強を続け、衣服や食料も支給されました。メッカ巡礼と並んで、遠く離れた都市への「学問の旅」は、人々の知識や情報の共有に役立ちました。また、イスラーム文化の発展にも大きな影響を与えました。 伝承学から発展した歴史学も、固有の学問の一部でした。タバリーは9世紀から10世紀にかけて生きたイラン人の歴史家です。バグダードでイスラーム語学を学んでから、人類の誕生から始まる年代記形式の世界史『諸使徒と諸王の歴史』を著しました。これがアラブ歴史学の伝統となりました。イブン・ハルドゥーンは14世紀、北アフリカやイベリア半島で様々なスルタンに仕えました。その経験を活かして書いた『歴史序説(世界史序説)』では、都市と遊牧民の交渉を中心として、王朝興亡の歴史に法則性があったと主張しています。また、アル=マクリーズィーはイブン・ハルドゥーンから歴史を学びました。アル=マクリーズィーの主著『エジプト学』は、マムルーク朝時代のエジプト社会を生き生きと伝えています。 サムネイル|この写真は、バグダード近くの町立図書館を舞台にしています。人物の後ろには本が積まれています。 9世紀初頭にギリシア文学がアラビア語に翻訳されるようになると、イスラーム教徒の外来の学問は大きく発展しました。イラン南西部のジュンディシャープール学院では、イスラーム以前からギリシアやインドの学術をシリア語やパフラヴィー語(中世ペルシア語)で研究していました。アラブ人が各地を占領すると、ネストリウス派の学者はこの研究所とその成果の全てを引継ぎました。その結果、ヘレニズム化したギリシアの学術を受け継ぎました。また、アッバース朝のカリフ・マームーンはバグダードに「知恵の館(バイト・アル=ヒクマ)」を建てました。ここに学者を集めて、ギリシア語やペルシア語の文献をアラビア語に翻訳させる作業を行いました。ファーティマ朝時代のカイロにも、シーア派の教義を中心に哲学、数学、天文学などを研究する場所として「知恵の館(ダール=アルイルム)」が建てられました。イスラーム教徒は、まずギリシアの医学・天文学・幾何学・光学・地理学などを、これらの翻訳を通じて学びました。そして、臨床・観察・実験を通して、これらの考え方をより良く、より正確にしました。インドの医学・天文学・数学も学ぶようになり、特に、数字(後のアラビア数字)や十進法、ゼロの概念について学びました。そして、この2つの考えを組み合わせて、新しい発想が生まれました。代数学や三角法などは、フワーリズミーらによって生み出されました。フワーリズミーの数学書がラテン語に翻訳されると、「代数学」を意味する「アルジェブラ」という言葉が使われるようになりました。また、光や色の伝わり方、光の曲がり方などを説明したイブン・アル=ハイサム(ラテン語ではアルハーゼン)の『光学書』は、12世紀末に翻訳されました。この本は、ヨーロッパで近代科学が発展する上で大きな影響を与えました。さらに、数学者・天文学者のウマル・ハイヤームは、高次方程式の解法を発見して、非常に正確な太陽暦(ジャラーリー暦)の作成に協力しました。彼は、手書きの「四行詩集(ルバイヤート)」で現在知られています。ソグディアナ(マー=ワラー=アンナフル)出身のイブン・スィーナー(ラテン語でアヴィケンナ)は、医学の分野で活躍した人物です。イブン・スィーナーは、臨床の知識や理論をまとめた『医学典範』を著しました。この書物は、その後、ラテン語に翻訳され、ヨーロッパで何世紀にもわたって教科書として使用されました。 {{コラム|千夜一夜物語(アラビアンナイト)|right|150x150ピクセル ギリシア哲学、特に『形而上学』『自然科学』『オルガノン』といったアリストテレスの著作は、イスラーム世界でも深く研究されました。10世紀以降、イスラームの思想界は神秘思想の影響を強く受けるようになりましたが、それでも信仰と理性は上手く両立していました。その理由は、神学者達がギリシア哲学の言語と方法を学んで、信仰に理論的根拠を与える神学体系をまとめたからです。ガザーリーもそうした神学者の一人です。ガザーリーは、神秘主義がイスラーム教信仰の基礎だと考えました。『宗教諸学の再興』という主要な書物もガザーリーが書いています。哲学の分野で重要な人物は、イブン・ルシュド(ラテン語でアヴェロエス)が挙げられます。イブン=ルシュドは、12世紀にイベリア半島で活躍したので、アリストテレスの思想を本来の姿に戻そうとしました。文学では、詩がよく発達していたので、数多くのおとぎ話も書かれました。『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』は、インド・イラン・アラビア・ギリシアの物語を集めて、16世紀初めにカイロで現在の形にまとめられました。現在では、アラビア文学の代表作と考えられています。また、メッカ巡礼の旅を題材にした旅行記も多く、モロッコ人のイブン・バットゥータは、25年間東洋を旅した後、手書きで書き残した『三大陸周遊記』というアラビア語の旅行記を残しています。『三大陸周遊記』には、遠い中国の様子を伝えています。ペルシアの文学作品は、フェルドウスィーの『シャー・ナーメ(王の書)』、ウマル・ハイヤームの『ルバイヤート』、サアディーの教養・道徳書『薔薇園』、メヴレヴィー教団の創設者ジャラール・ウッディーン・ルーミーの叙事詩形式の『精神的マスナヴィー』、ハーフィズの神秘主義的叙情詩などが10世紀以降によく知られるようになりました。これらの作品は、トルコやモンゴルの支配者達によって守られてきました。『幸福の知恵』は、カラハン朝時代にカシュガルで書かれました。『幸福の知恵』はトルコの文学作品ですが、トルコ語が書き言葉として発展して、多くの文学作品を生み出すようになったのは、15世紀後半になってからです。サムネイル|258x258ピクセル|アラベスク宗教建築の分野では、各地に多くのモスクが建てられ、それぞれに地域的な特色が見られました。モスクには、クトゥブッディーン・アイバクがデリーに建てた大きなクトゥブ・ミナールのように、ミナレット(光塔)があるのが普通でした。そのため、イスラーム世界の街並みはこのような姿になりました。美術・工芸の分野では、本の挿絵として作られた細密画(ミニアチュール)や、他の金属の小さな破片で装飾された金属器などがよく知られています。また、イスラーム教では偶像崇拝が出来ず、人物の絵を宗教建築の装飾にも使えなかったので、唐草文やアラビア文字の入ったアラベスクが装飾文様に使われました。「アラベスク」とは「アラブ風の」という意味ですが、文様としての起源はヘレニズム時代やローマ時代にまで遡ります。その後、中国などにも影響を与えました。建築・本の装飾・織物・陶器・金属器に広く利用されています。{{コラム|イブン・バットゥータ|イブン・バットゥータは、ベルベル系の旅人としてモロッコのタンジールに生まれました。1325年、22歳の時、メッカ巡礼のため故郷を離れます。エジプト・シリアを通ってメッカに巡礼した後、イラク・小アジアなどを回って、1333年から約8年間をインドのデリーで過ごしました。スマトラ島から中国の泉州へ行きました。元朝首都の大都(北京)に行ったかどうかは分かりません。そして1349年、スマトラ・シリア・エジプトを通って再びフェスに戻りました。 山川出版社『詳説世界史研究』木村端二ほか編著最新版と旧版両方を含みます。
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中高一貫校の学習 >中等教育前期の数学・幾何編(上) ---- 中等教育前期(中学校)における幾何(図形)についての教科書です。現在は既存のページを利用しています。 ※この内容は現在は高校内容のため、一般の公立中学校では習いません。中高一貫校でのみ扱われています。
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ページの作成:「法学>民事法>コンメンタール人事訴訟法 ==条文== (併合請求における管轄) ;第5条 :数人からの又は数人に対する一の人事に関する訴えで数個の身分関係の形成又は存否の確認を目的とする数個の請求をする場合には、前条の規定にかかわらず、同条の規定により一の請求について管轄権を有する家庭裁判所にその訴えを提起することが…」
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政治分野と経済分野から幅広く出題され、学習の達成度を問うものである。問題は正誤問題で、グラフや資料問題もあるが決して難易度は高くない。きちんとした学習をしていれば高得点を狙える教科である。難しい用語を使ったグラフ問題等では、その用語に関する説明が書かれてあることも多く、読み取ることが出来れば決して難問ではない。また、時事問題が多々出題されるのでニュースや新聞に目を向けるのもよいだろう。センター試験直前まで点数を伸ばすことができるので、意欲的に取り組んで欲しい。 政治・経済は、センター試験初回の平成2年度から8年度まで「倫理,政治・経済」という形で実施されてきた(平成24年度より復活)。倫理+政経時代には後半の4~7問が政経分野からの出題で、前半は倫理分野から出題されていた。分離後も大問数は変わっていない。 政治経済の得点の推移は、平成4年度を除いて、平成10年度(71.10点)までは比較的平易で平均点は60~70点台で推移してきたが、その後平成15年度(62.95点)まで50点台で推移してきた。特に平成14年度では、52.45点と全教科中最低の平均点を記録した(受験者が少ない社会のA教科、数学Ⅰ、Ⅱ、工業数理及び簿記を除く)。16及び17年度は60点台である。 センター試験の他の科目に歩調を合わせるように政治経済でも2000年代に入ってから、グラフや写真からの読み取り問題が増えたが、それによって大きく難易度が変化するといったことは起こっていない。 センター試験でたびたび起こってきた出題ミス(08年度は、世界史Aで選択肢が二つ存在する致命的なミスがあった)は、現在までのところ起きていない。 基本的にはセンター試験向けに市販されている一般的な参考書のみで、安全に8割程度確保できる。また、日本国憲法の本文を暗記する必要は特にないが、前文の一部、1条、7条、9条、13条から41条、65条から72条、76条、96条等の主要部分は熟読することが望ましい。 政治経済の出題分野は、主に以下の七つに大別でき、基本的にその全てがバランスよく出題されるが各分野中では相当偏りがある。 基本的に各分野中で上位におかれている小分野が出やすい傾向がある。 私大専願の政経選択者は出来れば地歴公民を2科目登録し、現代社会と政治・経済で受験した方が良い。これは、現代社会は政治・経済で8割程度取れるようになっていたら初見でも8割程度の点数が取れるようになる点と、3科目型より倍率・最低点が低い4科目型が利用出来るようになるからである(4科目型は政経が得意でなければ止めた方が良い)。また、政経が苦手な場合でも大学によっては第一解答科目・第二解答科目関係なく高得点の方を採用してくれる場合があり、この場合は一方で失敗しても他方で挽回できる可能性があるのでやはり2科目登録した方が良い。解答順序は双方の第一問を解いて感触が良かったほうを第一解答科目・悪かったほうを第二解答科目にすると良い(8割程度とれるなら時間は余るはず)。
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(具体的態様の明示義務) 第114条の2 著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において、著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著作隣接権者が侵害の行為を組成したもの又は侵害の行為によつて作成されたものとして主張する物の具体的態様を否認するときは、相手方は、自己の行為の具体的態様を明らかにしなければならない。ただし、相手方において明らかにすることができない相当の理由があるときは、この限りでない。 訴訟の効率化、迅速化を図るため、著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において具体的態様を否認する場合、被疑者側は原則として単に否認(単純否認)することはできず、具体的態様を明らかにして否認(積極否認)しなければならない旨を規定する(本文)。 明らかにすることができない相当の理由がある場合には、具体的態様を明らかにする必要はない(ただし書)。「明らかにすることができない相当の理由」とは、主張すべき内容がない場合などが考えられる。 ---- {{前後 |著作権法 |第7章 権利侵害 |著作権法第114条(損害の額の推定等) |著作権法第114条の3(書類の提出等)
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第三 貸借対照表原則 - 五 資産の貸借対照表価額 貸借対照表に記載する資産の価額は、原則として、当該資産の取得原価を基礎として計上しなければならない。 資産の取得原価は、資産の種類に応じた費用配分の原則によって、各事業年度に配分しなければならない。有形固定資産は、当該資産の耐用期間にわたり、定額法、定率法等の一定の減価償却の方法によって、その取得原価を各事業年度に配分し、無形固定資産は、当該資産の有効期間にわたり、一定の減価償却の方法によって、その取得原価を各事業年度に配分しなければならない。繰延資産についても、これに準じて、各事業年度に均等額以上を配分しなければならない。(注20) 商品、製品、半製品、原材料、仕掛品等のたな卸資産については、原則として購入代価又は製造原価に引取費用等の付随費用を加算し、これに個別法、先入先出法、後入先出法、平均原価法等の方法を適用して算定した取得原価をもって貸借対照表価額とする。ただし、時価が取得原価より著しく下落したときは、回復する見込があると認められる場合を除き、時価をもって貸借対照表価額としなければならない。(注9) (注10) (注21) たな卸資産の貸借対照表価額は、時価が取得原価よりも下落した場合には時価による方法を適用して算定することができる。(注10) 有価証券については、原則として購入代価に手数料等の付随費用を加算し、これに平均原価法等の方法を適用して算定した取得原価をもって貸借対照表価額とする。ただし、取引所の相場のある有価証券については、時価が著しく下落したときは、回復する見込みがあると認められる場合を除き、時価をもって貸借対照表価額としなければならない。取引所の相場のない有価証券のうち株式については、当該会社の財政状態を反映する株式の実質価額が著しく低下したときは、相当の減額をしなければならない。(注22) 取引所の相場のある有価証券で子会社の株式以外のものの貸借対照表価額は、時価が取得原価よりも下落した場合には時価による方法を適用して算定することができる。 受取手形、売掛金その他の債権の貸借対照表価額は、債権金額又は取得価額から正常な貸倒見積高を控除した金額とする。(注23) 有形固定資産については、その取得原価から減価償却累計額を控除した価額をもって貸借対照表価額とする。有形固定資産の取得原価には、原則として当該資産の取引費用等の付随費用を含める。現物出資として受入れた固定資産については、出資者に対して交付された株式の発行価額をもって取得原価とする。(注24) 償却済の有形固定資産は、除却されるまで残存価額又は備忘価額で記載する。 無形固定資産については、当該資産の取得のために支出した金額から減価償却累計額を控除した価額をもって貸借対照表価額とする。(注25) 贈与その他無償で取得した資産については、公正な評価額をもって取得原価とする。(注24)
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私はこのページ→Honooo (トーク) 2022年12月29日 (木) 16:50 (UTC) (コメント)うーん。この人物はもう,議論の余地なくブロックでいいんじゃあない? この人が今まで放言してきたことから考えて,まじめにやる気一切なしでしょ? 俺は今まで他人を荒らし認定したくなかったんだけど,ウィキメディアでヴァンダリストと見做されている人も荒らしとは呼びたくなかったんだけど,この人物,義務教育は唯一無二,正真正銘の迷惑荒らしだよ。もう議論を待たず管理者権限で即時ブロックでいいんじゃあない? あるいは詳しくは知らないけど,ウィキメディア最高刑グローバルロック? でもういいんじゃあないかね。しかも合意なし管理者の独断でさ。俺は基本アナーキストでね。ルールなんて関係ねえと言いたいところだけど,やはりここに参加する以上はルールも尊重したい。だから義務教育のような馬鹿げた人間でも,ルールにのっとって最大の罰を与えればいいんじゃあない?--Honooo (トーク) 2023年1月28日 (土) 07:21 (UTC) 私の歴史総合トップページも、同様に義務教育が荒らしていました。これも差し戻しました。モバイルから編集しているため、後で書きます。—''以上の署名の無いコメントは、Kwawe(会話・履歴)氏によるものです。''MathXplore (トーク) 2023年1月28日 (土) 08:35 (UTC) (コメント)あとこの義務教育氏の編集態度はただ些末の言葉尻に拘り、教科書検定官ごっこをしたいだけで、全く無意味で無意義で不毛。こんな人物の文章を読んでも読者は何一つ得るものはない。そしてトークページでの文章は年少者で粗雑な人物特有のいい加減で他人を愚弄する言い回しで、関わる人間にとってただただ不愉快。これらは正確なルールから言ってブロック事由にはならないかもしれないが、今後改善することを望む。と、云うか私自身は今後全く関わりたくない…が、場合によっては関わることになるだろう。--Honooo (トーク) 2023年2月6日 (月) 20:30 (UTC) 被依頼者は既にグローバルロックされていますので、管理者による議論終結の判断をすべき案件かと存じます。--Shokupan (トーク) 2023年9月18日 (月) 12:05 (UTC)
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(総括安全衛生管理者の選任) 第2条 法第10条第1項の規定による総括安全衛生管理者の選任は、総括安全衛生管理者を選任すべき事由が発生した日から14日以内に行なわなければならない。 第1項の「選任すべき事由が発生した日」とは、当該事業場の業種に応じて、その規模が政令で定める規模に達した日、総括安全衛生管理者に欠員が生じた日等を指すものであること。 事業者の意味づけは、法第2条と同様であること。 事業場の業種等の考え方は、令第2条と同様であること。
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法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法) (同種の給付を目的とする数個の債務がある場合の充当) 第488条 債務者が同一の債権者に対して同種の給付を目的とする数個の債務を負担する場合において、弁済として提供した給付が全ての債務を消滅させるのに足りないとき(次条第1項に規定する場合を除く。)は、弁済をする者は、給付の時に、その弁済を充当すべき債務を指定することができる。 前二項の場合における弁済の充当の指定は、相手方に対する意思表示によってする。 弁済をする者及び弁済を受領する者がいずれも第1項又は第2項の規定による指定をしないときは、次の各号の定めるところに従い、その弁済を充当する。 債務の中に弁済期にあるものと弁済期にないものとがあるときは、弁済期にあるものに先に充当する。 全ての債務が弁済期にあるとき、又は弁済期にないときは、債務者のために弁済の利益が多いものに先に充当する。 債務者のために弁済の利益が相等しいときは、弁済期が先に到来したもの又は先に到来すべきものに先に充当する。 前二号に掲げる事項が相等しい債務の弁済は、各債務の額に応じて充当する。 2017年改正により、改正前第489条を吸収し以下のとおり改正。 改正前、第489条(法定充当)を文言変更なく取り込み。 本条から民法第491条までは、「弁済の充当」について定める。 弁済の充当とは、債務者が同一債権者に対して同種の数個の債務を負担しており、弁済として提供した給付がすべての債務を消滅させるのに足りない場合に、いずれの債務に弁済をあてて債権を消滅させるかという問題をいう。 充当の順は以下のとおりである。 費用→利息→元本の順で充当する。 以下(2-2)による。 弁済者の指定がなければ、受領者が指定、但し、弁済者は異議を申し立てられる。 弁済者が異議を述べると弁済者が指定するのではなく法定充当になる(通説)。2-2-1で指定しないので、その機会を喪失したと解すべき。 受領者の指定がない、又は弁済者が異議を申し立てた場合は、以下の順による(法定充当)。 履行遅滞の発生を回避する。 「債務者のために弁済の利益が多いもの」とは、より多額の担保のついた債務である(通説)。 利息付き債務>無利息債務 - さらに、利率の大小で序列される。 各事情を総合的に評価し判断(判例 最判昭和29年7月16日民集8-7-1350。一般に担保付き債権は無担保のものより金利が低いなど、各事情が相反する場合も多い)。 さらに、弁済期も同一な場合は、各債務の額に応じる。 相殺の充当 同一の貸主と借主との間で基本契約に基づき継続的に貸付けが繰り返される金銭消費貸借取引において,借主が一つの借入金債務につき利息制限法所定の制限を超える利息を任意に支払い,この制限超過部分を元本に充当してもなお過払金が存する場合,この過払金は,当事者間に充当に関する特約が存在するなど特段の事情のない限り,民法489条(旧)及び491条(旧)の規定に従って,弁済当時存在する他の借入金債務に充当され,当該他の借入金債務の利率が利息制限法所定の制限を超える場合には,貸主は充当されるべき元本に対する約定の期限までの利息を取得することができない。 貸主と借主との間で継続的に貸付けが繰り返されることを予定した基本契約が締結されていない場合において,第1の貸付けに係る債務の各弁済金のうち利息制限法1条1項所定の利息の制限額を超えて利息として支払われた部分を元本に充当すると過払金が発生し,その後,第2の貸付けに係る債務が発生したときには,特段の事情のない限り,第1の貸付けに係る過払金は,第1の貸付けに係る債務の各弁済が第2の貸付けの前にされたものであるか否かにかかわらず,第2の貸付けに係る債務には充当されない。 同一の貸主と借主との間でカードを利用して継続的に金銭の貸付けとその返済が繰り返されることを予定した基本契約が締結されており,同契約には,毎月の返済額は前月における借入金債務の残額の合計を基準とする一定額に定められ,利息は前月の支払日の返済後の残元金の合計に対する当該支払日の翌日から当月の支払日までの期間に応じて計算するなどの条項があって,これに基づく債務の弁済が借入金の全体に対して行われるものと解されるという事情の下においては,上記基本契約は,同契約に基づく借入金債務につき利息制限法1条1項所定の制限を超える利息の弁済により過払金が発生した場合には,弁済当時他の借入金債務が存在しなければ上記過払金をその後に発生する新たな借入金債務に充当する旨の合意を含んでいるものと解するのが相当である。 同一の貸主と借主の間で基本契約を締結せずにされた多数回の金銭の貸付けが,1度の貸付けを除き,従前の貸付けの切替え及び貸増しとして長年にわたり反復継続して行われており,その1度の貸付けも,前回の返済から期間的に接着し,前後の貸付けと同様の方法と貸付条件で行われたものであり,上記各貸付けは1個の連続した貸付取引と解すべきものであるという判示の事情の下においては,各貸付けに係る金銭消費貸借契約は,各貸付けに基づく借入金債務につき利息制限法1条1項所定の制限を超える利息の弁済により過払金が発生した場合には,当該過払金をその後に発生する新たな借入金債務に充当する旨の合意を含んでいるものと解するのが相当である。 同一の貸主と借主との間で継続的に金銭の貸付けとその弁済が繰り返されることを予定した基本契約が締結され,この基本契約に基づく取引に係る債務について利息制限法1条1項所定の利息の制限額を超えて利息として支払われた部分を元本に充当すると過払金が発生するに至ったが,その後に改めて金銭消費貸借に係る基本契約が締結され,この基本契約に基づく取引に係る債務が発生した場合には,第1の基本契約に基づく取引により発生した過払金を新たな借入金債務に充当する旨の合意が存在するなど特段の事情がない限り,第1の基本契約に基づく取引に係る過払金は,第2の基本契約に基づく取引に係る債務には充当されない。 同一の貸主と借主との間で継続的に金銭の貸付けとその弁済が繰り返されることを予定した基本契約が締結され,この基本契約に基づく取引に係る債務について利息制限法1条1項所定の利息の制限額を超えて利息として支払われた部分を元本に充当すると過払金が発生するに至ったが,その後に改めて金銭消費貸借に係る基本契約が締結され,この基本契約に基づく取引に係る債務が発生した場合において,下記の事情を考慮して,第1の基本契約に基づく債務が完済されてもこれが終了せず,第1の基本契約に基づく取引と第2の基本契約に基づく取引とが事実上1個の連続した貸付取引であると評価することができるときには,第1の基本契約に基づく取引により発生した過払金を第2の基本契約に基づく取引により生じた新たな借入金債務に充当する旨の合意が存在するものと解するのが相当である。 市が,職員の福利厚生のための事業を委託している社団法人に支払った補給金のうち退職した職員に対する退会給付金等の給付に充てられた部分につき,同法人に対し不当利得金の返還請求権を有していた場合において,同法人から退会給付金制度の廃止により不要となった補給金を清算する趣旨で支払われた金員を上記不当利得金の返還債務に充当する旨の市と同法人との間の合意が,債権の放棄を内容とするものとして議会の議決を要するとはいえず,公序良俗に反するともいえないなど判示の事情の下では,上記合意により上記不当利得金の返還請求権は消滅する。 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第1章 総則 第6節債権の消滅 第1款弁済 |民法第487条(債権証書の返還請求) |民法第489条(元本、利息及び費用を支払うべき場合の充当) 488 488
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一次合同方程式 ax \equiv b \pmod{m} が解を持つ必要十分条件は、b が g = (a, m) で割り切れるときに限り、解の個数は g である。 証明 (i) (a, m) = 1 のとき ax \equiv b \pmod{m} より、 ax + my = b とおける。定理 1.9 より、解が存在する。解のうちの一つを (x, y) = (x_0, y_0) とおけば、全ての解は (x_0 - mk, y_0 + ak) とおける。そのとき、解の全て(xのこと)は m を法として同じ類に属す。すなわち解は 1 = (a, m) 個である。 (ii) (a, m) = g のとき ax - b = my とおくと、b = ax - my より b は g = (a, m) で割り切れる。 そこで a = ga', b = gb', m = gm' とおく。 ax - b \, | \, m \iff a'x - b' \, | \, m' \iff a'x \equiv b' \pmod{m'} \cdots (1) となる。 もちろん (a', m') = 1 より、(1) を満たす x は m' を法とする類である。その一つを x_0 とおくと、(1) の解は x = x_0 + m't と書ける。t に2つの値 t_1, t_2 を与えたとき m't_1 \equiv m't_2 \pmod{m} となるには、m'(t_1 - t_2) が m で割り切れる、すなわち t_1 - t_2 が g で割り切れるときに限る。 つまり t_1 \equiv t_2 \pmod{g} であり、t に 0, 1, \cdots , g-1 の g 個の値を与えるときに合同式の全ての解を得られる。つまり、解の個数は g 個である。 有理数を小数展開すると最終的に循環する小数となることはよく知られている。ここでは、その小数展開について考察したい。実はその小数展開にフェルマーの小定理と原始根が関わっているのである。 まず、整数部分を消去することで \frac{n}{d} (0 の形の分数(真分数)についてのみ考えればよくなる。 まず d>1 が2と5のみを素因数に持つ場合、 d=2^e 5^f とおくと =\begin{cases}\frac{2^{f-e} n}{10^f}, & f\geq e \\ \frac{5^{e-f} n}{10^e}, & e\geq f\end{cases} となり、有限小数であることがわかる。 次に d>1 が10と互いに素な場合を考える。ここで 10\pmod{n} の位数を l とし、 10^l-1=dM とおくと \dot {1} nM なので nM=a_{l-1}\cdot 10^{l-1}+a_{l-2}\cdot 10^{l-2}+\cdots +a_1\cdot 10+a_0 (0\leq a_0, a_1, \ldots, a_{l-1}\leq 9 と10進展開すると となり、純循環小数であらわされる。 さて、一般の場合、任意の正の整数 d は d=2^e 5^f m, \gcd(m, 10)=1 とあらわされる。 となる。ここでそれぞれの場合に 2^{f-e} n=qm+r (0 あるいは 5^{e-f} n=qm+r (0 とおくと あるいは となる。ここで q=b_{f-1}\cdot 10^{f-1}+b_{f-2}\cdot 10^{f-2}+\cdots +b_1\cdot 10+b_0 (0\leq b_0, b_1, \ldots, b_{e-1}\leq 9) あるいは q=b_{e-1}\cdot 10^{e-1}+b_{e-2}\cdot 10^{e-2}+\cdots +b_1\cdot 10+b_0 (0\leq b_0, b_1, \ldots, b_{e-1}\leq 9) と10進展開すると、 あるいは となる。さらに、先の場合と同様に 10\pmod{m} の位数を l とし、10^l-1=mM とおくと rM なので rM=a_{l-1}\cdot 10^{l-1}+a_{l-2}\cdot 10^{l-2}+\cdot +a_1\cdot 10+a_0 (0\leq a_0, a_1, \ldots, a_{l-1}\leq 9) と10進展開すると より \dot a_{l-1} a_{l-2}\ldots \dot a_0 あるいは \dot a_{l-1} a_{l-2}\ldots \dot a_0 となる。 以上より、10進展開は次のようになる。 定理 d=2^e 5^f m, \gcd(m, 10)=1 と分解し、 f\geq e のとき 2^{f-e} n=qm+r (0 となるように q, r を定め q=b_{f-1}\cdot 10^{f-1}+a_{f-2}\cdot 10^{f-2}+\cdots +b_1\cdot 10+b_0 (0\leq b_0, b_1, \ldots, b_{e-1}\leq 9) と10進展開する。 e\geq f のとき 5^{e-f} n=qm+r (0 となるように q, r を定め q=b_{e-1}\cdot 10^{e-1}+b_{e-2}\cdot 10^{e-2}+\cdots +b_1\cdot 10+b_0 (0\leq b_0, b_1, \ldots, b_{e-1}\leq 9) と10進展開する。 e=f のときは q=0, r=1 とする。 さらに 10\pmod{m} の位数を l とし、10^l-1=mM に対して rM=a_{l-1}\cdot 10^{l-1}+a_{l-2}\cdot 10^{l-2}+\cdots +a_1\cdot 10+a_0 (0\leq a_0, a_1, \ldots, a_{l-1}\leq 9) と10進展開する。 このとき \frac{n}{d} の小数展開は 0.b_{e-1}b_{e-2}\ldots b_0\dot a_{l-1} a_{l-2}\ldots \dot a_0, & e\geq f\end{cases} により与えられる。 さらに、次のことがわかる。 定理 d=2^e 5^f m, \gcd(m, 10)=1 と分解する。 \gcd(d, n)=1 ならば \frac{n}{d} の小数展開の周期は 10\pmod{m} の位数 l と一致する。 証明 上の小数展開において ならば であるが、r=2^{f-e} n-qm または r=5^{e-f} n-qm であるから、\gcd(n, m)=\gcd(10, m)=1 より \gcd(r, m)=1 である。よって 10^k\equiv 1\pmod{m} より k\geq l でなければならない。 同様にして、基数が10以外のときでも次の定理が成り立つ。 定理 d=bm, \gcd(m, a)=1 と分解する。 \gcd(d, n)=1 ならば \frac{n}{d} の a 進小数展開の周期は a\pmod{m} の位数と一致する。 このことから a 進小数展開の周期は高々 m-1 であることがわかる。さらに等号は d が素数で a\pmod{d} が原始根であるとき、そしてそのときに限り成り立つ。つまり小数展開の周期が可能な限り大きい場合は、 a\pmod{p} が原始根である場合と一致するといえる。先に述べたように、そのような素数 p が無数に存在するかどうかは未だ解決されていない。
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キウィタス(cīvitās, cīvitātis)『西洋の歴史 基本用語集〔古代・中世編〕』[https://kotobank.jp/word/%E3%82%AD%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%82%B9-1157576 キウィタスとは - コトバンク] とは、古代ローマ時代には「ローマ国家」「市民権」「市民共同体」「都市」などを指した。転じて、ゲルマニアなどの「部族国家」などをもキウィタスと呼んだ。関連記事:キウィタス、en:Civitas ローマ軍の騎兵隊は、次のような単位で編制されていた。 プブリカヌス(pūblicānus, -ī)は、公共事業請負人『古代ローマ人名事典』、古代ローマ国家の公共事業を請け負っていた業者。 共和制期のローマ国家には、公共事業を担当する国家組織がなかったため、民間人である業者が公共事業を請け負っていた。プブリカヌスは、 徴税請負人『古代ローマ人名事典』、収税請負人水谷『羅和辞典 改訂版』などと訳されるが、これは属州からの徴税が特に重要であったためである。
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法) (清算人の報酬等) 第526条 清算人は、費用の前払及び裁判所が定める報酬を受けることができる。 前項の規定は、清算人代理について準用する。 ---- {{前後 |会社法 |第2編 株式会社 第9章 清算 第2節 特別清算 |会社法第525条(清算人代理) |会社法第527条(監督委員の選任等) 526
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C・IVLII・CAESARIS・COMMENTARIORVM・BELLI・GALLICI LIBER・PRIMVS __notoc__ 原文テキストについてはガリア戦記/注解編#原文テキストを参照。18. 1Caesar hac oratione Lisci Dumnorigem Diviciaci fratrem designari sentiebat, sed quod pluribus praesentibus eas res iactari nolebat, celeriter concilium dimittit, Liscum retinet.   2quaerit ex solo ea quae in conventu dixerat.   dicit liberius atque audacius.   eadem secreto ab aliis quaerit;   reperit esse vera:   3ipsum esse Dumnorigem summa audacia, magna apud plebem propter liberalitatem gratia, cupidum rerum novarum.   complures annos portoria reliquaque omnia Haeduorum vectigalia parvo pretio redempta habere, propterea quod illo licente contra liceri audeat nemo.   4his rebus et suam rem familiarem auxisse et facultates ad largiendum magnas comparasse;   5magnum numerum equitatus suo sumptu semper alere et circum se habere;   6neque solum domi, sed etiam apud finitimas civitates largiter posse, atque huius potentiae causa matrem in Biturigibus homini illic nobilissimo ac potentissimo conlocasse,   7ipsum ex Helvetiis uxorem habere, sororem ex matre et propinquas suas nuptum in alias civitates conlocasse.   8favere et cupere Helvetiis propter eam adfinitatem, odisse etiam suo nomine Caesarem et Romanos, quod eorum adventu potentia eius deminuta et Diviciacus frater in antiquum locum gratiae atque honoris sit restitutus.   9siquid accidat Romanis, summam in spem per Helvetios regni obtinendi venire;   imperio populi Romani non modo de regno, sed etiam de ea quam habeat gratia desperare.   10reperiebat etiam in quaerendo Caesar, quod proelium equestre adversum paucis ante diebus esset factum, initium eius fugae factum ab Dumnorige atque eius equitibus ──nam equitatui, quem auxilio Caesari Haedui miserant, Dumnorix praeerat──;   eorum fuga reliquum esse equitatum perterritum. ---- テキスト引用についての注記 形容詞 complures (complūrēs) の男性/女性・複数の対格には、二つの語形がある。 complures (complūrēs) : Klotz や古い校訂版などはこの語形を採っている。 compluris (complūrīs) : 主要写本ω にある語形で、Seel, Hering, Constans はこの語形を採っている。 uxorem (uxor の単数・対格) : Seel だけが uxorum (複数・属格)としているが、どの校訂版にも写本の異同や修正等は記されていないので、誤植の類いと思われる。 conlocasse (2か所) : Constans は後者のみ collocasse と表記しているが不整合。Hering は2か所とも collocasse と表記している。 adfinitatem : affinitatem と表記されるものもある。 siquid : Klotz はこの表記を採るが、他の校訂版では si quid と表記している。 ab : Constans, Hering は a と表記している。 整形テキストについてはガリア戦記/注解編#凡例を参照。XVIII. 《1》Caesar hāc ōrātiōne Liscī Dumnorīgem, Dīviciācī frātrem, dēsignārī sentiēbat, sed quod plūribus praesentibus eās rēs iactārī nōlēbat, celeriter concilium dīmittit, Liscum retinet.   《2》Quaerit ex sōlō ea, quae in conventū dīxerat.   Dīcit līberius atque audācius.   Eadem sēcrētō ab aliīs quaerit;   reperit esse vēra:   《3》ipsum esse Dumnorīgem, summā audāciā, magnā apud plēbem propter līberālitātem grātiā, cupidum rērum novārum.   Complūrēs annōs portōria reliquaque omnia Haeduōrum vectīgālia parvō pretiō redempta habēre, proptereā quod illō licente contrā licērī audeat nēmō.   《4》Hīs rēbus et suam rem familiārem auxisse et facultātēs ad largiendum magnās comparāsse;   《5》magnum numerum equitātūs suō sūmptū semper alere et circum sē habēre;   《6》neque sōlum domī, sed etiam apud fīnitimās cīvitātēs largiter posse, atque hūius potentiae causā mātrem in Biturīgibus hominī illīc nōbilissimō ac potentissimō conlocāsse,   《7》ipsum ex Helvētiīs uxōrem habēre, sorōrem ex mātre et propinquās suās nūptum in aliās cīvitātēs conlocāsse.   《8》Favēre et cupere Helvētiīs propter eam adfīnitātem, ōdisse etiam suō nōmine Caesarem et Rōmānōs, quod eōrum adventū potentia ēius dēminūta et Dīviciācus frāter in antīquum locum grātiae atque honōris sit restitūtus.   《9》Sī quid accidat Rōmānīs, summam in spem per Helvētiōs rēgnī obtinendī venīre;   imperiō populī Rōmānī nōn modo dē rēgnō, sed etiam dē eā quam habeat grātiā dēspērāre.   《10》Reperiēbat etiam in quaerendō Caesar, quod proelium equestre adversum paucīs ante diēbus esset factum, initium ēius fugae factum ab Dumnorīge atque ēius equitibus ──nam equitātuī, quem auxiliō Caesarī Haeduī mīserant, Dumnorīx praeerat──;   eōrum fugā reliquum esse equitātum perterritum. 語釈
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法) (法定退社) 第607条 社員は、前条、第609条第1項、第642条第2項及び第845条の場合のほか、次に掲げる事由によって退社する。 七後見開始の審判を受けたこと。 持分会社は、その社員が前項第五号から第七号までに掲げる事由の全部又は一部によっては退社しない旨を定めることができる。 ---- {{前後 |会社法 |第3編 持分会社 第4章 社員の加入及び退社 第2節 社員の退社 |会社法第606条(任意退社) |会社法第608条(相続及び合併の場合の特則) 607
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この本では、気象予報士試験の解説をします。
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法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法) 第552条 ---- {{前後 |商法 |第2編 商行為 第6章 問屋営業 |商法第551条 |商法第553条 552
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法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法) (根抵当権の極度額の減額請求) 第398条の21 ---- {{前後 |民法 |第2編 物権 第10章 抵当権 第1節 根抵当 |民法第398条の20(根抵当権の元本の確定事由) |民法第398条の22(根抵当権の消滅請求) 398の21
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コンメンタール種苗法 種苗法(最終改正:平成一九年五月一八日法律第四九号)の逐条解説書。
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360px|thumb|使用される14個のラテン文字 トキポナの発音システムは日本語とほぼ同じなのです。 わずか9つの子音「k, s, t, n, p, m, j, l, w」と5つの母音「a, i, u, e, o」しかありません。 ア行を含めて、日本語の五十音に対応します。 子音「j」はローマ字の「y」にあたります。 任意に濁点を付けて、清音を濁音に発音してもかまいません。 「ji, ti, wo, wu」の音節はそれぞれ「i, si, o, u」が使用されます。 これらの音節から構成される単語は全て以下の特徴を持ちます。 トキポナの単語は文頭や段落の頭であっても常に小文字で書き表されます。 大文字は国名や人名など、外来語である固有名詞の頭文字にしか使用されません。 外来語を表記・発音するときはトキポナの発音に合わせます。 また子音が多いときは、音節数を維持するようにして多過ぎる子音を削ります。 すると「Nion」となってア行が語中に現れるため、更に「j」を付け加えています。 トキポナでは、母音数を重視します。付属できない子音はすべて省略しています。 日本語では外来語を取り入れるときは子音に忠実します。 まず子音を全部取り入れて、そこに本来存在しないはずの母音を追加する。 「English」 → 「イングリッシュ = Ingurisshu」 約物は半角のものが使われ、「:」は後に続く文章が前の文章の節ということを表します。 私は思うそれを:トキポナは良い。 → 私はトキポナが良いと思う。 Tokipono/Leciono_1
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法 (異議後の判決に対する不服申立て) 第380条 第327条の規定は、前項の終局判決について準用する。 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第6編少額訴訟に関する特則 |第379条(異議後の審理及び裁判) |第381条(過料) 380
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初めて実行したのはドイツのビスマルクです。1883年に始まった制度で、働く人が怪我や病気をしたときに治療費を国が払う仕組みでした。 鉄血宰相と評されたドイツ帝国の初代宰相オットー・エドヴァルド・レオポルト・フォン・ビスマルク(Otto Eduard Leopold Fürst von Bismarck)は、1883年に疾病保険法 『アメとムチの政策』で、労働災害・疫病などについての社会保障制度を提唱しました。 その後、アメリカ合衆国では1935年に大統領のフランクリン・デラノ・ルーズベルト(Franklin Delano Roosevelt)が世界恐慌解消のために社会保障法(Social Security Act)を制定しました。1936年に老齢年金・失業保険などの社会保障制度が開始されました。 また、1942年にグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国の経済学者ウィリアム・ヘンリー・ベバリッジ(William Henry Beveridge)が『社会保険及び関連事業に関する報告書』(Social Insurance and Allied Services, 1942.)(『ベバリッジ報告』(Beveridge Report))を発表し、社会保険を中心とする3つの柱の組み合わせによって社会保障制度を確立すべきだとしました。なお、『ベバリッジ報告』は、完全雇用の実現が必要だとするケインズの主張を継ぎました。 日本では、1874年に極貧者や疫病者を救済する恤救規則(じっきゅうきそく)という慈善的な事業が始まりました。 第二次世界大戦後、労働党は『ベバリッジ報告』に基づき「ゆりかごから墓場まで(cradle-to-grave security)」という標語を掲げ、社会保障制度を整備しました。
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高等学校数学>高等学校理数数学 本項では高等学校数学の内容をさらに発展させたものを学ぶ。(理数数学は高等学校理数科で扱われている。) 整式Aが整式Bで割り切れるとき、BをAの約数、AをBの倍数という。 2つ以上の整式の共通の約数を、それらの公約数、共通の倍数を公倍数といい、公約数のうち次数の最も高いものを最大公約数といい、公倍数のうち次数の最も低いものを最小公倍数という。 (注意)普通、整式の約数、倍数では単なる数の因数を考えない。 の最大公約数と最小公倍数を求めよ。 よって、最大公約数はx(x-3)、最小公倍数はx^2(x-1)(x-3)(2x+1) 2つの整式が、数の因数以外に共通の因数を持たないとき、これらの整式は互いに素であるという。 (x+1)(x-3)と(x+2)(x+3)は互いに素である。 2つの整式と、その最大公約数、最小公倍数との間の関係について考える。例えば の最大公約数をG、最小公倍数をLとすると である。 このとき、A\ ,\ BをGで割った商をそれぞれA'\ ,\ B'とすると となり、A'\ ,\ B'は互いに素である。 であるから、LG=GA'B'G=(GA')(GB')=ABが成り立つ。 2つの円 の共有点の座標を求めよ。 2つの方程式から、x^2 + y^2を消去して (1)をx^2 + y^2 =25に代入し整理すると ゆえに (1)から x=3のときy=4、x=5のときy=0 よって、求める共有点の座標は 未知の関数の導関数を含む方程式を微分方程式といい、微分方程式を解くことは微分方程式を満たす全ての関数を求めることである。 (例)\frac{dy}{dx}=a 両辺をxについて積分すると、 y=ax+C(Cは任意の定数) これがこの微分方程式の解である。 1点\mathrm{A}(x_1\ ,\ y_1\ ,\ z_1)を通り、ベクトル\vec{n} = (a\ ,\ b\ ,\ c)に垂直な平面\alphaの方程式を考える。 点\mathrm{P}(x\ ,\ y\ ,\ z)が平面\alpha上にあるための必要十分条件は \vec{AP} =0または\vec{AP} \perp \vec{n} すなわち となることである。 ここで、\vec{OA} = \vec{a}\ ,\ \vec{OP} = \vec{p}とおくと となる。これは、平面\alphaのベクトル方程式である。 ベクトルを成分で表すと、\vec{p} - \vec{a}=(x-x_1\ ,\ y-y_1\ ,\ z-z_1)であるから a \left(x-x_1 \right) + b \left(y-y_1 \right) + c \left(z-z_1 \right) =0 上の定理から、平面は\ x\ ,\ y ,\ z\ の1次方程式ax+by+cz+d=0で表されることがわかる。 平面に垂直な直線をその平面の法線といい、平面に垂直なベクトルをその平面の法線ベクトルという。 次の平面の方程式を求めよ。 (i)点\mathrm{A}(1\ ,\ 2\ ,\ 3)を通り、\vec{n} = (4\ ,\ 3\ ,\ -2)を法線ベクトルとする平面 (ii)2点\mathrm{A}(2\ ,\ 1\ ,\ 4)\ ,\ \mathrm{B}(5\ ,\ 3\ ,\ 5)に対して、点\mathrm{A}を通り直線\mathrm{A} \mathrm{B}を法線とする平面 (i) (ii)\vec{AB} = (3\ ,\ 2\ ,\ 1)であるから 特別な平面について考えてみよう。 次の方程式はどのような平面を表しているか。 (i) (ii) (i)与えられた方程式を変形すると よって、点(3\ ,\ 0\ ,\ 0)を通り、ベクトル(2\ ,\ 1\ ,\ 0)に垂直な平面を表す。 (ii)与えられた方程式を変形すると よって、点(0\ ,\ 0\ ,\ -3)を通り、z軸に垂直な平面(xy平面に平行な平面)を表す。 点\mathrm{P}(x_1\ ,\ y_1\ ,\ z_1)と平面\alphaax+by+cz+d=0との距離hを求めよう。 点\mathrm{P}から平面\alphaへ下ろした垂線の足を\mathrm{H}とし、\alpha上に1点\mathrm{A}(x_2\ ,\ y_2\ ,\ z_2)をとる。 また、\alphaの法線ベクトル\vec{n} = (a\ ,\ b\ ,\ c)と\vec{AP}のなす角を\thetaとすると ここで 点\mathrm{A}は\alpha上にあるから よって |} 点(-3\ ,\ 1\ ,\ 2)と平面2x+3y-6z+1=0の距離を求めよ。 =\frac{7}=2 定点\mathrm{A}(x_1\ ,\ y_1\ ,\ z_1)を通り、\vec{0}でないベクトル\vec{d} = (a\ ,\ b\ ,\ c)に平行な直線gの方程式を考える。 点\mathrm{P}(x\ ,\ y\ ,\ z)が直線g上にあるための必要十分条件は、\mathrm{P}に対応して \vec{AP} = t \vec{d} となる実数tが定まることである。 であるから、\vec{p} = \vec{OP}\ ,\ \vec{a} = \vec{OA}とおくと となる。これを、直線gのベクトル方程式という。 このベクトル方程式を成分で表すと であるから \left(x\ ,\ y\ ,\ z \right) = \left(x_1 +at\ ,\ y_1 +bt\ ,\ z_1 +ct \right) よって x = x_1 +at\ ,\ y = y_1 +bt\ ,\ z = z_1 +ct……(1) (1)からtを消去すると、次のことがいえる。 直線gに平行なベクトル\vec{d} = (a\ ,\ b\ ,\ c)を直線gの方向ベクトルという。また、(1)を直線gの媒介変数表示という。 点\mathrm{A} (1\ ,\ -2\ ,\ 3)を通り、ベクトル\vec{d} = (2\ ,\ -2\ ,\ 3)に平行な直線の方程式を求めよ。 整理して 2点\mathrm{A}(x_1\ ,\ y_1\ ,\ z_1)\ ,\ \mathrm{B}(x_2\ ,\ y_2\ ,\ z_2)を通る直線は、ベクトル\vec{AB}=(x_2-x_1\ ,\ y_2-y_1\ ,\ z_2-z_1)に平行であるから、次のことがいえる。 2点\mathrm{A}(1\ ,\ 2\ ,\ 3)\ ,\ \mathrm{B}(2\ ,\ -1\ ,\ 5)を通る直線の方程式を求めよ。 整理して 特殊な直線の方程式について考えてみよう。 で、abc=0であるときについて考える。 例えば、a \ne 0\ ,\ b \ne 0\ ,\ c=0であるとき となる。これはxy平面に平行な直線gを表している。 また、a \ne 0\ ,\ b=c=0であるとき となる。これはx軸に平行な直線gを表している。 次の方程式はどのような直線を表すか。 (i) (ii) (i) 与えられた方程式から、y=2とおくとz=3となる。 したがって、この直線は点\mathrm{A}(2\ ,\ 2\ ,\ 3)を通る。 方向ベクトルは、\vec{d} = (0\ ,\ 1\ ,\ -1)であるから、yz平面に平行である。 よって、この方程式は点\mathrm{A}(2\ ,\ 2\ ,\ 3)を通り、\vec{d} = (0\ ,\ 1\ ,\ -1)に平行な直線(yz平面に平行な直線)を表す。 (ii) この直線は2平面x=-1\ ,\ y=4の交線である。 よって、この方程式は点\mathrm{A}(-1\ ,\ 4\ ,\ 0)を通り、z軸に平行な直線を表す。
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法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法) (指図による占有移転) 第184条 代理人によって占有をする場合において、本人がその代理人に対して以後第三者のためにその物を占有することを命じ、その第三者がこれを承諾したときは、その第三者は、占有権を取得する。 民法上の引渡しの一類型。 現実の引渡の場合と違い、外観上占有形態は変わらないため、公示のための手続が必要となる。 仮処分の執行として執行吏の保管する有体動産に対しなされた指図による占有移転の効力。 有体動産に対する占有権は、仮処分の執行として執行吏がこれを保管することによつて失われるものではないから、その動産の指図による占有移転は、仮処分債権者に対抗できないにとどまりその他のものに対する関係においては有効である。 寄託者が倉庫業者に対して発行した荷渡指図書に基づき倉庫業者が寄託者台帳上の寄託者名義を変更して右寄託の目的物の譲受人が指図による占有移転を受けた場合には、即時取得の適用がある。 ---- {{前後 |民法 |第2編 物権 第2章 占有権 第1節 占有権の取得 |民法第183条(占有改定) |民法第185条(占有の性質の変更) 184
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前)(次) (建築物貸与者の講ずべき措置) 第34条 34
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前)(次) 第59条 (遺族) 遺族の範囲 上位の遺族において支給要件を欠く場合に、下位の者に権利が生ずる。 選択的であり、いずれかが受給権を有する場合、劣後する他方は支給が停止される(厚生年金保険法第66条)。 ※1被保険者等の死亡時に55歳以上であること。 ※2上限年齢あり(概ね18歳)。 ※3死亡時、胎児、将来に向つて(=被保険者等の死亡時まで遡らない)、その子は、被保険者等の死亡当時その者にり生計を維持していた子とみなす。 生計維持関係 法第五十九条第一項 に規定する被保険者又は被保険者であつた者の死亡の当時その者によつて生計を維持していた配偶者、子、父母、孫又は祖父母は、当該被保険者又は被保険者であつた者の死亡の当時その者と生計を同じくしていた者であつて厚生労働大臣の定める金額以上の収入を将来にわたつて有すると認められる者以外のものその他これに準ずる者として厚生労働大臣の定める者とする。 失権 支給停止
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コンメンタール>コンメンタール労働基準法第37条第1項の時間外及び休日の割増賃金に係る率の最低限度を定める政令 労働基準法第37条第1項の時間外及び休日の割増賃金に係る率の最低限度を定める政令(最終改正:平成一二年六月七日政令第三〇九号)の逐条解説書。
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''実用新案法第10条の2'' 実用新案登録出願の審査について規定していた。 なし (実用新案登録出願の審査) 第10条の2 実用新案登録出願の審査は、その実用新案登録出願についての出願審査の請求をまつて行なう。 {{前後 |実用新案法 |''第3章 審査'' |''10条'' |''10条の3''